山、笑ふ。

いったい何からそんなことを思うようになったのかは忘れてしまったけど、
若かりしころ、別荘というものはどうも維持管理が大変そうだから、
そうだ、仲良しになる人が別荘を持っていてくれるのがいい、
で、ときどき呼んでもらいのがいいな〜♪・・・なんて甘いことを考えたものだ。

そんな都合のいい思いがはからずも実現し、
先週末、仲良くしてくださっているおじさんが、
二年ほど前に建てたという山荘へご招待してくれたので、
甲斐駒ケ岳と八ヶ岳にはさまれたところにある山荘へ一泊でドライブ旅をしてきた。
(もちろん運転は相方の担当)

早朝家を出るもいきなり事故渋滞にまきこまれるわ、分岐を間違えて引き返すわで、
出だしからずいぶん遅れてしまったけど、
おかげで助手席から里山の春の眺めをたっぷりと楽しむことが出来た ♪

山里の春はいままさに盛り・・・「山、笑ふ」とはよく言ったものだなあ〜。

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桜も我が家付近はもうおしまいだったのが、標高がわずかにあがるだけで、
散り際の桜並木から満開、四分咲き、開花直後、そしてまだ固いつぼみへと時間を遡るようにして
お昼過ぎに、春まだ浅い山の赤松の茂る森の一画にあるおじさんの山荘へ到着。

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おじさんが地元の大工さんと相談しながら建てたという山荘は、
言って見れば「男の隠れ家」ね。

本業の合間に通っては、自分で床板や腰板を塗装したり、
部屋のインテリアも、家具はもとより照明や雑貨小物にいたるまで
全部自分が気に入るようにコツコツと手がけてきて、
趣味を最大限に活かした山荘はたいそう居心地のいい空間だった。

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お好きな葉巻を喫するための小部屋、写真集だけを書棚に置いたブース、CDだけの壁面、
テレビはないけどDVDを見るためのブース、写真の額や鏡の配置は絶妙で、
午後はその山荘の内外をあれこれ見学したり、市場へ地元の野菜などを買いに行ったり。

夜は山荘近くの欧風料理店へ。
前菜・・・ニシンの酢漬け、大好き〜♡ いいお味だった。

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アニス入りのブロックのようなパンも香ばしくてとても美味しかったなあ〜♡

前菜1、前菜2、スープ、メイン(魚かお肉か)、デザートと飲み物。
たいそうなボリュームでこのお値段?!
・・・大丈夫ですか?と余計な心配してしまうくらいだ。

春まだ浅きところのレストラン。これから夏場が忙しくなるんだろう。

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食後は山荘に戻って、ろうそくを灯し、薪ストーブの前でのんびり暖をとった。
薪は小屋を建てるときに伐採した赤松やなんかをぜんぶ薪にしてとってあるんだそうな。

いやあ〜、やっぱり薪のストーブってあったかいね〜!

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どうしてだろう、薪が燃える炎に見入ってしまう・・・。
魔法のようにゆらめく炎を見ながら、おじさんオススメの洋酒を楽しむ相方。
私は冷蔵庫の某ハイボールで充分であります。すいませんね、氷だけ入れていただいて。

途中テラスに出てみると、木陰の上の夜空に星が強く瞬いていた。

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翌朝、少しゆっくりと起きて、お礼に私が麦こがし入りのパンケーキを焼き、
朝の日差しが入るダイニングで三人で朝食。
(今回奥様はおうちで猫ちゃんとお留守番とか)

朝の日差しも、窓辺に置かれたガラスのポットに反射してきれいだ。

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敷地の奥、おじさんがいま手がけてるちいさな小屋は図書室にするつもりだそう。
地元の大工さんが建てて、おじさんがペンキを塗っていて、完成はまだ先。

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この可愛らしい小屋の向こう側には馬道があり、朝に夕に人馬がゆくのを見られるそうで、
この日の朝も、どこか近くの牧場から歩いてきた四人連れが白馬らにまたがって
小鳥のさえずりが響く中、ゆっくりと優雅に赤松の森を歩いてゆくのに遭遇した。
ひゃあ〜♪

ベランダから思わず手を振って「こんにちは〜!」と互いに声をかけあった。
・・・ただそれだけのことでもむっちゃ楽しい♪

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パンケーキを食べ終わったところでおじさんからの提案で、
お昼はこれまた近くの蕎麦屋へ案内してもらうことになった。

そそくさと片付けをして山荘をあとにし、おじさんの案内で田んぼの真ん中にある蕎麦屋へ。

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蕎麦専門店とのことなので、アレルギー持ちの私は天ざるの「天」だけ食して、
蕎麦はおじさんと相方に半分ずつ食べてもらった。

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見るからに美味しそうなお蕎麦だったなあ・・・ううう〜。
今生はあきらめたから、その分、来世は思う存分蕎麦切りも楽しむことにする。

前の日は風が強く雲も多くて見えなかった甲斐駒ケ岳と、反対側の八ヶ岳も
この日は山頂まできれいに見えた。

ああ〜、なんてキモチが清々する眺めだろう!山の神様、ありがとうございます!

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途中のサービスエリアまでおじさんの車と一緒に帰り、ひと休みの後それぞれの家路についた。

おじさんはこれからも山へ通い、さらに手をかけて
自分の城であるこの山荘を完成させてゆくんだろうな。
図書小屋が完成したら、またいつか遊びに行かせてください。
このたびは、ありがとうございました ♪

Commented by fuko346 at 2017-04-19 12:03
別荘 いいですねえ。
ちょっと考えたことがあるのです。でも すぐさま却下 笑
で、候補地はこのあたり、大好きな山たちが見えるのですもの。
甲斐駒が見えますね、美味しいお蕎麦やさんはどこでしょう。
今度 教えてくださいませ。
Commented by team-osubachi2 at 2017-04-19 22:49
fukoさん
この日は甲斐駒ケ岳の反対側の八ヶ岳にも綺麗な裾野を見せてもらいました。
なんとも気持ちのいいところですね。
どうりであたりには別荘がいくつもある地帯なんだと初めて知りました。
お蕎麦屋さん、相方が暖簾を撮ってたので、いつかお知らせいたしますね。
いあなあ、お蕎麦食べられるって。
by team-osubachi2 | 2017-04-17 21:14 | 旅をする | Comments(2)