はがき絵を描く−4

春向きのはがきに、小袖を召した女性をひとり、モチーフに描きました。
この女性にはあえて彩色は施されません。

が、まわりに花を描いたあと、女性の顔に少し紅をさしました。
素っ気なかったような顔が、ほのかに華やかになったように思います。

はがき絵を描く−4_f0229926_12152171.jpegはがき絵を描く−4_f0229926_12154335.jpeg

私自身のことでいえば、若かりしころにはむしろさけていた赤い口紅でしたが、
このごろめっきり女っ気(?)が失くなってきたせいでしょうか、
ともすればオヤジっ気の方が全面に出てしまいそうになります。

せめて着物を着たときくらいは・・・と、赤の色味が強い口紅をうすく使うようになりました。
ことさらなメイクはしないのですが、口許にわずかな赤い色があるだけで
頬まで照り映えて顔全体が明るくなるような気がします。(錯覚ではないことを願いつつ・・・笑)

ごくわずかな面積でも、赤の効用は大きいですね。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

by team-osubachi2 | 2017-09-19 14:02 | 仕事をする

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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