カテゴリ:食べる( 129 )

先週、風邪っぴきでも、さいわいに“食い気”だけはあったので、
できる範囲でしみじみご飯を作っては食べていた。

そんなおり、NHKで、料理研究の大家でいらっしゃる辰巳芳子さんの
今の社会と食生活について、非常に(ますます)危機感を強めている姿や、
どうすれば、食べるということを真摯に大切にしてくれるかを
考えて行動しておられる姿をルポした番組を見た。

とある広告代理店で、忙しく営業担当をする若い兼業主婦の
一週間の食事を追跡調査したあと、
辰巳先生は、その住まいへ直接「指導」に行かれた。
そして、結婚してほどない新米の兼業主婦の献立に、
先生は率直に思うところをおっしゃった。
その先生の最初の厳しい物言いに、若い彼女の顔色は変わり、
完全に萎縮してしまった・・・ように私には見えた。

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私は、本は持っていても、辰巳芳子さんのスープを
レシピ通りに作ったことはまだない。
けれども、あの、食べものを決しておろそかにせず、
真から食べることを大切にする心や、
それを実践なさる姿勢は素晴らしいことだと思っている。
そこから学ぶことも多いし、尊敬に値する人物でいらっしゃるとも思う。
が、私のようなガサツな人間には、あそこまで実践するのは難しいんである。
(てゆーか、どだい無理!)

たとえば、出汁をひく。
単純に鰹の削り節でちゃちゃっと出汁をとるだけの私のやり方では、
おそらく辰巳先生のお教室では叱られてしまうことだろう。

居職の自分でさえ限界があるのに、
外でフルタイムで働く女性や兼業主婦たちに、
食事の支度に手をかけられる時間がいったいどれだけあるだろう?と、
他人事ながら心配にもなる。
「〜ねばならない」で作る家庭料理は、きっとしんどいだろうなあ〜、と
私なんかはついそう思ってしまう。

でも、そんな私でも、やっぱり美味しいものは好きだ。
マズいものはイヤだから、できる範囲で手をかけるように心がける。
その、ほんのひと手間で、料理はとても美味しくなるというコトを知るのは
実はとっても楽しかったり面白かったりするコトなのだ。

立派で正しい教えもとても大切だけれど、
いきなり「こんなことではいけません!」という厳しい角度からではなく、
これは、本当は楽しくて面白くて、美味しいものなのよ〜、という角度から
(実際、辰巳先生もそんな意味をこめて指導なさっているようだし)
辰巳先生の、あの「いのちを支えるスープ」が
もっとこう、やわらか〜く広がっていかないものかなあ〜、と
余計なことを考えながら、今夜も鰹の削り節でちゃちゃっと出汁をとった。

あ・・・私の場合、出汁は「ひく」のではなく「とる」んだな。
私にはとても辰巳流の本物の出汁はひけないだろう。
でも、まぁいいや〜。大切なのは、
自分らしく楽しく(ちょっとでも)美味しく!・・・だもんね。
by team-osubachi2 | 2010-10-19 13:09 | 食べる | Comments(2)

いやしんぼの口福な夜

薬が効いてか、喉の腫れはひいているものの、
まだときどき突発的に咳がでて、夜は少しだるくなる。
明日はカイロプラクティクへ行く予定だったけれど、
一週間のばしてもらった。

先週の個展では本当にたくさんの方々から陣中見舞いを頂戴した。
まだちゃんとお礼出来ていないけれど、
日持ちしないものからどんどんいただいている。

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そんな個展の最中に、相方が、彼の友人であり「お仲人」でもある
桜鍋屋のご主人から、なんと国産の松茸を頂戴してきた!
私の方も、こちら側の「お仲人」でもある友人から
モエ エ シャンドンを頂戴し、
また別の友人からあつらえたかのようにスダチもいただき、
個展が終わった翌晩、これも結婚の祝いで友人たちからいただいた
土楽の土鍋と薄玻璃のグラスで、松茸とモエをいただいた。

普段は「しみじみご飯」と称する一汁二菜の
ごくシンプルなご飯の私たちには、ずいぶんと贅沢なごちそうで、
なんだか罰があたりそうなくらい(?)口福な晩ご飯だった。
おおいに感謝していただいたので、
とくに罰はあたらなかったとは思うけれど、
連日の興奮と緊張も、ついにそこで気が緩んでしまったのか
私はその後にわかに風邪をひいてしまった・・・。

でも、味覚や嗅覚が鈍る前に美味しいものをいただけて、
ああヨカッタ〜!と、いやしんぼ根性だけはへたれていないようだ。
by team-osubachi2 | 2010-10-14 14:47 | 食べる | Comments(0)

白くまミカン編

昨日は猛暑がぶりかえしたりはしても、さすがに朝晩は秋らしい空気だ。
朝、寝起きに窓を開けると虫の声とひんやりとした空気が入ってくる。
ああ〜、やれやれ、やっと秋ね〜・・・ってもう9月も半ばじゃん?!
いきなり現実。今週はカンヅメ状態で描きまくらねば。

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暑い日中やお風呂あがりに欲しくなるアイスのおやつ。
白くまにミカン味のがあるんだね。はじめて知った。
そうそう食べるワケではないけれど、
たまにこんなアイスを食べるとヒュ〜っと喉元ひんやり。
糖分がカラダをめぐりはじめたら、さあ、また机に向かうべし!
by team-osubachi2 | 2010-09-13 08:46 | 食べる | Comments(0)

虫と分かち合う

我が家のご飯は、無農薬や減農薬、添加物のない自然食品には
あまりこだわってはいない。おいしければそれで充分という考えだ。
相方と私、それぞれに少しだけある食物アレルギー以外のものなら、
ジャンクフードも食べるし、マクロビオでは食しない食べ物なんかも、
たまに食べると妙においしいな〜と思ったりするフツーの雑食暮らしだ。

が、うちのまわりにお店がないためもあり、週に一度、
無農薬・減農薬にこだわりのある某宅配食品会社の
野菜箱を届けてもらっている。
契約する気になったのは、試しに食べてみたら、
野菜の味が濃くて、何よりもおいしかったからだが、
今週届いた箱にはモロヘイヤが入っていた。
スープを作ろうと袋から出して水洗いしてみたら、あ〜らら!
見事なくらい虫食いだらけだった。
まあ、私たち人間でさえ大変な夏だったのだから、
植物も虫たちも必死だったろう。

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農業はただでさえ自然相手のものだから、なかなか大変だろうに、
(でも、いろんな場面で喜びも大きいのだろうけど)、
さらに無農薬で頑張ろうという気骨のある農家の人々にとって
ことさら厳しい状況の中、しかもこういう野菜を
出荷せざるを得ないキモチはいかばかりかと、
この夏の過酷さをあらためて知る思いだ。

さいわい、モロヘイヤは包丁で刻んでからスープに入れるから
調理してしまえば、虫食いはまったく問題ない。
なので、せっかく育ったこの野菜、
虫たちと分かち合って食べることにする。
では、いた〜だきます!
by team-osubachi2 | 2010-09-11 00:24 | 食べる | Comments(2)

白玉のおやつ

とある休日に、久しぶりで白玉だんごのおやつをこしらえた。
ころんとした球形のだんごもいいのだが、
自分の好みはやっぱり「赤血球」形かな。

白玉粉をこね、ちいさくちぎり、
まあるく整えた球形に指でちょこんと押して
真ん中あたりにくぼみを作る瞬間がたまらなく好きだ。

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白玉だんごが出来たところで、戸棚にあったゆであずきの缶をあけ、
冷蔵庫にあった紀ノ国屋のみかん缶もあけて、生パイナップルも切って、
それぞれに盛りつけて出来上がり〜!

ひんやりつるるんとおいしい夏のおやつ。
口福なひとときだった。
by team-osubachi2 | 2010-08-20 07:43 | 食べる | Comments(0)

黄色いスイカ

相方の実家から夏野菜が入った箱が送られてきた。
その中にひとつ、黄色い小玉スイカが入っていた。
電話でお礼を伝えたさい、姑どのから聞いたところによれば、
黄色いスイカは、相方が子供のころに食べたいとよく言っていた
憧れの果物だったらしい。

相方だけではない。
黄色いスイカは私にとっても憧れだった。

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包丁を入れると、プ〜ンといい香りが部屋中に漂った。
彩度の高いカラーインクを溶いたような鮮やかな黄色だ。
味もよかった。甘くてみずみずしい。

お盆のころ、いつもとは違う果物を食べられるというのが
子供時代の私には、ちょっと贅沢なコトだったのだが、
黄色いスイカを食べると、そんな特別感が
鮮やかな色と同じくらいイキイキとよみがえってくるのだった。
by team-osubachi2 | 2010-08-15 00:09 | 食べる | Comments(0)

たまには

梅雨も明けたし、もう立派な夏だ〜っ、夏っ!
だけど連休中は詰まった仕事に追われる羽目になっちゃったし、
暑くて忙しないときは、台所にこもる気がしない日もたまにはある。
そんなときは売ってるお弁当とかも利用する。

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先日、相方のお寺さんでお盆明けにはじめて施餓鬼供養にでてみたら
神田志乃多寿司の折詰めをもらったので
お味噌汁とわずかなおかずを一緒にだして夕飯にした。
折詰めって、もらうとなんだか嬉しいものだが、
ここの包装紙や上蓋がまたレトロで好きなものだから、なお嬉しかった。

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またある日は、ちょこっと用事ででかける相方に頼んで
近くの東急で崎陽軒のシウマイ弁当を買ってきてもらって
お茶と一緒に、お昼ご飯はこれで済ませたこともある。

新米の兼業主婦としては、仕事と家事それぞれ
頑張るところと怠けるところのバランスをとるのがまだ下手っぴいだ。
ま、どのみちバタバタには違いない。
無理はできないけど、あまり自分に言い訳はしないで
なんとかやっていければいいかなあ・・・。
by team-osubachi2 | 2010-07-17 23:00 | 食べる | Comments(0)

とろける匂い

猫にまたたび・・・ではないけれど、
私は、薔薇、梅の実(プラムも)、金木犀の甘い匂いをかぐと
ほにゃららら〜トロントロン・・・となってしまう。

実家にいたころ、毎年母親が梅干し用にと買う梅の実の匂いに
ウットリとろけそうになりながら、なんでコレが食べられないのか、
なんで梅干しになるとこの匂いが無くなってしまうのか、
子供ながらに納得がいかない思いをしたものだった。

今年になって、梅ジャムを作ってみよう!という気になり、
失敗覚悟で、ひと袋買ってきた。
追熟させている間、部屋中にいい匂いが漂う。
う〜ん、とろけそうだ〜。

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しかし、どの段階でジャムにしようかと悩む。
ま、匂いだけでも楽しめるから、たとえジャムが失敗してもいいかな、
いや、それでは材料費がもったいないな、・・・とかなんとか、
作りもしないうちから一人で気を揉んでいる。
by team-osubachi2 | 2010-06-23 01:28 | 食べる | Comments(0)

びわの季節

この季節、外を歩いていると、家々の軒先に
あかるいお日さま色の塊が、あちらこちらで見られるようになった。
びわである。

もうそんな時期になってたんだなあ、と思ってスーパーなんかをのぞくと
他の必要なものだけで予算はいっぱいなので
ついつい買わずに通りすぎるのだけど、
今週届いた野菜箱を開けてみたら、びわが入っていた。
ワ〜イ、ヤッタ〜!!と、バンザイな気分だ。
(と言っても、買っているのは自分たちなんだけど)

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数日前、テレビのニュースで、
皇室に献上するびわの選考会の様子をやっていたけど、
さすがに献上品に選ばれた逸品は
この春の天候不順で若干小ぶりだそうだが、みずみずしくふっくりと育っていた。
見ているだけでヨダレが出そうだった。

こちらのものはけっこう小粒ではあるけれど、
奈良で無農薬で育てられたというこのびわの味はというと・・・。
子供のころ、母方の実家の畑そばの木から
むしり取ってもらって食べた濃いびわの味をひさしぶりで思い出した。
ウフ!しあわせ〜!な味である。
by team-osubachi2 | 2010-06-17 00:43 | 食べる | Comments(0)