2017年 11月 08日 ( 1 )

ざざんざ織りのやたら縞

今日はちょっと着付けの講習を受けるため、ひさしぶりにざざんざ織りの縞を出してみた。

独身時代、これを着て出かけた帰りに新宿二丁目へ一人飲みに寄ったときのこと。
八人も座ればカウンターがいっぱいになる品の良いちいさなバーで、
奥にいた見るからに上質そうなスーツを着た老紳士がこちら(私)を見ながらマスターに訊いた。

「あれは、、、男?」

マスターが答えるより先に、「女です、女」と自分で返答したのだけど、
ほの暗いお店の中とはいえ、着物を着ていても男だか女だかわからないとは、
赤ん坊のときから男子に間違われてきた私には「またですか」と思いはしたものの、
この縞の着物を着ると私の顔は柔らかく見える(らしい)という評判だのに、
30代(当時)になっても「男かも?」に見えるとはねえ。なんだかおかしかった。

f0229926_23031468.jpeg

・・・あれから何年たっただろう。
二丁目のあのお店ももうなくなり、優しかったマスターももういない。
私の髪も白いものが増えてきつつあるけれど、この縞は今も私に似合っているだろうか?
似合い方は少しずつ変化してるかもしれない。
今年ご縁があっていただいた赤い帯を締めて出かけたのだが、
若かった当時よりもむしろ今の方が嫌味なく合わせられるんじゃないかな?そんな気がした。

by team-osubachi2 | 2017-11-08 23:42 | 着物のこと | Comments(6)