2011年 05月 10日 ( 1 )

青い花・藍の花

天気予報では、今日は
この夏はじめての真夏日だとかなんとか云っていて
朝から気温がどんどんあがっていた。
西向きの部屋の窓にかけようとすだれを買いに
隣駅近くにある荒物屋さんまで買い物に行って
坂道をのぼって帰ってきたら、さっそく汗だくになってしまった。

こんな季節に袖を通したくなるのが藍木綿だ。
先日、世田谷にある妙壽寺でやっていた一衣舎さんの展示会へは
ゆみはま絣の単衣木綿に、紬地の染め帯という気軽な格好で出かけた。

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とっても好きで春によく締める青い花の帯は、
かつて16年間も住んだ杉並区にあったアパートの大家さんが
染織の趣味で描いたローケツ染めの帯だ。
最初、これを買い求めたご婦人が
「何年も前のなんだけど、使わないうちにもう若くなっちゃって。
岡田さんになら似合いそうだし」と一度も締めないままのを
着物を着始めたばかりだった私に下さったものだ。
20年たった今でも締められ、まだこの先も締められる重宝な帯のひとつ。
好みとしては藍染めの縞紬や木綿絣によくあわせている。

さて、私のゆみはま絣は、いってみれば普及クラスではあるけれど、
着るほどにカラダによくなじみ、またあまりシワにもならず、
なんといっても汗を気にしないでいいから
実に気(着)やす〜い着物なんである。
自分で手入れをしながらおばあさんになるまで袖を通すつもりで
ずいぶんと地味なものを選んだものだが、
私のような太い「ボサ眉」の顔にはこーゆーのが映える気がしている。

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先日、浦 令子さんが代表をつとめる「ぬぬぬパナパナ」の
リレー日記に、浦さんの紹介で村井弘昌さんとおっしゃる
藍作りをしておられる方の日記が紹介されていた。

専門的な知識はないが、ときおり藍を作る人というのは
なんだか神職に属しているかのような錯覚を覚えるときがある。
とても地道で地味な作業に、どことなく
崇高なものを感じるのは私だけではないだろう。
(およそ染めや織りにはそんな霊気に通じる部分があるような感じがする)
手塩にかけられた蓼藍すくもは、
やがてどんな染織家や職人さんの手元にいくのだろう?
そしてどんな糸や布に染められるのだろう?
労をいとわず藍を作る人々に、そして布を生む人々に、
幸多からんことを祈りたい。

ぬぬぬパナパナ「ぬぬパナ・リレー日記」
http://nunupana.com/diary/
by team-osubachi2 | 2011-05-10 14:23 | 着物のこと | Comments(10)