カテゴリ:仕事をする( 87 )

注:これはもともと2011年の記事ですが、
文中の年数を一部修正して再度掲載させていただきます。

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今日から7月だ。
はやいもので、元文化庁長官で臨床心理士でいらした
河合隼雄さんが亡くなられてから5年になる。

2005年の秋のこと、雑誌『家庭画報』のベテラン編集者Sさんからの電話で
「河合隼雄先生がお書きになる物語の挿し絵をお願いしたい」と
突然の依頼を受けた。

その当時、私の河合隼雄さんに対する認識はずいぶん乏しいもので、
心のカウンセリングをすることや多数の著作があること、
雑誌や新聞で、インタビューや小文を
少し読んだことがあるだけというものでしかなかった。
文化庁長官であるということも、なんとなく知っていたのだが、
そういうお人が、自分の少年時代のエピソードをもとにした物語を
雑誌で連載するという。
タイトルはたしかすでに決まっていたように思う。
「題名は『泣き虫ハァちゃん』です」と・・・。


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グラビア雑誌のカラー挿し絵、しかも連載などという仕事は
私には初めてのコトで、話を聞いて思わず緊張したものの、
ここはありがたくお受けした。
自分にそんな力量があるのか自信はなかったが、腹をくくることにした。
あとはただ、誠実に、まじめに、
いまの自分に出来ることを精一杯やるしかない。

最初の原稿を読み、担当のSさんと話し合いながら作業を進めた。
扉絵の「ハァちゃん」の泣き顔はそれまで何度描き直しただろう?
自分の中で登場人物が自由に動きだすには、
それなりに材料と時間が要るということを、このときに学んだように思う。
私の中の「ハァちゃん」はなかなかすぐには動いてくれなかった。

緊張が続いたままで、翌年年明けの2月号からいよいよ連載がはじまり、
第一回の挿し絵を見た河合さんは
どうやら私の絵を気に入ってくださったようで、
「岡田さんにぜひ一度、丹波の郷里を見てもらいたい」と言われ、
思いがけず、連載が始まった後になって取材する機会が巡ってきた。

趣味でフルートを吹く河合さんが、郷里の有志のクラシックコンサートの会で
演奏するために帰郷されるというので、
それにあわせて担当のSさんと共に丹波篠山に向かったのだった。

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いま思い出すと、ジョークを飛ばしながらニコニコとステージに登場し、
嬉しそうに演奏される河合隼雄さんの姿はほんとうに無邪気で、
音楽に身を置くしあわせを体いっぱいに表していたように思う。
当時の自分がもう少し賢明であったなら、
きっとその音色に、「ハァちゃん」の心そのままの人間・河合隼雄なるものを
おこがましくなく、ほんのちょっぴりでも感じ取れたかもしれないのに
・・・と思うと、当時の自分の不明さがとても残念に思われる。

コンサートの打ち上げが、河合家の長兄がいらっしゃる河合本家であったので
その席に呼んでいただき、そこで河合隼雄さんとはじめてお会いした。
それより以前、担当のSさんが「政治家を相手にわたりあうだけあって
柔和そうな顔でも、目つきはすごく鋭くて恐いときがありますよ」
と言うのを聞いていたから、どんな人だろう?とすごく緊張したのだが、
和気あいあいとした席に、やや遅れて現れた河合さんは
マスコミで見る通りの柔和で、ほがらかで、とても紳士的なお人だった。

ご兄弟やお嫁さん方、そして朋友のみなさんとのおしゃべりで、
河合さんの高速回転の頭脳から発せられる無数のジョークや
ウィットにとんだ会話で、こちらの緊張もどこへやら、
ただただ笑って目元のシワがおおいに増えたご対面になったのだった。

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河合隼雄さんは、戦前当時の地方にあっては、
めずらしくリベラルで、独特な信念を持ったご両親のもと、
男ばかりの6人兄弟でのびのびと育ったそうだ。
そんな家庭の中で、オルガンを弾くお母さんのおかげか、音楽は常に身近にあり、
兄弟それぞれが楽器をたしなみ、またカルテットを組み
友人の披露宴で演奏した写真なども見せていただいたりした。
そういえば、コンサート打ち上げの席でも、河合さんはみなさんと一緒に
いくつもの曲を歌っていらしたのが印象的だった。

翌日は、河合さんと一緒に、
すぐ上のお兄さんの「ミト」こと迪雄(みちお)さんのお宅にお邪魔して、
お二人からじかにいろいろとお話をうかがったのだが、
さまざまな思い出話を聞いているうちに、なんだか不思議な感覚におちいった。
何十年も前の出来事だというのに、その思い出の情景がとても新鮮なまま
こちら側にフワ〜ッと風のように伝わってきたのだ。
お二人はそのとき、過去の時間枠からはみだして
今を生きる「ミト兄ちゃん」と「ハァちゃん」そのものだったのだろう。

それから間もなく、河合さんは次の予定のために早く退座され、
その後、Sさんと私は「ミト兄ちゃん」の案内で、
河合兄弟が遊んでまわった一帯を何カ所か案内していただいたのだが、
この丹波篠山での取材が、後の挿し絵に
非常に大きな恵みをもたらしてくれたように思う。

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連載がはじまったとき、実は編集部の挿し絵方針は、
「モチーフはなるべく物や風景寄りにして
(イメージを限定してしまわないよう)人物は描かない」というものだった。
ところが丹波篠山から帰ったSさんと私は話し合って
物語に添うシーンで人物を描こうという方向に転向することにした。
編集部サイドにとっても、「ハァちゃん」を登場させずに
この先話を進めるわけにはいかなくなったのだ。

取材から帰って、私の中でも「ハァちゃん」はすでに動きだしていたと思う。
河合さんからの原稿がまわってきて目を通すごとに、
物語のシーンが勝手に(まるで映画のように)浮かんできた。
あとは、下手は下手なりに、
自分の持てる力を精一杯活かして絵にするだけだった。

それ以降、挿し絵の下図(ラフ)に修正などが生じたとき、
河合隼雄さんは、私にじかにお電話やファクスで
あたたかい励ましや得意のジョークとともに直しの指示をくださった。
本来のお仕事の他、文化庁長官として分刻みにお忙しい中で、だ。
ありがたかった。

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当初、物語は12回で終わる予定が、連載がはじまるや
なかなかの好評を得て、18回まで延長されることになった。
2006年の初夏を迎えるころ、正月号の特集取材のため、
ひと月ほど担当のSさんが海外出張に行くことになり、
河合さんはその間の3ヶ月分ほど(第12回まで)を先行させて
ずいぶん早く原稿を書き上げられたのだった。

そうこうするうちに、高松塚古墳壁画のカビによる劣化を
文化庁が隠ぺいしたという問題でマスコミが騒ぎ出し、
河合さんは文化庁長官として謝罪会見をされてまもなく脳梗塞で倒れられた。

「ハァちゃん」の連載は、その後も事前に書き貯めてあった分を掲載し続け
偶然ではあるが、当初の予定の全12回で終了した。
そして、倒れられてから一年近くもの間、河合さんの意識は戻らず、
昏々と眠られたまま2007年の7月19日に亡くなられた。
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生前に親しくしてお見舞いに行かれた方のお話によると
病床の河合さんは坊主頭で「まるでお上人様のようでした」ということだった。

私が丹波篠山でお会いしたとき、河合さんはお兄さんにむかって
「引退したらアッシジに行きたいんや。アッシジで明恵(について)を書きたい。
思う存分書きたい!それが夢や」と語っておられた。
「明恵」と「夢」は河合さんの生涯のテーマだったのだろう。

病床で意識不明の間、河合さんは
何人もの知人・友人の方々の夢の中に現れたそうだ。
私勝手に想像するに、河合さんは著書『明恵 夢を生きる』の夢の世界を
一年もの時間をかけて自ら経験しておられたのではないだろうか。
きっと憧れの明恵上人ともご対面したに違いない。
そしてとうとう肉体をおしまいにして、向こう側へと逝ってしまわれた。

それから数ヶ月後、新潮社から『泣き虫ハァちゃん』が刊行された。
結局、物語は未完に終わったのだが、もしあのまま続いていれば
「ハァちゃん」はたしか中学に行くあたりで終わるはずだった。
けれども、ひょっとしたらこの物語の先は
これを読んだ大人や子供の心に委ねられているのかもしれない・・・と
そんなコトを思わせるような終わり方をしている。

『泣き虫ハァちゃん』は、ありがたいことに、
このしがない挿し絵職人にとって、
生まれて初めてカタチに残るお仕事になった。
単行本の刊行から3年ほどがたち、
一昨年、文庫版としてもあらためて刊行されたのだが、
どちらも私の挿し絵のすべてを本文に添えていただいた。
いま見返してみると、自分の力不足が見えて反省も相当にあるのだが、
当時の私には、これ以上のものは描けなかったと、正直にそう思う。
しめくくりの挿し絵は、河合さんの新盆にと
私個人から「ハァちゃん」にあてて描いたものだ。

この本にかかわったすべての方に感謝したい。


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*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

新潮社/泣き虫ハァちゃん
http://www.shinchosha.co.jp/book/125229/

Amazon.co.jp/泣き虫ハァちゃん
http://www.amazon.co.jp/泣き虫ハァちゃん-新潮文庫-河合-隼雄/dp/4101252297/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1275354889&sr=8-2
by team-osubachi2 | 2012-07-01 00:16 | 仕事をする | Comments(18)

初夏の彩り

我が家の「草むら園」こと
ベランダで育てている“野の草” たちも
初夏らしい彩りになってきました。

昨年移植したツユクサは意外と苦戦しました。
雑草といえども、そうそう人間のいいなりにはなってくれません。
さて、今年はどうでしょうか・・・。
いずれ、野に生えているツユクサ草の仲間も
うちの草むら園にも欲しいな~と思っています。


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自分の手に余る園芸種のお花は、ひと様の庭先を眺めて楽しみます。
今、ご近所の庭先では、見事なクレマチスが
にぎにぎしく花を咲かせています。
生け垣などになっているお茶の木もさかんに新芽を伸ばしています。
じきに新茶の季節ですね。

上のイラストは、以前いただいたお仕事から。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます
by team-osubachi2 | 2012-05-14 00:08 | 仕事をする | Comments(0)

スーパーやコンビニなどで、ワンコインで気軽に買える
サッポロの酸化防止剤無添加シリーズワイン。
その中の「アロマ ブラン」と「アロマ ルージュ」の
ラベルのイラストを担当させていただいておりますが
この春、数年ぶりにイラストがリニューアルされました。

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かる〜い飲み口のお手軽なテーブルワインです ♬
(もしも残っちゃったらお料理にもどうぞ)
お近くのスーパーやコンビニでお求めになれます。

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このたびのお仕事、どうもありがとうございました。

サッポロビール株式会社/サッポロの酸化防止剤無添加シリーズ
http://www.sapporobeer.jp/wine/mutenka/
by team-osubachi2 | 2012-04-26 13:27 | 仕事をする | Comments(0)

紀ノ国屋のフルーツ缶

スーパー紀ノ国屋にはオリジナルのフルーツ缶詰があります。
田村みかん、清水白桃、ラフランスの3缶は
いずれも材料を厳選して紀ノ国屋がこだわってつくっている
高級な缶詰です。

その缶詰のラベルのイラストを担当させていただいております。
(他、ジュース缶やトマト缶なども同様に手がけております)

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ちょっとしたお礼やお使いもの、
体調を崩された方へのお見舞いなどに差し上げると
喜んでいただくことが多いです。
これからのサマーシーズン、我が家では、
冷蔵庫で冷やして、ヨーグルトを添えて食べています。

美味しいもののお仕事、どうもありがとうございました。

*この商品は、紀ノ国屋 e-shop の缶詰コーナーからも
お買い求めになれます。

KINOKUNIYA e-shop
http://www.super-kinokuniya.jp/
by team-osubachi2 | 2012-04-18 16:09 | 仕事をする | Comments(8)

五月近づく

桜も花びらを落とし、心軽やかに浮かれた
桜花のシーズンももうおしまいになりました。

すでに季節は五月に向かっていて、
二三日前からツバメが元気よく鳴きながら
丘の上の空でも風をきる姿が見られるようになり、
そして、まだ幼く若々しい葉の芽吹きも
そこここの木々に見られるようになりました。

人びとの心も、もはや過ぎ去った花よりも、
新しい季節へと動いているようです。

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上は以前いただいた料理雑誌の目次のお仕事から。

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます
by team-osubachi2 | 2012-04-16 00:17 | 仕事をする | Comments(4)

長命寺の桜もち

歌舞伎の演目のひとつに『隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)』
というのがありますが、「法界坊」という言い方の方がおなじみでしょうか。
(私の贔屓は、いまの中村屋さんのではなく、
ひと昔前の播磨屋さんの法界坊ですが・・・)
でもって「法界坊」の芝居を観ると、きっと誰もが
ついつい口に涎してしまうのが、向島は長命寺の桜もち。

こちらの桜もちは、もっちりと白く薄く焼いてある皮が
ことに美味しくて、香りゆたかな桜葉の塩加減に餡の甘みも加わって、
口に入れて噛んだときの味わいがもう絶妙です。

もう何年も前になりますが、あるクッキング雑誌で
こんなお仕事をいただいたことがありました。
(お店と商品情報は当時の古いものです)



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♬ 甚三さんにもらった長命寺の桜もち
これさえあればァ〜、しめ〜こ〜のう〜さうさ〜♪

またいつかこんなお仕事が来ないかな〜♬
などと“うまい話” が降ってこないものかと願っております。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます
by team-osubachi2 | 2012-04-09 12:00 | 仕事をする | Comments(6)

桜の季節

お天気はいいものの、やっぱり花冷えに見舞われた週末。
おかげでこの丘の上周辺の桜はまだ八分咲き。
ベランダから遠くみはるかす丘々や住宅街にも
ところどころごく淡いピンク色の霞がかかって、
のどかな春の景色になっています。

かれこれもう10年ほど前になりますが
あるデザイナーさんからの依頼で、某会報誌(季刊)の表紙のお仕事を
2〜3年ほどやらせていただいたことがありました。


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そのデザイナーさんはなかなかに面白い人で、
デザインワークのかたわら、
当時取得した二級建築士と、日本茶インストラクターという
二つの資格と技術を活かして
神楽坂で隠れ家のような茶店を経営しています。

デザイナーさんのお名前は「日本茶 茜や」の柳本あかねさんといいます。
きっと今日も、神楽坂の居心地のよい空間で
愛着の久留米絣に袖を通してお仕事に励んでおられることでしょう。
その節は、本当に楽しいお仕事をありがとうございました〜♬

日本茶 茜や
http://www.akane-ya.net/muscat2/


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます
by team-osubachi2 | 2012-04-08 23:31 | 仕事をする | Comments(2)

サッポロワインのラベル

サッポロワイン酸化防止剤無添加シリーズ、
「B」アロマブランと「R」アロマルージュの
ラベルイラストを担当させていただいております。

何年か前のお仕事でしたが、自分が今の住まいに転居して以降、
いまごろになってスーパーやコンビニなどの棚に
この商品があることに気がつき、一本ずつ買ってみました。

酸化防止剤無添加ワイン、お手頃価格で発売中です!!

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サッポロワイン/酸化防止剤無添加シリーズ
http://www.sapporobeer.jp/wine/mutenka/

*画像(イラストレーション部分)の無断転載をかたく禁じます
by team-osubachi2 | 2012-02-27 08:06 | 仕事をする | Comments(4)

年齢を重ねるほどに感じるようになったことのひとつが
人と人との出会いが、いかに魅力的で
意味深いものであるか、ということでしょうか。

すばらしく大きなインパクトを伴った出会いもあれば、
日常の中に溶け込んで、さりげなく
けれども深い意味を伴った出会いもあります。

このたび新潮社さんからブックカバーのお仕事をいただきました。
この本の、浅草の観音裏を舞台に繰り広げられる
人びとの出会いやつながり方もまた
私たちの日常にたくさんあることのひとつであると思います。

三田 完著『モーニングサービス』
新潮社より本日発売です。


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今回、私自身にとりましても、
以前から身近なものであった浅草という土地と、
この本の著者である三田 完さんと、この装幀担当のKさんと、
そして私の絵と三田さんとの縁結びをしてくださったK氏や、
私の友だちのSさんとが、実に不思議なご縁で
あっちこっちつながった面白いお仕事となりました。

ブックカバー以外に、各章扉にちいさなカットも
楽しく描かせていただきました。
書店店頭などで、もしもお目にとまるようなことがありましたら
お手にとって見ていただけると嬉しく思います。

このたびのお仕事、
本当にどうもありがとうございました。
人とのご縁に深くふか〜く感謝。

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます

三田 完著『モーニングサービス』/新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/book/331831/
by team-osubachi2 | 2012-01-20 07:43 | 仕事をする | Comments(14)

島津家と毛利家のお雑煮

押し入れの仕事棚を整理していて、
こんなお仕事もあったなあ〜と懐かしく引っ張り出してみました。

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イラストレーターは、雑誌のお仕事でもなかなか現地取材をする機会がなく、
もっぱら資料写真などを参考に絵を描き起こすことが多いのですが、
数年前のこの企画のときは、担当の編集者さんと、
武家の旧家などへもよく取材をされているベテランのライターさんと3人で
鹿児島と山口へそれぞれ日帰りで取材に同行させていただいたのでありました。

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もちろんお殿様へのインタビューは別の機会にライターさんがしておいて、
この取材はもっぱら昔のお殿様の召し上がりものを
女中らの日記から探ったりしました。
学芸員の方達から見せていただいた資料の中に
江戸の初期、島津家が徳川家から拝領した鶴をお披露目した膳の記録
(寛文十一年亥正月十九日)などはことに面白かったです。

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ウワサには聞いてましたが、本当に鶴を食していたのだなあ〜、
でもやっぱり霊鳥だから、庶民が手を出すものではなく
こういう公方さまと大大名家でのみ
やりとりされた生きものだったのだなあ〜と興味深く資料を拝見しました。

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毛利家の旧お屋敷へ行くのもはじめてなら
鹿児島の桜島も、それを見下ろす島津家の旧お屋敷もはじめて。
それぞれ日帰りの強行取材は大変でしたけど、たまにはこういうのもいいなあ〜と、
歴史好きには嬉し楽しい美味しいお仕事でした。
by team-osubachi2 | 2012-01-14 23:41 | 仕事をする | Comments(14)