カテゴリ:生きものの世界( 94 )

冬のサルスベリ

ここ何年か前からの流れだろうけれど、
このごろは都心も緑は植えられ方が違ってきたようなところがある。
ある時期までは、新しいビルが建てられたさい、
道路との境にただ点々と木々が植えられていたように思う(見えた)けれど、
時代だろうか、近年は新しく建つビルなどの敷地内には
ビオトープとまではいかないまでも、とある一角に
流れる水や木々など少々配置を工夫して植えてあるところが増えたような気がする。
そのせいか、わずかなスペースでも考えて植えられた緑地には
カラスではない野生の小鳥が行き交う姿が見られる。

先日、そんなわずかな緑地を歩いていて、ひょいと拾った枯れ枝。
傍にあった樹をみて判別できた。・・・あ、サルスベリね。

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へえ〜、サルスベリってこんな種をつけるんだね。
きれい・・・これだけでカタチになってる。

木彫りの一輪挿しにさして飾っておこう。
枯れ枝も棚のにぎわい・・・♪

by team-osubachi2 | 2016-12-16 08:57 | 生きものの世界 | Comments(2)

ケヤキの植え替え

もう記憶があいまいになってるのだけど、四、五年ほど前のこと。
川べりから採取しておいたアサガオの種を蒔いた鉢から
待てど暮らせどアサガオの芽吹きは見られず、
代わって突然芽吹きだした謎の芽。

可憐な双葉はでもどこかガッシリとたくましく
のちに茂りはじめた葉っぱを見てようやくケヤキの木と判明。
へえ〜〜〜〜、ケヤキってこんな風に芽吹くのかあ・・・。
近くの公園から採取したアカマンマの土にでも種が入り込んでいたのかもネ。

でも、まてよ?!あんな巨樹をいったいどうやって育てたらいいんだ?

大樹とまではいかずとも、せめて腰の低い賢いコ(?)に育てるべく
自分に扱えるギリギリと思った高さで成長点を切って大きめの鉢に植え替え、
テキトーに剪定もしながら数年かけて様子をみていたけれど、
去年から新芽のところになにやらアブラムシの仲間が
(だからアリがさかんに枝先まで登ってくるんだ)
たかるようになってしまったみたい。おかしいな・・・。

何の気なしにケヤキの足元に植えたリュウノヒゲも繁殖し、
栄養が足りなくて弱ってるんだなあということにやっと気がつき、
昨日ベランダの掃除がてら、友だちがくれた大きな鉢に単独で植え替えてあげた。
すっかり遅くなっちゃってごめんね〜!


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しかしうっかり一緒に植えてしまったリュウノヒゲの根っこの繁茂ぶりには参った!
おかげでケヤキの根っこの奥までほじくりだしたので、
ケヤキの根もだいぶキズついたかも・・・。
(リュウノヒゲはリュウノヒゲで、ひと鉢用意して植え替えてあげたけど)

草木などの植物の生態には興味があっても、園芸には無頓着な人間なので
土の配合もアバウトだから、はたしてちゃんと根がはってくれるかはわかんない。
あとはこのコの生命力を信じて、水やりしながら見守るしかない。

丘の上の暮らしも七年がすぎた。
うちのベランダにはどんな植物がいいのか、私が面倒をみられる範疇はどこまでか、
あれこれ採取したり、人に分けていただいたりして様子をみてきたけれど、
どうやら花ものよりも草や木の葉っぱものが向いてるようだ。
来年はシランやチガヤ、イトススキのように
風にそよそよとなびく葉っぱを茂らせようと思っている。

by team-osubachi2 | 2016-12-11 12:06 | 生きものの世界 | Comments(4)

自然の造形や美し

9月に植木屋さんに植栽にはいっていただき、
ゴミ捨て場の土手を刈り込んでもらって以来のことで、先週末
ひさ〜しぶりで土手ラー(土手の草むしりです、はい)を45分間やった。

30分以内にするつもりが、久しぶりだったせいか、ちょっと時間オーバー。
足腰にきちゃうくらい筋肉が落ちたことを実感・・・嗚呼。

ま、そんな嘆きは脇へ置いといて、
刈り込みの前に、植木屋の土手担当のお兄さんに
「ぜーんぶ刈ってくれていいです」とは伝えていたんだけど、
まるでこちらの内心を見透かしたかのように、
タカサゴユリの茎を10本ほど残しておいてくれていた。

おかげで、こんな風にユリの種皮を回収できた〜♡

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NHKで放送していたドキュメンタリー『足元の小宇宙』シリーズで
写真家の埴沙萌(はに しゃぼう)さんや絵本作家の甲斐信枝さんらが
もうとことん足元の野の草木や小動物たちを観察して発見することの面白さを
にっこにこしながらお話されていたけれど、
うん、うん!わかるなあ〜!その面白さ、とってもよくわかる〜!!

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ユリの種皮(種を育み育ってる包み)はどうしてこんなカタチをしているのか、
よーくわかったのはこの種皮を採取し、観察できたおかげ。
(わかってる人には、もうおわかりですよね?)
自然の造形には、ちゃんとその種その種なりの理由があるのよね〜。

せっかくだから、何か容れ物に差して飾っておこう。
枯れ木も山のなんとやら、枯れ草も家内のにぎわい・・・てコトで。w

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埴 沙萌のエコロジー/ホームページ
http://www.raijin.com/hany/

甲斐信枝さんの絵本/絵本ナビ

by team-osubachi2 | 2016-11-29 13:11 | 生きものの世界 | Comments(6)

イチイの実が色付くころ

今日は涼しい。
実に心地よく涼しい。
窓を開け放って、じっとしていると足腰が冷えてくるほどだ。

このあいだ外を出歩いていて、ちいさな建家の横をサッと通り過ぎようとしたら
急に何かが目に留まった。・・・あら?なあに?

生け垣に植えてあったイチイの木の実がもう赤く色付いていた。

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古の時代、律令制がはじまったころか、
この樹から高官ら(正一位など)の笏(しゃく)が作られたので
イチイという名前がついたと、若いころ友だちが教えてくれたことがあったっけ。

この実生が赤くなる前に気がついたことがないのだけど
気がつくのはやっぱりこうして赤くなってからだ。
もうそんな季節なのね〜。

ーーーそうよ、だってもう秋ですもの。
スーパーの食材だけじゃないワ。私たちのこともお忘れなくーーー

ちいさく可愛いらしい実のりも季節の到来を知らせてくれる。

by team-osubachi2 | 2016-10-07 13:43 | 生きものの世界 | Comments(2)

ちっちゃい体で大きな声

去年の夏はきびしい暑さでほとんど夏場は土手にあがらなかったのだけど、
今年は様子が違いここんとこ涼しい日が続くので、
朝30分ほどの土手ラー・タイム(草むしりの時間)はとてもキモチがいい。

いま土手はお目当てのタカサゴユリが
いよいよ花のシーズンを迎えるところで、
この先たくさん咲いてくれそうでワクワクしてるとこ♪

草取りをしていると、いろんな虫たちが追われるようにして逃げ回る。
おや?一瞬こちらのネット帽めがけて飛んで来て、
違うとわかって慌ててお隣のフェンスに留まったのは
羽根先までの大きさが4センチほどしかないちいさなセミ。
すかさずパチリと撮ってあとで調べたらニイニイゼミだった。

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へえ〜、もっと大きいかと思ってた。
あんな大きな声で鳴くのに、こんなちっちゃな体躯なんだね。
まだしばらくは蝉時雨が続く。

さて、今日はこれから法事のため帰省する。夏も本番だ。
by team-osubachi2 | 2016-07-25 09:32 | 生きものの世界 | Comments(4)

一昨年からだったか、うちのベランダの、
もともとはコバンソウの鉢だったと思うけれど
そこから見慣れない葉っぱが育ちはじめて、
ついにはコバンソウに取って代わってシュッとした葉っぱばかりになったので、
今年のはじめ、ちょっと肥料をあげてみたら先日から可憐な花が咲き始めた。

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ヒメヒオウギズイセンっていうんだって。繁殖力が強いみたい。
そういえば、うちの近くの公園の脇にも自生してるひと群があったっけ。
公園の土付きで採取した覚えもないのに、野の草のサバイバルって本当に不思議。
(地方によっては栽培禁止の地域もあるみたい?)

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生け花は習ったことがないし、投げ入れみたいな花の活け方も知らないので
骨董市で買ってきた徳利にただ挿して棚におくだけ。

でも、いいの。活け方うんぬんより、
可憐にそこに咲いててくれるだけで、見てるこちらはほっこりするから。
花が育ちにくい我が家の草むら園に咲いてくれてありがとう♪
by team-osubachi2 | 2016-07-06 12:31 | 生きものの世界 | Comments(2)

これがホントの玉虫色♡

中学生のとき、修学旅行ではじめて法隆寺へ行き
「玉虫厨子」なるものを見た。
そこで初めて知ったタマムシという虫のこと。
美しいタマムシの羽根で彩られた厨子は
たいそう綺麗だったろうと説明されたものの、
いったいこの黒っぽい容れ物のどこがきらびやかだったというのだろう?

タマムシの羽根ってどんな色なんだろう?
けれど、当時の富山の米作地帯は農薬まみれだったし
山や森から遠く海沿いに住み暮らしていた私は、
標本や展示品以外で本物のタマムシを見たことがなかった。
(もちろん標本などではじめて見たときは
とてもキレイでびっくりしたけれど・・・)

それが、である。
さっき丘を下ってスーパーまで買い物に行こうと
いつもの公園の脇道を歩いていたら・・・おおっ?!なんだこの輝きは?!
まさか、これは・・・タマムシ?!

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すぐにスマホで検索して確認する。うん!間違いない!タマムシだ!
ひゃっほ〜〜!残念ながらすでにカサついた死骸ではあったけれど、
それでもこれが自然の中で見る人生初めてのタマムシだ〜♪

スーパーのポリ袋で死骸を採取してきた。
羽根の長さはおよそ27ミリ。
お腹の部分は角度によって磨き上げられた赤銅色に輝いている。
ちいさなプラケースを用意して、棉を敷いて日付と場所も記して、
この亡骸、保存しておこうかな。

Facebookに写真をあげたら
「箪笥に入れておくと衣装持ちになるそうですよ♪」とコメントをいただいたが
いやあ〜、箪笥はもういっぱいなので十分でございます。
神さま、もしも叶うというなら(衣装はもういいですから/笑)
やっぱり生きたタマムシをいつか見てみたいです!
なかなかムツカシイことではあるけれど・・・。
ま、そんな欲ならかいててもいいっしょ?

おかげで今日の蒸し暑さもどこへやら。
私にはそれくらい嬉しい出来事だった。

*備忘録として
ほんとにいるならタマムシに会いたい。/2013年夏のほぼ日より
http://www.1101.com/tamamushi/
(前へ、前へとさかのぼって読むこと)

タマムシ研究家芦澤七郎さんに手がかりを聞きました!/ほぼ日
https://www.1101.com/tamamushi/ashizawa.html
by team-osubachi2 | 2016-07-01 19:08 | 生きものの世界 | Comments(2)

シーツとクモ

今朝、ベッドを整えようと寝室へいくと
はぐっておいた敷き布団のシーツの上を
一匹のぴょん吉(ハエトリグモ)が歩いていたのを見た。

ただそれだけのことなんだけど「この眺め、悪くないなあ」と、
枕元にあったiPhoneでパチリ!

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ハエトリグモの仲間はみんな好きだ。
なんといっても愛敬があってかわいい♪
わたしたちの目には見えないような家の中の虫を食べてくれるしネ。
ときどき机の上にいたりすると目が合うこともある(ホントか?)。

わずかに時間をかけて、大きなシーツの上を悠々と歩いて渡っていった。
これからの時期、どうかよい夏を過ごしてくれたまえ。
我が家ではいつでも大歓迎である。
by team-osubachi2 | 2016-06-16 15:47 | 生きものの世界 | Comments(2)

バラ一輪

去年からうちの大長屋のゴミ捨て場をとり囲む土手に生える野の花を助けたくて
(マンションの本分としては「芝のみ」を生やすべきところなんだろうけど)
ボランティアで(単に「物好き」ともいう)草むしりを始めたところ、
この土手隣りのお宅の奥さんと顔見知りになり、
顔を見ればお互い挨拶を交わすようになった。

この間の夕方、スーパーで夕飯の買い物をした帰りに
そのお隣の奥さんと遭遇したので、軽く挨拶をしたら
「ちょうどいい蕾があるから、持って行く?」と
鉢植えのバラの花を一輪、その場で切ってくださった。
ふわあ〜〜・・・なんて綺麗なの〜〜♡

私は園芸向きの手ではないから、草むしりが出来ればそれで十分なのだけど
花を咲かせる手を持っているって、もうそれだけで尊敬する。

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花は、たとえどんなに小さくて地味な花でも
咲くときはまるで魔法のようだと思うけれど、
ことにバラの花の蕾が開くときというのは「奇跡だ!」と思う。

名前も聞かないまんまいただいたけれど、バラ一輪の効果は絶大だ。
おかげで一週間もの間、寝室が美しかった・・・。
どうもありがとうございました ♪
by team-osubachi2 | 2016-06-03 21:44 | 生きものの世界 | Comments(2)

今朝、和室の障子にポツンとちいさな虫がいたので
すぐにルーペで見てみたところ、それはキイロテントウムシだった。

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寝ていた相方にそのことを伝えると、ゴソゴソと起き出してきて
すぐに図書室(半分暗黒化してるけど)から
2013年発刊の小図鑑の一冊を出してきて、さっそく調べてみたら、
キイロテントウムシが紹介してあるページのとなりに
陸前高田市立博物館についてのコラムが載っていた。
(*画像をクリックしていただくと大きく表示されます)

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東日本大震災のニュースは数知れぬほど見てきたのに
私はこの陸前高田市立博物館のことはまったく知らなかった。
館の職員全員が死亡(または行方不明)とのことだった。
胸が痛む・・・。

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障子にとまってジッとしていたキイロテントウムシを
そっと捕獲してベランダへ放した。
お知らせをありがとうネ♪

どんなに地味であってもこつこつと集められた地元に関するものが、
故郷である地域にとってどういう意味があるのか、今まで考えたことがなかった。
この記事でそのことを教えてもらった気持ちだ。

陸前高田市立博物館の犠牲になられた職員の方々のご冥福を
心からお祈りいたします。

ふるさとの宝は失われていない
陸前高田市立博物館・文化財レスキューがつなぐ街の「心」/nippon.com

http://www.nippon.com/ja/currents/d00168/
by team-osubachi2 | 2016-05-15 17:52 | 生きものの世界 | Comments(6)