日本の年の瀬の面白さのひとつは、25日の深夜をさかいに、
それまでクリスマス一辺倒だった街の景色が、
26日の朝、ガラリとお正月迎えの目出度い眺めに変わるところでしょうか。
大きな商店や、立派な門構えの家々の角に
いっせいに登場した門松の緑が鮮やかです。

伝統的な和事の街や家ではすでに始まっている「事始め」も
大半の庶民にとっては、これからの六日間が
本格的な年迎えの準備に追われる毎日。

着物好きさんにとっては、お正月に、または年明け最初に着る着物を
あ~しようかしら、こ~しようかしらと、忙しい合間にも
気持ちの上であれこれ積もって愉しい時期ですね〜♪

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  今年着物デビューしたての
  ビギナーさんも、また、
  お正月からデビューしよう!と
  最初の一歩をワクワクしながら
  待っている人も、
  どうぞ準備万端整えて、
  よいお正月をお迎えください ♪

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by team-osubachi2 | 2012-12-26 13:47 | 着物エッセイ | Comments(0)

帯留めの季節感

私の着物や帯のほとんどは、
着る季節を限定しない縞や格子や幾何学模様のものが多いので、
自分なりに季節感を表現するには、
せいぜい着物や帯の色合いをどうするか考えて着るくらいなのですが、
たとえばそこにひとつ、帯留めが加わるだけで、
ああ、今はもう紅葉もおしまいだなあ〜、とか
いつのまにか冬至が近いんだな〜、とか
クリスマスがやってくるんだな〜、などと、自分のキモチがもう一段、
季節の彩りや歳時にグッと近づく感じがするから不思議です。

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ちいさな季節のものを和の装いにもってくるのは
もちろん帯留めに限らず、半襟や帯揚げであったり、
または長襦袢の柄や、帯につける提げもののお飾りだったりするワケですが、
ことさら会うひとに「見て見て♪」と言って見てもらうのよりも、
黙っていても「あ!それはなあに?」と、
会うひとの方から気づいてもらう時のほうが断然嬉しかったりします。

でも、本当は、誰かに気づいてもらわなくても、
そんなちいさな季節のものは、他の誰のものでもない
自分だけの悦び、“お楽しみ”なのでした。

上は、'99年の『きものサロン』でのお仕事から
by team-osubachi2 | 2012-11-29 07:41 | 着物エッセイ | Comments(6)

お気に入りの針箱

着物を着るようになって、かれこれもう20年以上になりますが、
それまでとれたボタンをつける程度にしか針と糸を持たなかった私も
これだけはなんとしてもやらなければいけないと知った半襟のつけ替え。

着物は着て嬉しい楽しい♬
けれども、次も、その次も気持ちよく着物を着るためには
それなりに手をかけないといけないと知った事柄のひとつが
やっぱりこの半襟のつけ替えなのでした。

面倒くさいと思う作業を、どうすれば少しでも楽しいコトに出来るか。
そこで思いついたのが、気に入った針箱を持つということでした。

下は、もう何年前のものかわからなくなりましたが、
むかしいただいた『きものサロン』さんのお仕事から。

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千代紙を張ったこの段違い箱を針箱にした効果でしょうか、
その後、自分で襦袢袖や裾除けを手縫いしたり、
綿ちりめんの反物から割烹着を縫ってみたり、ちいさな袋物も作ってみたり、と
すっかり針と糸に馴染む暮らしになっていきました。
長い間ちょいちょい出しては使うということが続いたせいで
去年だったか、とうとうお釈迦になりました。

今はお菓子の空き箱に仮入れしているお針の道具。
そろそろ新しい針箱が欲しいところです。
by team-osubachi2 | 2012-10-30 08:24 | 着物エッセイ | Comments(6)

着物姿ウォッチング

十月も半ばにさしかかり、
ようやく袷の着物が着られる気候になりました。
これからの季節は、街中でも
いろいろな着物姿を見かけられる時期ですね。
'99年の「きものサロン」秋号では、こんな記事を描いていました。

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着物初心者のころは、パソコンが今のように普及する前の時代でしたから
雑誌や書物などの情報だけでは物足りなくて、
それこそ、どういう着物にどんな帯をあわせたらいいのか
街中で着物を着た人を見かけると、
いつも目で追いかけていました。(って、今もですが・・・)

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ネットや雑誌などでいろんな人たちの着物姿を見るのも面白いのですが、
踊りやダンスと同じで、布の生きている様子というのか、
ドレープ感の美しさはやはりカラダの動きがついてこそ感じられます。
着物は、色や模様をただ平面で見るだけでなく、
着て動く立体的なライヴ感もおおきな魅力のひとつだと思っています。

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by team-osubachi2 | 2012-10-14 00:23 | 着物エッセイ | Comments(6)

日傘と白い肌

日焼け性である。
その気になれば、春から浴びる紫外線によって、
夏本番を迎えるころには、かなり黒く焼ける自信がある(?)。

郷里の富山にいる、私とそう年齢のかわらない従姉妹たちは、
姉妹二人して、お母さん譲りの雪のような白い肌をしていて、
またその肌にふさわしく、彼女らの名前には
百合だとか雪という漢字がついていたりするのだった。

お日さまを浴びても、ほんのり赤くなるだけで、
すぐにもとの白さに戻ってしまうその肌が子供心にも不思議で、
そして羨ましかったのだろう。
小学生だったある夏、私は自分の黒く焼けた手足と
従姉妹たちの透けるような白い肌とを見比べて、母親に訊いたそうである。
「石けんでゴシゴシ洗ったら、雪*ちゃんみたいに白くなる?」

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暑い夏の日に、涼やかな白い顔をしたひとが髪を結い、
薄ものを着て、少しだけうつむき加減に
日傘をさして歩く姿にどれだけ憧れただろう。
・・・絵の見過ぎである。
実際そんな麗しいひとを拝見することはあまりなく、
日傘をさしても、快活に動き回る女性を見かけることの方が多い。

白い肌も、風情ある着姿も、いい加減「ないものねだり」はやめて、
ちょっとくらい日焼けしてもいいから、
愉しく健やかに夏を乗り切ることの方が大切になってきた。
でも、真っ黒いのはさすがに自分でも哀しいので、
出かけるときは、せいぜい帽子や日傘を忘れないよう心がけよう。
by team-osubachi2 | 2012-06-15 00:08 | 着物エッセイ | Comments(4)

かれこれもう20数年前、イラストレーターとして独立すると同時に
着物の世界にどっぷりとハマり、それが昂じて
「いつか着物関係のお仕事(あくまでイラスト仕事として)が
出来るようになるといいな〜♬」と、そんなことをずっと思っていた。

「思う」というのは、目には見えないけれど
それもひとつのエネルギーなのだろう。
自分の心の奥でず〜っと思っているコトというのは、
どうしてだか、それを実現させる機会が不思議とやってきたりするものだ。
(もちろんやってこないコトもあるけど・・・)

いつだったか、ひょんなご縁で、世界文化社さんの
『きものサロン』(現『きものSalon』) 編集部へ売り込みの営業に行き、
当時の編集長TさんとライターのYさんが作品を見てくださって、
すぐに読者ページでのモノクロームのカットイラストと、
1ページの上段半分にスペースをいただくようになった。
そうしてはじまったお仕事が、下のイラストエッセイ(のようなもの)だった。
メモを見ると 「'98年秋」とある。
(あの当時は、夏以外の年3回発刊の季刊誌だった)

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今の住まいに越してきて、環境が変わったのを機に
(てゆーか、それまでスキャナーとプリンターなんて持ってなかったし〜)
ホームページがわりに、とブログをはじめて2年ちょっとになるが、
いつの間にかたくさんの方々が見にきてくださるようになった。

思いがけず、ときおり懐かしい方々から連絡をいただいたり、
嬉しいコメントなどもちょうだいしたりする。
つい先だっても、嬉しいコメントをちょうだいした。
『きものサロン』の愛読者さんで、私がいただいたお仕事を
初期の頃から見てくださっていたとのことだった。

そんなコメントを読んでいたら、急にあのときの仕事を見返してみたくなり、
昔の仕事ファイルから切って取っておいた
『きものサロン』のページの束を出してきて、あれこれ見てみた。
あ〜!そうそう、こんなコトも描いてたんだっけか〜!!
う〜ん、なつかしいなあ〜・・・と眺めているうちに、
ふと、私にとってはもう古い過去のお仕事だけれど、
着物好きの方々になら、あらためて
見ていただけるところもあるかもしれない、と思った。

というワケで、あたらしくカテゴリを設けて、
これらを少しずつアップしていこうと思っている。
by team-osubachi2 | 2012-06-12 00:18 | 着物エッセイ | Comments(10)

自分の着物デビューが秋だったせいもあって、
秋は着物を着始めるにはとてもいい季節だと思います。
今年もまた、浴衣から本格的に袷の着物に目覚めるような
そんな「着物好き」さんが増えるといいな〜。

これも昨年のものですが、農文協さんの「うかたま」でいただいたお仕事から。

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by team-osubachi2 | 2010-09-22 00:28 | 着物エッセイ | Comments(4)

うかたま ('09年夏号より)

朝晩はまだ肌寒いような日もあるものの、
お天気がよければ、いきなり真夏日にもなったりするこのごろ。
呉服屋さんやデパートの店頭では、
浴衣や薄物などの夏ものが並びはじめました。

こちらも去年いただいた「うかたま」さんのお仕事から。

*画面をクリックしていただきますとウィンドウで大きくご覧いただけます。
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農山漁村文化協会「うかたま」
http://ukatama.net/home.html

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by team-osubachi2 | 2010-05-13 09:19 | 着物エッセイ | Comments(0)

うかたま ('09年春号より)

これも去年のお仕事から。
農山漁村文化協会さんの「うかたま」で
着物コーナーのページで描かせていただきました。
着物や和物などのお仕事は、もともと好きな分野なので
楽しみながら描かせていただいてます。
ちょうど春なので、まずは春の号から。

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農山漁村文化協会「うかたま」
http://ukatama.net/home.html

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by team-osubachi2 | 2010-04-10 00:36 | 着物エッセイ | Comments(0)