2017年 11月 25日 ( 1 )

五島美術館での茶会へ

*11月23日(祝・木)雨のち晴れ

今年も香和会茶道教室のS先生の茶会へ美味しい一服をいただきに
朝からいそいそと着物に着替えて出かける。

着た着物は金茶色の縮緬の無地。
雨天でも平気で着ようと思えるのは撥水ガードを施してあるから。
厄年に誂えたので、「厄難去る」にちなみ紋がわりにちいさな猿んぼがふたつ提がっている。

f0229926_00340005.jpeg

天気予報では午後から晴れるというけれど、朝はずいぶんな雨降りだ。
足袋カバーをはき、カレンブロッソには爪革をかけ、
化繊のアップルコート(撥水力があってシワも気にならない)に防寒ショールを巻いて
ガッチリと雨拵えしてむかった先は五島美術館。

この美術館の奥にある起伏に富んだ土地を活かして作られた庭園には
「古経楼」と「冨士見亭」という茶室がある。
この日参加した着物仲間と入り口で合流し、指定場所の待合いで支度をし、
まだそぼふる雨の中傘をさしてまずは「古経楼」の広間の薄茶席へ。

f0229926_00343881.jpeg

お軸は『白珪尚可磨』(参考:http://www.kakejikuclub.com/hpgen/HPB/entries/150.html)とある。
白い玉でもそりゃあ放ったらかしでいいわけがない、より輝きを放つためには尚も磨くべし。
磨き続ける努力も要るわけね。そうか、うん。そうだね。自分もそうありたいものだと思う。

お点前よりもついつい見事な室内の建築や建具に目がいってしまった。
でもって、照葉を模したお菓子も美味しかったけど、
冷たい外でしばし並んで順番を待ったあとだったせいか、
お茶の熱さがちょうどよく、冷えた身体に沁みるように美味しかった〜♪

自分の楽しむ「お茶」はしょせんそんなレベルだ。
美しいものを見て、感じて、美味しい茶を喫する。いいんだ、それで。

その一席目を退出するころには雨はあがって、雲がきれてきたかも?!

f0229926_00361292.jpeg

待合いになってる会場にいったん戻って、お昼に点心をいただく。
わ〜〜い!地雷也の「天むす」だわん!!好きなんだ〜、天むすぅ〜〜♡

連れのお仲間とお喋りしながらほおばってる間に空はすっかり青空になっていた。
さっきまでの寒さもどこへやら。
お日さまのチカラってすごいのね、日差しのあるところはあったかい。

ってことで、しばし撮影タイム。はーい、撮りますよ〜!

f0229926_00355805.jpeg

続いてS先生のお席である「冨士見亭」に入る。

実は二十代のころに一度この五島美術館での茶会に訪れたことがあって、
はじめて冨士見亭(立礼席)からの眺めに感動して、ぜひまた体験したいと思っていたら
はからずもS先生のお席でまた体験することができた。
それも紅葉シーズンで雨上がりのこんなピッカピカのお天気に恵まれて・・・運がいいわあ♡

f0229926_00351978.jpeg

開け放たれた窓の向こうには、雨に洗われて澄んだ青空と紅葉しはじめた木々。
小鳥たちがさえずり、吹く風に木の葉が舞い散る様子が眺められる景色こそは
席主であるS先生がお客さま方への最上のもてなしに違いなく、この日一番のご馳走であった♪

お軸は「松風」。美味しいお菓子は偶然ながら私の郷里富山の銘菓「鹿の子餅」。
風光明媚な景色を愛でながら、和製マシュマロといった食感の白いお菓子をほおばり、
窓から差し込む光線越しにゆらぐ湯気とともに点てられた一服をいただく幸せってば、もう・・・♡

こういう喜びをいただきたくて、私はこの先生の茶会に参加したいと思うのかも♪

f0229926_00353452.jpeg

満足感と余韻たぷたぷで「冨士見亭」を退席し、続いて「古経楼」の小間での濃茶席へ。
しばし待ったあと、寄り付きでお菓子を先にいただいてから移動し、にじり口から小間へ入る。

たまたま空いた場所めがけて座った位置はお詰めの位置。
席主の大先生(S先生のお母様)と膝を並べて座らせていただく。
こちらの大先生も気取りがなくて、おおらかさと優しみを感じられるお席で、
偶然ながらS先生の娘さんの濃茶点前を柱越しに拝見。

点前座に窓からかすかに外の明かりがさして、釜の湯気のたちのぼるのが見える。
さっきの「冨士見亭」とはまた全然違う風情だ。

(帰宅してからの記憶スケッチ↓ご本人と似てないのですけど・・・(^ ^;;)
f0229926_00365014.jpeg

お茶の世界は長年好まれ支持されてきたように侘びてて寂びてて老成したような文化だと思うけど、
お正客ほか皆さんがいっせいに視線を注ぐ中、ものおじせず真剣に茶を点てる若い人の姿って、
いろんな意味での青さが感じられていいものだなあと思った。

f0229926_00363587.jpeg

無事に三席まわり終えて、ついでに美術館での展示もさっと見終えて、
素晴らしかった今日一日の余韻でふくふくになりながら家路についた。

今年も嬉しさいっぱいの美味しいお茶をありがとうございました♡


香和会 茶道教室(Blog)

by team-osubachi2 | 2017-11-25 01:35 | 出かける・見る | Comments(8)