カテゴリ:らくがき帖( 61 )

ようやく待ちかねた立春を迎えました。
年回りでいえば、今日から新しい丙申(ひのえさる)年のはじまりです。

個人的なおはなしですが、この二年ちょっとの間、
自分の身にいろいろなコトが起きました。
(これまでも起きなかったわけではありませんが・・・w)

例えて言えば、ちょうど冬の大雪に見舞われてしまい
山小屋に閉じ込めらたまま春が来るまでは
どうにも山を降りられないといった様子に似ているでしょうか。
時おり小屋を出て、はるかに見おろす遠くの人里は、
ところによって春爛漫で花が咲き、
またところによっては夏真っ盛りで、人が溌剌と動き回っているのに、
ここに閉じ込められている自分はいったいどうしたことかと戸惑うばかり。
たまに晴れ間があれば、それっ!と山を降りようとしても、
たちまち吹雪に見舞われて、すぐにまた山小屋に戻らざるを得ない
・・・といった具合でした。

けれども、その冬山にいた間、だれもが経験する人生の荒波や、
また、人生における休閑といったことについて学び得たことがたくさんあり、
ありがたさ、かたじけなさといった感謝の気持ちで今はいっぱいです。
時期が来たのでしょう、山小屋の外は雪融けがすすみ、
雪雲も遠退いて日差しも戻ってきている様子がうかがえるようになりました。

ああ、春が来たのだなあ・・・と感じます ♪

実のところ、この数年は体力も気力も大きく落ちこみ、
さらに追い打ちをかけるように両手足の大きなトラブルに見舞われ、
いっときは筆も箸も持てずに一年半ほどずっと手袋のお世話になっていました。
けれども、昨年の秋ごろ、自分の中に回復の兆しを感じ始める
その少し前からでしょうか、ちょっとずつちょっとずつ、
日をおきながら鉛筆や絵筆を持って紙に向かえるようになりました。

二年ほど冬ごもりをしていた山を下りるにあたり、
(実際にはもっと長い間だった気もしますが・・・)
しばらく絵筆を持てなかった私がリバビリテーションとして描いた
“自分の中に在ったもの”を少し日干ししようかと思っています。
ついでに、このさいブログのスキンもちょっと変えてみることにしました。

どうぞこれからも「丘の上から通信」をよろしくお願いいたします。

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「冬の終わり」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2016-02-04 00:34 | らくがき帖

for PEACE CARD 2015

                 
" Try to keep your soul always in peace and quiet, … " Saint Ignatius



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今年もポストカードで参加させていただきます ♪

PEACE CARD 2015
Oct. 5 Mon.〜 10 Sat. at GALLERY HOUSE MAYA2
*この展示は終了しました


PEACE CARD ( Facebook )
https://www.facebook.com/Peacecard-396797627009471/timeline/

GALLERY HOUSE MAYA
http://www.gallery-h-maya.com

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by team-osubachi2 | 2015-10-03 22:34 | らくがき帖 | Comments(0)

ちょっと夏休み

暑中お見舞い申し上げます。

降ろうが照ろうが、ムシムシと暑い日が続いております。

今日は土用丑の日。

平賀源内の思うつぼにハマってこってりと鰻を食すもよし、

さっぱりとそうめんや冷や奴など食すもよし。

しっかりと食事を摂って、どうぞ元気にお過ごしください ♪

あ、それと水分補給もお忘れなくどうぞ。

みなさまにとってよい夏でありますよう。。。

                     岡田知子


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by team-osubachi2 | 2015-07-24 07:31 | らくがき帖 | Comments(0)

冬毛を脱いでピョン ♪

もうずいぶん以前のこと。
じきに春を迎えようとするある日のこと、
何の気なしに「冬毛の服を脱ぐウサギ」というイメージが浮かんだので
サラサラといたずら気分で描いてみたらば、
のちにそれは知人のつてで、
あるチャリティーのグリーティングカードになった。


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先月からゆっくり・・・本当にゆっくりと休みをとりながら
じっくりと体調の底上げを心がけていて、
(合間には発熱もあって、これまで発熱と無縁に近かっただけに
おたおたとうろたえたりもしたけれど・・・w )
おかげでずいぶんとカラダが軽くなった心持ちがする。

心持ち・・・と書いたけれど、そうそう、そもそも心の持ち方が
このひと月でずいぶんと変わって、軽やかになったような感じがする。

春がきたから?でも、悩ましい花粉症は?
そうねえ、今すぐじゃないかもだけど、
それもいずれ気に病まずにすむようになるっしょ。w

古い冬毛はあちこち擦り切れてたり、ゴミだらけだったり、
いつのまにか余計な脂でずいぶんと分厚くなってたみたいだけど、
もうそろそろ脱いでいいんじゃない?

えいさこらさ、古い冬毛よさようなら〜。
身も心も軽やかに、春へ、それっ!!


by team-osubachi2 | 2015-03-04 12:43 | らくがき帖 | Comments(6)

カモメが飛んでいた

今日は朝からすこぶるいいお天気だった。
外気の方が冷たいからか、日の出前の海からは蒸気があがってた。
たっぷりと雪をまとった富士山の姿の素晴らしかったこと!

教科のあと10月に海洋実習の予定を組むも
実に4度も流れた末の5度目のトライで今日やっと潜れた。
はじめて船から入る海。そしてはじめて水深18mより深い海へ・・・。

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無事に2本潜り終えて、船で港へ戻るとき、
澄んだ青空の下、カモメが一羽風を切って飛んでいた。
ああ〜・・・キモチ良さそうだなあ〜♬

今日も一日、いいお天気をありがとう!!


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by team-osubachi2 | 2013-12-22 23:32 | らくがき帖 | Comments(4)

初冬の海へ

ただいま早朝5時すぎ。
今日はこれから伊豆の海へ「潜りのお稽古(?)」に行く。

予定した日が風邪やら海況不良やらで延び延びになり、
なんだかんだ前回の潜りから2ヶ月も間があいちゃった。
はじめてのディープダイビング、今日はこれが三度目の予定組み。


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それにしても、冬場に海に入ろうなんていうのは酔狂かな。
でもね、海の中はまだ20度もあるんだよ。
今日こそは潜れますように ♬


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その後、現地に到着して、車から降りたらば、
な、な、なんと腰にまた異変!ガビーン!
(昨日おとといあたりからチラチラと予告サインがあったかも)
で、またしても海を目の前にして引き返す羽目に・・・(; ̄O ̄)

よりによって今日ですか・・・て感じ。
でもまあ、今日はすこぶるいい天気で富士山も拝めたし、
海も青かったし、それで良しとしますか。

・・・と、自分で自分を慰めながら、舞い戻った横浜駅から電車に乗って
ただいま家の近所の整骨院に向かって移動ちう。
凹みたいけど、ま、凹んでてもしゃーない。
まずはしっかりとケアしないとね。ちゃんちゃん!
by team-osubachi2 | 2013-11-19 05:04 | らくがき帖 | Comments(8)

立冬をすぎて

この秋も、昨年同様残暑に気を取られているうちに
秋よりも先に冬が来た?!・・・というイメージが自分の中にある。
でも、考えてみたら、もう立冬を過ぎているのだから
この寒さはむしろ昔なみに普通なのかもしれない。
むしろ近年の暖冬に慣れてしまっていたのかな?とも思ったりする。

昨日の夕方、突然に時雨れて、その後いっそう寒さがキツくなった。
その雨を見ていて思い出した。
ずいぶん前の号だったけれど、銀座のタウン誌『銀座百点』の
おしまいの投稿俳句のページで、その月高橋睦郎さんが選んだ一句に

ーーー時雨るも京都は上ガル下ガル入ルーーー

というのがあって、読んだとたん、
むかし紅葉シーズンで混雑する京都の町なかを歩いていて
急に時雨れてきたので、あわてて喫茶店に入った記憶が蘇ってきたのだった。

はじめて紅葉の京都を観に行った四半世紀ほど前は
11月後半の連休中が見頃じゃなかったかな?(宿の予約が大変だったっけ)
京の町に住み暮らしていないから実のところはよくわからないけど・・・。



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いまや夏がのさばって、春と秋がちいさく短くなってしまった。
暦の上ではもう冬か・・・。この寒さは当然かも?


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by team-osubachi2 | 2013-11-12 09:11 | らくがき帖 | Comments(6)

和楽器を奏でる姿かたち

20代に日本の文化に興味を持ちはじめて、
伝統芸能の舞台だけならいっぱい観てきたつもりだけれど、
でも、それを絵に描いてみろと云われれば、
実体験のない身には、しょせん“ 知ってるつもり”の事 でしかなく、
「どんなものかはよくは知りません」と答えるよりほかない。

今時はネットで資料写真を探すのは一見たやすいように思えるけれど、
いざ自分が知りたい部分々々要所々々の写真となると、
実はほとんど無いに等しい。

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そんなこともあってずっと以前から、いつか機会があれば
見たり聞いたりして取材したいと思っているものがいくつもある。
たとえば剣術のための剣道や古武道といったものから、
様々な古典芸能、またそれに伴う和楽器の演奏など・・・。

もっとも、普段はそういう願いも忘れたまま時間に追われる日々なのだが、
ふと今月になって「和楽器を奏でる人を描きたい!」と思いたち、
友人知人らのつてにすがってお稽古場の見学をお願いしたところ、
ありがたいことに、笛、箏、小鼓の師匠お三方が快く引き受けてくださり、
今週あちらこちらへ見学取材させて貰いにうかがった。

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笛も、箏も、そして小鼓も、舞台で演奏されているのを見聴きしてはいても
それぞれ構えや奏でる姿勢、体の向きや楽器の持ち方、手指の位置など
自分がまったく知らなかったところを、普段通りのお稽古をしながら見せて貰い、
好きな位置からスケッチさせていただいた。

生徒さん方にしてみれば、お稽古場に見知らぬ人間がいて
自分が稽古をつけてもらっている姿を
ジーッと見られもしスケッチもされているのだから
はじめは緊張もされていたが、じきご自分の稽古に集中されていた。

スケッチしながら生徒さんたちの奏でる音を聴いていると、
見ると演るとではまるで違うのだろうなあ〜・・・と
頭で想像はしていたけれど、生徒さん方のお稽古のあと、
S先生には笛を、N先生には小鼓を、ほんのさわりだけ体験させていただいた時には
自分も絵のモデルになるのと同じくらい緊張した。

f0229926_18221329.jpg←プロの方の
お稽古姿も
拝見できて嬉し ♪

生まれてはじめて持つ笛や小鼓、へえ、こう持つのか、こう構えるのか。
さあ、それでは・・・と、先生にうながされていざやってみると、
まあこれが、なんて難しいんだ!?
と同時に強い衝動も起きる。なんて面白いんだ!!・・・と。
楽器を奏でるというのは、とても刺激的で、
自然と人の心を弾ませる何か強いものがあるようだ。

さて、今回先生方のご厚意で三つの楽器のお稽古を見せていただき、
教えてもいただいた事を自分の中でどこまで咀嚼できるかは分からない。
今すぐにはうまくアウトプットは出来ないかもしれない。
それでも、自分の引出しの中で、
この経験をこれからも大事に発酵させていきたいものだと思っている。

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S先生、K先生、N先生、このたびは大変お世話になりました。
心から御礼申し上げます。
生徒の皆さん方もモデルにご協力いただき、ありがとうございました。
また、ご紹介の労をとってくださったTさんとNさんにも深く感謝。
本当にどうもありがとうございました。
by team-osubachi2 | 2013-10-26 00:37 | らくがき帖 | Comments(14)

黒猫が教えてくれたこと

台風18号が近づいて、今日明日の太平洋側は大荒れになりそうだ。
大災害にならないよう祈るばかりである。
(お出かけの方は、どうぞくれぐれもお気をつけていらしてください)

一昨日潜ったときには穏やかだった岩海岸も、今日は早朝から荒れ荒れの模様。
ちいさな港にうろついていた野良猫たちは、
今ごろはどこで雨風を除けて過ごしているのかな?

中に一匹、ガリンボに痩せた一匹の黒猫がいた。
こんな痩せてみすぼらしい野良猫を見たのって、いつ以来だろう?
毛には艶がなくて、黒というよりは色あせたまだら焦茶色で
ところどころガビガビに固まってる様子。
あごから首にかけてことにやせ細って、ポッキリ折れてしまいそうな風情。
ほっぺも削げ落ちたちっちゃな顔には、老いてはいるけれど澄んだ金色の目。

陸にあげてある船の脇からヨタヨタと現れて、
車通りに出てごろんとヨコになってみたり、また船の影に隠れてみたり・・・。
飄々とうろつく様を見ていたら、誰に遠慮が要るものか、
いまを自由に生きている・・・というカンジが伝わってきた。
その姿そのものがどこか聖めいていて、ああ、尊いな・・・と、
こちらのハートにくっきりと焼きつくようだった。
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独身時代のある日、今日のような強い雨風の中、
近所の家に飼われていた老いたメスの黒猫が
その家の軒下に止めてあった車の上、
かろうじて雨がかからないところで四肢をキチンとそろえ、
顔をまっすぐにあげて座っていた。

視線の先に何があるのか、嵐の中の空一点を見つめるような姿には
凛としたものがあって、思わずその場に立ち止まって
しばし眺めてしまったことがあった。

その当時の私は、目には見えない暗闇の中で、
ずーっとメビウスの輪の上を歩いているような気持ちでいたせいか、
(後にどうしてそうだったのか判るときがくるのだけれど)
嵐の中に凛と佇む黒猫の姿がとても印象的で、
ああ、どんなにつらくても、どんな嵐の日であっても、
こんな風にまっすぐに顔をあげてしっかり前を見ていくしかないんだな
・・・と、一匹の猫に励まされ、教えてもらったような気がしたのだった。

台風のこの雨と、港で見かけた一匹の聖(ひじり)猫で思い出した記憶の一片。



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by team-osubachi2 | 2013-09-15 10:41 | らくがき帖 | Comments(6)

謹賀新年

                                       
*********** あけましておめでとうございます ************
                                      
         あたらしい年、2013年、平成25年の幕開けです!
        みなさまにとって、今年も愛と希望と勇気あふれる
          よき一年でありますようお祈りしています。
                                     
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           本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

                  岡田知子                 
                                        
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by team-osubachi2 | 2013-01-01 00:01 | らくがき帖 | Comments(8)