カテゴリ:らくがき帖( 61 )

正岡子規の俳句から

なんとはなしに、ネットでいま時分の俳句をダラダラと見ていたら、
正岡子規の句が目にとまった。

『姉が織り 妹が縫ふて 衣更』 子規

誰の姿を句に詠んだのかは知らないけれど、
ふと、この姉と妹はどんな姉妹だったのだろうか、と
しばし妄想していたら、どうも裕福でない家の婦女子のように思えてきた。
でも、その姉妹の慎ましいような暮らしぶりに
ほんのりと清らかさを感じるのは、
子規の人を見つめるまなざしにある優しさ・・・なのかな?

織った布はきっと太もの(木綿)だったんじゃないだろうか。
仕立て上がったばかりの単衣ものに袖を通す喜びや嬉しさ。
女心のそういうところは、時代がだいぶ違ってはいても、
今もまったく変わりないという気がする。


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by team-osubachi2 | 2011-06-03 00:53 | らくがき帖 | Comments(2)

いつか届きますように

ある日、Twitterで知った福島県のある女子高校生の手紙。
その手紙には、被災者でなければ言い表せない
深い悲しみと、激しい怒りと、そして心からの強い願いが記されていた。

まだわずか十数年の人生で、
こんな青春がやってくるなんて誰が想像しただろう?
私の高校生時代とあまりに違う境遇にいるあなたよ。
今うずまくあらゆる出来事や感情のその先に、
こんな経験をしたあなただからこそ手に出来るしあわせがきっとある。
いつの日か、かならず、そのしあわせをつかむ日がやってきますように。
そう信じて願わずにはいられない。

いわさきちひろさんの言葉から

ーーー人間はあさはかなもので、身にふりかかってこなければ、
なかなかその悲しみはわからない。
若い、苦しみに満ちた人たちよ。
若いうちに苦しいことがたくさんあったということは
同じような苦しみに堪えている人々に
どんなにか胸せまる愛情がもてることだろうーーー

私に出来ることは、こんなコトでしかないけれど
あなたのために心をこめて祈りたい。

『いつか届きますように』

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by team-osubachi2 | 2011-04-28 00:06 | らくがき帖 | Comments(2)

野菜と果物

30代半ばのあるとき、春の日差しのもと、
鏡に映った自分の顔色が冴えないことに気がついた。
ええ〜?ちょっとなに〜?このシミ、くま、顔色のくすみ!
そういえば20代のうちからトイレもやたらに近く、
カラダも疲れやすくなっていて・・・。

それまでたいした不摂生をしてきたつもりもなかったけれど、
たまたま漢方にからむお仕事をしていた友人がいたので相談してみたら、
某社の某漢方薬をすすめられ、試しに服用してみたら
それが見事に効いて、2週間で顔色が変わったのがハッキリとわかった。

そこから自分なりに調べて、これまでの食生活の偏りやら、
生活習慣やらのツケがたまってか、自分がかなりの冷え体質で、
それがカラダに祟りはじめていたことを知った。

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ほんの少しずつだけれど、食べるもので
カラダが受ける影響のことを調べたりして
(何を食べると冷やすだとか、温めるだとか)
漢方のチカラを借りつつ、ゆっくりと体質改善をめざした。

以来、意識してよく食べるようになったのが野菜や果物だ。
スローだの、エコだの、ロハスだの、マクロだの、完全有機無農薬だの、
そんなくっきりとした主義・主張は性格的に向いていないし、
たま〜にインスタント食品も食べちゃうことだってある。
好きなようにマイペースでやっているに過ぎないが
それでも食べるものって大事なんだな〜ということを
野菜や果物(お肉やお魚や卵とかも)が教えてくれたかもしれない。

矢野顕子ちゃんの「You Are What You Eat」という歌にもある。
食べたものがあなたになる♪♩♫
まさにそんなカンジ・・・。思い込みかもしれないけれど、
キレイな食べものは、私をキレイにしてくれるんである。
by team-osubachi2 | 2011-01-26 10:26 | らくがき帖 | Comments(6)

赤坂のスタバで

先日のこと、赤坂の歯科へマウスピースを作りに行ったあと
スタバでお茶とスケッチ。
そのとき、急に思いついて表参道の美容院へ電話して、
少し重くなっていた髪をスッキリと夏向きに軽くしてもらった。
それだけで気分がいい。
もういい加減、梅雨空には飽きてきたし、
夏本番が待ち遠しい。

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by team-osubachi2 | 2010-07-12 22:27 | らくがき帖 | Comments(0)

渋谷のカップル模様

今朝、某テレビ番組を見ていたら、
七夕の日に雨が降ったら、カササギがやってきて
橋渡しをしてくれるらしいコトを聞いた。へえ〜エ!
じゃあ、雨の七夕でも、織り姫さまと牽牛の逢瀬に心配はないんだね〜。

もう去年の7月のことになるが
渋谷のカフェでランチをとりながらスケッチしたところ
場所柄か、いかにも渋谷系のお洒落をした女子と
それよりは気合いの入っていない格好の男子のペアが数組いた。

つき合い始めたばかりのようなカップルもいれば、
または、初々しくまだつき合う前のデートらしいペアや、
ちょこっと見ただけでは、私なんかには判断がつかないペアもいたけれど、
女子のお洒落への気合いの入れ方はかなりなもので
なかなかカワイイ着こなしをしてたりする。


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あれから一年たって、このときの男子たちと女子たちは
今はどうなっているのかなあ?
もし訊けるものなら、あのお洒落女子たちに
あのときの男子とはどうなったの?なんて、ちょこっと訊いてみたい気がする。
カササギの翼がかかるのを待つなんて
そんな悠長な時代ではないってコトだけは確か、かな?
by team-osubachi2 | 2010-07-08 15:50 | らくがき帖 | Comments(0)

高田馬場に落ちた天使

梅雨らしく蒸し暑かった火曜日、高田馬場へ出かけたときのことだった。
目的の用件を済ませたあと、駅前のカフェで
一杯のコーヒーを飲みながらボーッとしていたとき、
目の前を“妙なもの”が通っていった。

それは、年のころはおよそ40代だろうか、
色がすっかり褪めて、首まわりがゆるゆるのピンクTシャツに、
どことなく薄汚れたピンクのトランクス姿の「天使」・・・だった。

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さすがに見た瞬間は、一瞬凍りついたけど、
マ、コンナ陽気ダモノ、ショ〜ガナイヨネ。
周りがどう思おうと関係ない。誰に迷惑をかけるでなし、
世の中にはこういう人もいていいヨ、と思った。
なぜなら、このおじさんはとても充実しているような顔をしていたから・・・。
人生では、それがとっても大事なコトなんだ。

・・・て、ホントにいいかな?
うん、ま、いいんじゃないかな。そゆことにしておこう。

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by team-osubachi2 | 2010-06-24 12:13 | らくがき帖 | Comments(0)

タバコを吸う女

銀座へでかけたときのこと。
四丁目の角からすぐの歩道に面した大きなウィンドウの喫茶店に入り、
ひとしきりおいしい紅茶とケーキと一緒にスケッチを楽しんだあと、
ふと見上げた窓から歩道わきの喫煙ポイントで
タバコを吸う人々の様子が見えた。

場所柄もあってか、サラリーマンにまじって
スタイリッシュな若い男女もけっこういたのだけれど、
集まる人の半数は若い女性だった。

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ケータイ片手におしゃべりしている方はまだ笑顔もあり楽しげだが、
もう一方の、仕事で移動途中と思われる女子は
わずかな弛緩のひとときをむさぼっているように見える。
その背中には「だからさ、女もいろいろ大変なのよ」と書いてあった。
・・・ような気がした。

今日も東京のどこか街中で、
孤独と疲労とをスケさんカクさんのように連れ従えて
がんばっているのかもしれない。

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by team-osubachi2 | 2010-05-19 10:25 | らくがき帖 | Comments(0)

日本茶 茜や

いったい今は何月だっけか???
水曜は初夏で、木曜はまたしても真冬のような寒さだ。
あ〜あぁ、いいかげん寒いのには飽きちゃった。
自律神経がよく保ってくれているワ〜と思う。

その寒い雨のなか、友人がやっている神楽坂の日本茶カフェを
ひさしぶりでたずねた。
グラフィックデザイナーのあかねサンが、デザインワークのかたわら
彼女の出身地である浜松のお茶の紹介をかねて、好きではじめたお店だ。
名まえを「日本茶 茜や」という。

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神楽坂のちょいと奥まったところにある昭和の民家の
名無しの白いのれんがかかった玄関を入る。
あかねサンの気に入ったように作られた空間は、
昭和のなつかしさと平成のなごみ感がミックスして居心地がいい。
行儀が悪い私は、じき正座からあぐらになってしまい
お尻が座布団と一緒に琉球畳にへばりついて
つい長居してしまう。あ〜あぁ・・・。

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隠れ家のようなお店が多い神楽坂の紹介ページなどで
「茜や」を見ることもこのごろ多くなった。
神楽坂界わいへ出かけることがあれば、ぜひ一度立ち寄って、
あかねサンが煎れる一煎めの、
とろりと甘みのある日本茶をぜひ味わってみていただきたい。
いただくたびに、卑下するのではないけれど、
自分はお茶を煎れるのが下手だなあ〜と、つくづく感じ入ってしまう。

日本茶 茜や
http://www.akane-ya.net/

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by team-osubachi2 | 2010-04-23 00:43 | らくがき帖 | Comments(0)

河東節ご連中

ひょんなご縁で知り合った、ある老婦人に着付けを頼まれ、
多摩川沿いにある眺めのいいマンションのお宅へとうかがう。
この老婦人は、ご趣味で三味線と長唄を習っていらっしゃるのだが、
今月の歌舞伎座へお出になるという。

東銀座にある歌舞伎座も、ついに建て替えのため、
この四月でおしまいになるのだが、
今月キリの演し物は『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』。
吉原を舞台に、桜の花がいっぱい飾られてにぎにぎしい中、
団十郎丈演じる助六が花道から登場するまでを、舞台上の御簾内で
河東節十寸見(かとうぶしますみ)会のご連中、いわば富裕の旦那衆が、
たっぷりと『出端の唄』を披露する。
老婦人はそのご連中に混じって三度、三味線をひきなさるそうで、
紋付(黒留)を着付けてさしあげる。

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お見受けしたところ70代後半と思われる老婦人だが(イラストとは別人です)、
きけば長唄と河東節をなさるお師匠さんは
なんと90歳をとうに越えて今なお達者なご様子で、
初日、中日はおろか、千秋楽までの最後数日間を毎日お出になるそうだ。
ひょ〜え〜、どエライお元気!・・・芸は元気の秘訣だろうか。
私が行く27日は、老婦人の三味線は聴けないが、
そのお師匠さんの姿が見れるかもしれないと思うと
(実際にはわかんないかもだけど)なんだか楽しみになってきた。

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by team-osubachi2 | 2010-04-17 02:20 | らくがき帖 | Comments(0)

大さん橋のほとりで

もともと春はお天気が変わりやすいとはいえ、
今年はことに日替わりでめまぐるしく変化している。
月曜に新しいパスポートを受け取りに出かけて
ついでに山下公園近辺を散策しようと思ったけど、
やたら寒かったうえに横殴りの雨にたたられ散策は断念。

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大さん橋ほとりのカフェでランチしたあと、
お店の裏手の船泊まりへ出てみても、さ〜ぶ〜くて誰もいなかった。
結局一枚だけ写真を撮って、この日はさっさと退散した。

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by team-osubachi2 | 2010-04-15 01:37 | らくがき帖 | Comments(2)