年が明けてからも、あっという間に日が過ぎてゆく。
正月休みも最後の週末に放送していた二本のドラマをとても面白く見た。

一本は『平成細雪』。
あの名作を平成仕立てのドラマで・・・ほお〜、どんな感じになるん?
出だしを見て、設定が上手いなあ〜と思った。
昭和も終わって数年。ついに時代の波に揉まれてもちきれず没落したものの、
まだまだそれまでの栄華を引きずる蒔岡家の四姉妹。

配役もうまいこといってるなあって感じ。
個人的には、あの中山美穂さんがいつの間にこんな大人になってらしたのでしょう?って印象で
堂に入った長女鶴子の芝居に良い驚き。
高岡早紀さんはまたこれまでの女優さんらとは別の雰囲気を醸す次女幸子。
そして、いまやったらあんたらちょうどええがな、ぴったしや!という雰囲気の
三女雪子の伊東歩さんと四女妙子の中村ゆりさん。他脇で登場する人らもなんだかとてもしっくり。

f0229926_10223586.jpeg

1983年の市川崑監督の作品を彷彿とさせる部分をあえて含ませてる気もする。
でも現代の事情もうまいこと混ぜ込んで、見ていて物語にすんなりと入ってゆけるし
なによりドラマとしてもとても面白いのは、やっぱり原作のチカラと、
映画に舞台にと磨かれて踏襲されてきた演出ってこともあるのかな?

名作の主人公ってみんなそうだけど、作家・谷崎潤一郎もまた
時空を越えて永遠に老けることなく生き続ける女姉妹四人を生んでしまったのね・・・なんて思ったりして。
お話の筋はわかってても、この先の展開がとても楽しみ ♪

プレミアムドラマ『平成細雪』/NHK BSプレミアム

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もう一つのドラマは去年の暮れに亡くなられた脚本家の早坂 暁さんの追悼で放送の『夢千代日記』。
何度か部分部分では見たことがあったけれど、通しで見るのは
私にはこれがはじめてじゃないかなあ。物語の結末の記憶がない。

もはや昭和のドラマは時代劇なんだなあと思う。
いまはもう聞かれなくなった「表日本」という言葉も出てくる。
戦後の哀しみとかやるせなさとかが画面いっぱいにあふれてる。
日本海側(当時で言えば「裏日本」ね)の冬の気候ともあいまって、
昼間でも薄暗く重く湿った空気のなかに血の通ったやわらかい人情の味がする・・・と、しみじみ。

f0229926_10225350.jpeg

主演の吉永小百合さんはまるで風間 完さんの画から抜けでてきたかのような風情だ。
出演の俳優さんら皆さんお若いけれど、ああ、いい芝居だなあ〜って見ていて思う。
でもって久しぶりに聴いた林隆三さんのお声・・・とてもいい心地になる♡

こちらは今夜(草木も眠る丑三つ時に)最後の二回分を放送して終了。
録画しておいて、あとでじっくりと見よう。

追悼 早坂暁さん『夢千代日記』/NHKドラマ

『夢千代日記』脚本家・早坂暁が三谷幸喜に投げかけた「疑問」/エキレビ!

by team-osubachi2 | 2018-01-09 13:40 | 出かける・見る | Comments(4)