2017年 01月 07日 ( 1 )

個人的には昨日が仕事はじめになるのかな。
午前中銀座で一件打ち合わせをした。

そのあと着物友だちと待ち合わせて、
松屋銀座で開催中の『白洲正子ときもの』展を見てきた。

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白洲正子という女性を知ったのは、自分はまだデザイナー時代だったとき。
最初に入社したデザイン事務所の書棚で見つけた、あれは古い別冊太陽だったかなあ、
着物についての別冊で、中に着物への造詣が深いお三方の対談が載っていて、
そのメンバーのお一人が白洲正子さんだった。
なにそろあの独特なお顔に、能装束風の小袖に細帯という
独特な着物の着方に衝撃を受けたっけなあ。

いつだったか紀尾井町のホテルで、源氏物語に登場するヒロインそれぞれを
さまざまな著名人がイメージする着物や小物などで表わすというイベントがあって、
白洲正子さんは「夕顔」を受け持たれ、そのブースを拝見したとき
「まるでお能の舞台みたいだな」と思ったことがあった。

その白洲正子さんの着物だけを集めた展覧会。
写真集で見てもあまりピンとこなかった着物や帯も、なんのなんの
実物は、うん、やっぱりなあ〜!・・・とうなづいてしまうほど
存在感ありありの強いチカラを持つ織りや染めの布ばかりだった。

お正月だしするから、会場にはお着物の方も多く、
友だちとも「どれが好き?」「ああ、これ、いい色ね」
「こんな組み合わせ方は難しいわあ」と言い合いながらとても面白く拝見した。

さらに付け加えるなら、田島隆夫さんの画のある手紙や裂帖がとっても素敵で、
何時間でもずっと見ていたいくらい良かった♡

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そのあと7階に降りて、白洲千代子さん(アクセサリー)と
大谷ひろ子さん(ヘッドドレス/コサージュ)の二人展に寄り、
二人の作品もあれこれ楽しく拝見。

白洲さんのブローチやネックレスはどこかユーモアがあって好きなんだ〜♪
大谷さんの手刺繍による髪飾りや和のカチューシャ、華やぐようなコサージュなども
すべてハンドメイドの一点物で、見てるだけで甘やかなキモチになる♡

*特別展『白洲正子ときもの』は16日(月)まで
*白洲千代子さんと大谷ひろ子さんの二人展は10日(火)まで
*お知らせログ/http://okakara.exblog.jp/27387800/

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綺麗なもの、好きなものを見てキモチがよくなったところで松屋銀座を出て、
午後はわりあい人の空いてる「凮月堂」さんでゆっくりとお茶をした。

昨日ご一緒した着物友だちは、もしかして男物だったのかな?
亀甲絣でびっしりと埋められた結城とおぼしき着物に、
なんと十二支全部が絵馬に描かれた小紋生地の帯といういでたちだった。
この方もご自分の好きなものがよくわかっている人で、
そういう人にこういう布との出会いってやってくるのだろうなあと感心する。

途中、夏の琉装もどきの話になり、たとえば芭蕉布や宮古上布、八重山上布など
「琉装風にして着るんだったら、たとえ丈が短くても買えるね〜!
着物にして着るよりぜったい涼しいわよ!」と真冬に真夏の着るものの話で盛り上がり、
そこはお互い古手ものの中に宝ものがたくさん眠っていることを知っている者同士、
あれこれと着物の話は尽きないのだった。

「凮月堂」さんを出るころにはもう日は暮れかかっていたけど、
でも、日は確実に長くなってゆく。春は遠からず、である。

by team-osubachi2 | 2017-01-07 17:44 | 出かける・見る | Comments(4)