バイバイ、ブブたん2号

*6月24日(土)夕方、晴れ

銀座で着物仲間とランチしたあと、皆さんから離脱して
横浜の赤れんが倉庫方面にむかって移動した。

暑さにやられてか、一人になったとたん急にヘトヘトになったけど、
とにかく「このコを無事里親さんにお渡しするまでは!」の一心で、
この日某所で里親さんがいらっしゃる虫の講座イベントの会場へ向かった。

月曜にどういうご縁か飯倉片町の交差点で捕獲しちゃったカブトムシさん。
命名「ブブ2号」。
相方が独身時代、この丘の上の長屋のベランダに飛んで来たカブトムシを捕獲し
飼育中にケージの中で羽をひろげた羽音から「ブブ」と名付けたそうな。
我が家にやってきたカブトムシの2匹目ということで「ブブ2号」なんだけど
私的には「ブブたん2号」って呼んでお世話してさしあげた。w

里親さんが決まって今日まで数日間お世話しながら観察してみたけど、
通常より小型で、また瞳がつぶらでなんとも可愛いらしく、
毎日新鮮剥きたてリンゴの「お食事」を差し上げたり、
お粗相した「シーツ(キッチンペーパーね)」をお取り替えしたり、
お世話するのがもう楽しくて楽しくて♪

夜行性なので、当然のことながら夜に運動なさる。
ある晩、クリアファイルにベルトの穴あけ金具でいっぱい穴をあけたフタで
いま流行り(?)のボルダリングをなさったり、
またある晩、拾ってきた枯れ枝で遊んでさしあげたところ、
1分間ばかり和室でのフライングも愉しまれたご様子。w

バイバイ、ブブたん2号_f0229926_14555505.jpg

うわ〜、小型ながらもブーンと力強くていい羽音〜♡
さすがはブブたん!「ブブ2号」の名にふさわしい翔びっぷりだわあ♡・・・という親バカぶり。

しかし、翔んでしまったブブたん、どう収容したらいいかしら?・・・と思案していたら、
さいわい私のリネンジャケットに軟着陸したので、枯れ枝に移動していただき、
(無理にはがそうとすると大層抵抗なさるので自ら枝に移るよう仕向けた方がスムーズなんである)
無事お部屋にお戻りいただいた。ふう〜・・・。

バイバイ、ブブたん2号_f0229926_14560821.jpg

そんなこんなでお世話したぶんだけすっかり情がわいてお別れするのが淋しかったけど、
お会いした里親さんがとてもいい青年で「この人なら大丈夫だ」と、安心してお渡しできた。

じかに見てもらったところ、結局ブブたんは、どうも交雑種ではなく、
よくいる日本のカブトムシの小柄な個体ということらしいけど、
カラダの美しさは天然ならではということらしい。
その天然ブブたんの小柄ぶりも里親さんは気に入ってくださったようだ。よかった♪

バイバイ、ブブたん2号。
お世話した間、面白く観察させてもらったし、楽しい時間をどうもありがとう。
優しい里親さんのもとで、どうか良い余生を送ってネ!


by team-osubachi2 | 2017-06-27 11:03 | 生きものの世界 | Comments(0)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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