カテゴリ:人を描く( 35 )

喫茶店内の古さや内装や値段、清潔感とか
そういったものに関係なく、店員の対応が素早いお店では、
ときどき空いたカップやお皿が
早々と片付けられてしまうことがある。

たしかにテーブルの上はスッキリとキレイになるけれど、
度がすぎると、なんだかせき立てられているようで
ゆっくり過ごしたいキモチを削がれてしまうコトもたまにあったりする。


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私は、個人的には、すでに自分の席でゆったりしていて、
ふと人が動く気配がして、隣や向こうの席のお客が立ち去った直後の
テーブルのあたりを見るのが好きだったりする。
そこにいたのは、若い男女だったり、
仕立てのいいスーツを着たおじさん二人だったり、
にぎやかなおばさんグループだったり、外国人だったり・・・。

お客が席を立った直後は、まだお皿が残っているほうが、
そこで時間を過ごした人たちの
そこはかとない余韻のようなものが感じられて好きだ。


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でも、こちらも勝手なもので、込み合っているお店などで
先のお客のカップやお皿がまだ残ったままのテーブルに
いそいそと案内されるのはイヤなんである。

そんな自分をはじめ、お客って勝手でわがままだな〜と思う。
なにも喫茶店ばかりじゃないけれど、
お店をやっていくのって、やっぱり大変なコトだ。


*イラストタイトル(上より)/(C)Tomoko Okada
「お茶のあと Ⅲ」
「お茶のあと Ⅰ」
by team-osubachi2 | 2010-10-20 08:17 | 人を描く | Comments(0)

「カフェ」と言うよりは「喫茶店」という方が似合うお店が
街によっては、まだところどころに残っていたりする。

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個展にいらした方で
「私もいつか、歳をとったらこんな風になりたいわ」と
読書する婦人の絵を見て言ってくださった人がいた。


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昭和のある時期に登場して、連綿と日々の営業を続けているお店などで
ときおり “ 大人 ” の人たちが一杯の珈琲や紅茶で
くつろぐ風景を目にしたりする。
自分も歳をとったときに、出歩く先々で
行きつけの喫茶店なんかを見つけられるといいな〜と思う。

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雑誌などにたびたび登場するワケでもないし、
パッと見、ことさらな主張はしていなさそうでも、ゆきとどいた喫茶店には
それぞれ頑固に我流を守っているマスターやオーナーがいたりする。
それでも、お客さんの流れは止められず
いつしかひっそりとお店を閉じてゆくようだ。
常盤新平さんの『東京の小さな喫茶店・再訪』を読むと
そんなお店がいくつも登場する。
読後、ほろ苦い思いが香るように漂う本である。


*イラストタイトル(上より)/(C) Tomoko Okada
「読書」
「同級生」
「しずかな午後」
by team-osubachi2 | 2010-10-17 14:20 | 人を描く | Comments(2)

この10年ほど、いつの間にか街角からは
昭和風の喫茶店がずいぶんと減って、その代わり
若い人たちが新たなカフェ文化なるものを築いている。
どこか古くて懐かしさも漂うのに新しい平成風・・・とでもいおうか。


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一時は雨後の筍のように(?)ボコボコと
新しいお店が出来たようだけれど、それも時間とともに自然と整理され、
それなりに室内装飾と雰囲気と味とにこだわって
さりげなく踏ん張っているお店が生き残っているように思う。


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新しいお店を出すというのも、ひと苦労だと思うけれど、
その時はまだ夢も希望も、そして勢いもあって上り調子だ。
けれども、どんなお店もみんな始めるのはまだ簡単で、
続けることの方が実はとても難しい。
(どんなことにも共通して言えることだけれど・・・)
ひとたびお店をオープンさせれば、
その時点からさまざまな苦労が現実のものとしてやってくる。


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それでも、若い人たちなりのしなやかさでその苦労を受けとめて
辛抱と努力と工夫を重ね、そしてそのお店ならではの一杯を気に入って
足を運んでくれるお客さんたちによって、お店は続いてゆくのだろうと思う。
まだまだ不況が続いているけれど、居心地のいいカフェに入ったりすると
これからも、めげずにお店を続けていって欲しいな〜、と
フリの客ながら応援したいキモチになったりする。

*イラストタイトル(上より)/(C) Tomoko Okada
「アルバイト」
「カフェ・オ・レ タイム」
「島のカフェ」
by team-osubachi2 | 2010-10-15 00:25 | 人を描く | Comments(2)

夜はゆったりとジャズを

ちゃんとした音楽プレーヤーを持っていない私は、
愛用のMacBookで音楽を聴く。
夜も更けてくると、ゆったりとしたジャズをかけることが多い。
小さなスピーカーから聞こえてくる音は、
自分の中では学生時代に深夜ラジオを聴いていたときの気分に似ていて、
ちょっとばかりなつかしいキモチになる。
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*すべての画像、イラストレーション、文章の無断使用及び複製・転載を禁じます
by team-osubachi2 | 2010-04-25 01:26 | 人を描く | Comments(0)

旅先で見かけた女たち

前回の個展から。
海のむこうの旅先でのスケッチをもとに描いた女たちの絵。
いずれまた、どこかへ旅に出たいものです。

イエメンの農婦たち
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ポルトガルの女乞食
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*すべての画像、イラストレーション、文章の無断使用及び複製・転載を禁じます。
by team-osubachi2 | 2010-04-06 11:02 | 人を描く | Comments(0)