悪気のない八っつあんみたいなあわてん坊や、阿呆ダラの与太郎なんかが、
賢い先達のやった通りの、または言った通りのマネを、
それこそ「きいた風な口」でもって、
自分のとこでも演っちゃうという類いの話が好きだったりする。
先週、深川で久しぶりに「道灌」をたのしく聴いた。
「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだになきぞ哀しき」
聴きながら、ふと、ご隠居のところに掛けてあった
その「道灌」はどんなお軸だったのかな〜?と思ったら
急に絵が浮かんで、描きたくなったので描いてみた。


どうも私はクソまじめな絵しか描けないのでつまらないが、
もともと真面目な言い伝えから、いったいどこをどうすれば
あんな馬鹿ばかしい面白い噺が生まれるのだろう?
もしも近くに八っつあんみたいな人間がいたりして、
(まあ、多少はた迷惑なときもあるかもだけど)
ドタバタする人間模様を、ユーモアという眼鏡を通して見てみれば
そこから笑いの世界は大きく広がるのである。
・・・って、ホントかな?
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