2016年 12月 08日 ( 1 )

それまでのポカポカ陽気から一転、木枯らしが吹き出した一昨日の午後、
大好きな弁柄色の格子紬に、これも大好きな上原美智子さんの無地帯をあわせて
(色、なかなか出ないねえ〜)サッと出かけてきた。

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向かった先は、冨田潤さんとホリノウチ マキさんの二人展をやっていた
銀座のギャラリー「日々」さんとこと(*会期は終了しています)、
染色家の津田千枝子さんの個展が開かれている「青山 八木」さんとこ・・・。

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「日々」さんでは冨田さんのタブローのようなちいさな作品とクールなタペストリー、
そしてホリノウチさんのうっとり♡する手触りの毛織物のショールやマフラーを
お話をうかがいながらゆっくりと見せていただいた。

素敵だったなあ〜、とくに赤いショール・・・♡
お嫁にいただけたらいいだろうなあ〜。
こんな若い素敵な人をこれからも応援してあげたいなあ〜と思ったりもした。

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「日々」さんを出ると、すぐ斜め向かいに凮月堂さんが見えた。
そうだわ、ひさしぶりでお茶していっちゃおうかな〜♪

カステラと飲み物のセットで、しばし本を読んだり思索したり・・・いい心持ちだ。

ふと、自分はなぜ、人さまの作品展や絵画展を見に
いそいそ出かけてゆくのだろう?と疑問に思った。
いまあれこれ作品を見て、それを買えるわけでもないのに・・・。

「だって、きれいなものや美しいものを見るのが好きなんだもの」

そうよ、美しいものを見るのが大好きなんだもん。
じかに見ることで、作品が持っているパワーをいただいたり、
よい刺激になるとでも言えばいいのかなあ。

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それは次に立ち寄った「青山 八木」さんところで拝見した
津田千枝子さんの作品でもあらためて思ったことだった。(*10日土曜日まで開催中)

初日の夕方だというのに、大半はすでにお嫁入りしてカウンターの上に除けて置かれた帯の山から
「こっちもぜひ見ていって ♪」と津田さん自ら広げて見せてくださる。
布が広がるたびに、優しい、けれどとても力のこもった染めの花模様や
洒脱な幾何学模様がこぼれるように現れる。

はああ〜・・・・♡
ため息をつきながらも、作品の持つ輝きというのか、オーラのようなものに釘付けになる。
浴びると言ってもいいかもしれない。
たとえその物が自分とご縁がなくてもいっこうに構わない。
作品と対面するこの瞬間が大好きだ。

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拝見し終えてそろそろおいとましようかというとき、
津田さんの帯を締めた八木さんのお客さま方がグループでいらっしゃった。

布という平面から帯となって人の体に立体的に添うと、
それまでとは異なる表情になるのが本当に面白い。
たちまち会場は祝祭感でいっぱいになり、にぎにぎしくなったところでお店を後にした。

帰宅してから着ていたものを着物ハンガーにかけ、さぼしながら惚れ惚れと見とれる。
ああ、私は綺麗なものを見るのが本当に好きだ♡
またあちらこちら、時間の都合がつくときには見に出かけよう。
心の中の小引き出しには綺麗なものがすでにいっぱいあるけれど、
まだまだいくらでも余地はあるから ♪

by team-osubachi2 | 2016-12-08 22:14 | 着物のこと | Comments(13)