2011年 05月 20日 ( 1 )

家紋を洒落る

先日、Mちゃんの着付け特訓をしていたとき、
Mちゃんが着ていた無地っぽい織りの着物を見て、
「刺繍で何か紋を入れてもいいかもだね」と話をした。

何年か前に大きなお仕事をいただいたさい、
40歳記念に・・・と、人形町の錦やさんで誂えた灰色無地の結城紬には、
私の実家の家紋を刺繍で入れてもらうことにしたのだが
なにせ岡田の家の家紋は、丸に算木(三ツ木とも?)といって
やたらに硬いデザインの家紋だ。
http://bit.ly/ij1Obt

この硬いデザインがどことなく自分の性分に合っている気がして
私は嫌いではない。・・・嫌いではないのだが
わざわざ刺繍で入れるには硬すぎてつまらない。
お茶人さんがよくなさる点々点と輪郭を縫う陰紋にするのもつまらない。
そこで考えたのが、家紋の丸をとっぱらって
算木の部分を少し大きくし、三色の糸で繍いつぶしてもらうコトだった。

f0229926_732242.jpg

自分なりに考えた三色は「花、草木、水」の色。
それを絵の具で描いて、おおよその色見本にしてお願いしたところ、
こんな洒落紋に仕上がった。
担当さんは「モダンな加賀紋みたいに見えますよ」と言っていた。
優雅でかわいらしい花模様の加賀紋はどうも私には似合わない。
どうで礼装ではない着物だもの。
こんな家紋の遊び方があってもいいだろう。
by team-osubachi2 | 2011-05-20 08:17 | 着物のこと | Comments(6)