Rehabilitation-7『扉のむこう』

子供のころ、海外の昔話や物語の本を読むのが好きでした。
お話がいくつもの章で区切られていて、
ひとつひとつの章を読み終えるたびに
さあ!次はどんな展開になるんだろうと
すぐにその扉を開いて読み進んだものでしたが、
大人になるにつれ、自分の人生にも
そんな一章一章の区切りのようなものがあって、
気がつくといつの間にか次の章扉の前に立っているという
そういうことがあるのだと知るのでした。

思えば、イラストレーターとして将来どうなりたいか、
駆け出しの頃、心の奥におぼろ気に描いていたその道の
まさにその扉の前に立っていることに数年前気付いたのですが、
喜び勇んでその扉を開ける・・・というよりは
どうしてか、扉を開けるのが怖くて恐る恐るそ〜っと開け、
まごまごと扉のむこうへと一歩を踏み出し、
こわごわ歩みはじめた心持ちがする今現在です。

これから始まる新しい章は
いったいどんな展開になるのでしょうか。
つい足がすくみそうになる自分にむかって、怖がる必要はないと言ってみたり、
無理しなくていいよと言い聞かせたりする日もあります。
でも、スキップしたり速く走ったり
空を飛んだりもしてみたい ♪・・・と願うキモチもあります。
それは次の扉の前まで進んでいくうちに分かることでしょう。


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『扉のむこう』©Tomoko Okada


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by team-osubachi2 | 2016-07-10 22:38 | らくがき帖