さようならカッシーニ

まだ田舎にいたころのこと。
高校合格の記念に(自分でためた貯金で)買った屈折式天体望遠鏡で土星を見た。
いまどきはあたり前の解析されたカラー画像やCGとは違い、
望遠鏡のレンズを通してナマで見る土星はただ白っぽく、
それでもしっかりと惑星と輪が見てとれてとても感動した。

ああ、あそこへ7年もかけて旅をし、13年もかけてミッションを果たした土星探査機カッシーニは
ついさっき、すべてのミッションを終えて土星に突入し消えていったそうな。






ある意味、我が子同然だったんだろうなあ。
別れは辛いけれど、働いてくれた功績を讃えてインタビューに応えていたこのミッションの女性リーダーは
科学者らしい落ち着きがありながらも、本当に誇らしそうで感無量といった表情だった。
送られてきたデータの解析には何年もかかるだろう、って。
最後は土星の空に燃え尽きても、カッシーニのおかげで
これからも私たち宇宙ファンはさらに美しい色付きの土星を観賞させてもらえるんだよ。
なんて素晴らしいんだろう!!

ありがとう。そして、さようなら、カッシーニ♡

Commented by セージグリーン at 2017-09-16 13:30 x
素晴らしいどうがをありがとうございます。
子育てで忙しい頃、カール・セーガンの「コスモス」を観て、
気分転換していました。私たち人類も「星の子供たち」なのだと知り、壮大な宇宙の営々としたドラマに心打たれました。
太陽系の惑星の衛星や小惑星のなぞなども、少しずつ解き明かされていって、そこから宇宙のより深い謎への手がかりがつかめるのかも知れませんね。いや、その頃、まだ地球が存在するのかどうか、、、。
カッシーニ、お疲れ様でした。
Commented by team-osubachi2 at 2017-09-16 14:49
セージグリーンさん
カールセーガンの『コスモス』、私も夢中になって見ていました。
そういえば、うちの相方はDVD(輸入版)持ってます。見せてもらわねば!笑
そんな『コスモス』をご存じのセージグリーンさんへ、つい先日アップされたこの記事を贈ります。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/090800112/
by team-osubachi2 | 2017-09-15 23:25 | 生きものの世界 | Comments(2)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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