昨日はお昼前から相方の夕飯の支度にかかり、
合間に自分もサクッとお昼ご飯を食べ、電話で一本打ち合わせをしてから
ちいさな羽毛膝掛けとか水筒に白湯を仕込んだりして出かける準備をして、
それ!っと家をでて向かった先は浅草。

今回この公演を誘ってくれた友だちとカフェで待ち合わせてチラとお茶をしたあと、
近くのデパ地下でおむすびなどを仕込んでから
浅草寺裏に設営されたにっぽん文楽の小屋の入り口に並ぶ。
全席自由なので良い席で見たければ開場よりも少し早めのアクションが要る。

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木戸小屋からぐるりと幕が張りめぐらされた内に入ると・・・
おお〜〜!宮大工による組み立て式の掛け小屋はとても美しく、
一昨年から使われてる割にはまだまだ白木の肌がきれいで木の香がした。
いいね〜、いいね〜!見物気分、おおいに盛り上がるう〜♡

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開演までの一時間、暮れなずむ浅草の空のもと、
腰掛けに座ったお客が銘々に飲んだり食べたりして寛ぎ、
私たちのお隣にはクーラーボックスに仕込んで来たお酒とつまみでご機嫌な一団もいて、
(赤ワインを友だちと私にもおすそ分けしてくださったり ♪)
はるか昔、江戸や上方で、こんな風に掛け小屋に幕を張り、
筵(むしろ)を敷いただけの見せ物小屋では
きっとこんな風に庶民は浄瑠璃や芝居を楽しんだんだろうなあ〜・・・とそんな光景が頭に浮かぶ。
(個人的な意見だけど、最近の劇場内の係による開演前のマナー喚起・・・
観客にむかって声をあげてご注意申す風潮は、
悪くはないけど世知辛く窮屈で少々興ざめしてしまう)

ほどよくお腹も満たされて、とっぷりと日も暮れたころ幕が上がった。
演目は『五条橋』と『壺坂観音霊験記(山の段)』、
それと幕間前に初心者向けの解説がちょっと入り、
演者も中堅どころからベテランまで登場して充実のプログラムであった。
これで木戸銭二千円とは、さすが日本財団のやることは太っ腹だ。

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個人的にはまだ田楽というのか、農村部で山野や田畠に囲まれた中での
歌舞伎芝居や人形浄瑠璃、能狂言を観たことがないのだけれど、
屋外での見物ってとてもおおらかな空気に包まれていて、
立派な劇場で観るのと違っておおどかな感じがなんともいえず良かった。

五条橋もよかったけど、壺坂も夜の山の場面は
ほんのり冷えてきた外気に馴染んでか物語にずんと引き込まれ、
お里沢市夫婦の情の濃さに思わずホロリとなっちゃった・・・。

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今回は四日間だけの開催だったそうな。
しかも前日の夜は雨天中止だったそうで、屋外でのライブはそこが難しいよね。
けれど、またいつかこの掛け小屋で観てみたい!!
いつかまた逢う日まで・・・。

今回のお誘い、どうもありがとうございました♪

にっぽん文楽ホームページ/日本財団

by team-osubachi2 | 2016-10-19 13:56 | 出かける・見る | Comments(4)