人から人へ、和傘の縁

何年か前、人生の恩師と仰ぐ方から、
「もう着物は着られそうもないし、ちょっぴり古いんですけど
よかったら使ってくださらない?」と、紫色の和傘をちょうだいした。

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が、当時の私はまだ四十代だったせいか、シックな紫色よりも、
二十年ほど前に京都の『かさ源』さんで買い求めた赤い和傘の方が好きだったから、
出番がないままだったけれど、齢五十をすぎて、
先日の雨の日のお出かけにひょいと紫の方を差してみて悟った。
「ああ、やっぱり。赤いのはもうイケない・・・」
いつの間にか自分ももうそんな年代に入っていたんだなあ〜。

この紫の和傘は、内側の糸のほころびやほつれ、
二カ所ほど和紙がちいさく剥げた穴もあるけど、
(羽二重が張ってあるので大丈夫)なんとかまだ使えそうだから
傘としての寿命を自分のところで全うさせてあげようと思う。

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で、若かりし頃に自分で買った赤い方を
どなたか差してくださる人はいないかと思ったとき、
ピッタリな着物女子が一人頭に浮かんだので、問い合わせてみたらば、
「喜んでいただきます〜!」とのこと。オッケー!じゃすぐ送る〜♪

最近ご結婚されてご実家のある大阪から九州に移り住んでも
ブイブイ着物ライフを満喫している新妻ちゃんだから
この赤い和傘も九州で第二の傘人生をおくることになる。

若い着物友だちがいてくれてよかった。
人から人へ、和傘がとりもつご縁である。
Commented by オオバちゃん at 2016-07-22 20:45 x
差したものの楽しみ、内側の糸の交差が美しいですよね。
ブイブイ〜!
Commented by 神奈川絵美 at 2016-07-22 23:02 x
こんにちは! 赤い和傘もキレイ色ですねぇ。ぱっと広げたときに、さした本人しかわからないこの内側の造形美、この写真でもうっとりです。私も和傘買おうっと(笑)
Commented by team-osubachi2 at 2016-07-23 00:17
オオバちゃん
そうそう、差してる本人がうっとりする傘の内。
周りは傘を差す着物姿にうっとりよ〜〜ん。
個人的には、都会のど真ん中より、郊外や田園とか、
緑が多い場所で差したくなるのよね。
もうブイブイかまして〜〜ん♪ 笑
Commented by team-osubachi2 at 2016-07-23 00:24
絵美さん
やあ、和傘、是非是非使ってみて〜〜♪
あの素敵な日傘を持つ絵美さんなら和傘も手荷物感なく使えると思いますよ。
お店であれこれ見せてもらうといいですが、オススメするのは
和紙だけで出来てるものより、さらに薄く羽二重が張ってある方をオススメします。
強い雨風にはその方が安心感あるんです。
今時は長傘用の軽い傘袋もありますから、電車の中では袋に収納すれば
滴り落ちる雫であちこち濡らす心配もないと思いますしね。
お気に入りの一本、探してみて下さい♡
Commented by sachiko at 2016-07-23 22:44 x
Tomokoさま
蛇の目 風情がありますよね~

年代を経た蛇の目 紫が2本
2本とも経年劣化? 時々風通しすればよかったのに
ところどころ小さな穴が・・・

どうしようか迷っていたのですが 新しく購入するよりは
修理お願いすることにしました
画像添付して依頼してみましょ


その気になったのも Tomokoさんのおかげ ありがと~
Commented by team-osubachi2 at 2016-07-24 17:25
sachikoさ〜ん
雨ゴートを着て爪革つけた履物に和傘をさしたところは本当に風情がありますですね〜♪
若かかりしころ、親戚の叔母が結婚当時に持参した蛇の目を
下足箱に仕舞いっぱなしにしていてダメにした話を聞いていたので、使わない年でも陰干ししておいたりしましたので、なんとか保ちました。
和紙部分のちいさな穴でしたら、直していただけるのではないでしょうか。もしよろしければ、ご様子お知らせください。私がいただいたこれも、もしかして補修すればもそっと寿命伸ばせたりして・・・?
お手持ちの傘、雨の日の麗しい着姿にいっそうの花をそえてくれますよう。直るといいですネ〜♪
by team-osubachi2 | 2016-07-22 17:11 | 着物のこと | Comments(6)