花森安治さんの絵とデザイン

朝ドラ『とと姉ちゃん』・・・個人的には先週からがぜん面白くなった。
平たく言えば、自分の仕事と関わる編集と出版の世界に
とと姉ちゃんが身を置くことになったからってことだけど。

しかし昔の出版社の人たち(編集者さんら)は、
企画し、作家先生に手紙を書き、じかにお願いにあがり、お話をし、
打ち合わせや取材の面倒を見、催促をし、原稿もじかに受け取りにゆき、
(当然手書き)原稿を印刷所に入れる世話もやき、校正、刷り上がりを確認し
配本まで自分たちの「手作業」でやってたことを思うと、
いま現在もその流れはおおよそ変わらないとはいえ、
電話に携帯、デジカメ、メールやインターネットなどなど、
こんなに文明の利器が発達したにもかかわらず
現代の方がもっともっと時間に追い立てられるように
制作(ことに雑誌)している感じがするのはなんでだろう?って思っちゃう。
昔だって締め切りに追われていたことには違いないのに・・・
時代における時間の逼迫感って不思議だなあ〜。

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若いときからこの有名な雑誌の名前と存在は知っていても
実は手にしたことは一度もなく、どちらかといえば
その世界からは遠いところをぐるぐるしていた気がするけれど、
花森安治さんの絵とかデザインだけは気になっていた。

だからかな、数年前に図版ばかりで構成されたこの本が出たとき、
「そうそう、こういうのが欲しかったんだよね〜」と、個人的に嬉しかった。

“ちょっとしたちいさな工夫が大きなよろこびと
ゆたかな愉しさを作りだすことがある”・・・と、帯に記してある。
いまだ本誌には接したことがないくせに
おっしゃっていることはなんとなく分かる気がするこのごろである。
Commented by 香子 at 2016-06-28 21:27 x
ホント、ほんの30〜35年前くらいまでは
写植屋さんに原稿だすのも手書きに赤字を入れてましたし
表紙のタイトルロゴとか版下屋さんが手で引いてましたもんね。
やはりPCが普及して来てからガラッと形態が変わりました。
悪筆を解読しなくて済むのはいいのですが味気ないかも(^-^;;
Commented by team-osubachi2 at 2016-06-28 23:59
香子さん
私か私のちょい下まででギリギリ手書き版下の制作やってます。
ロットリングの線引き、自慢でしたけども、
あの当時のデザイナー必携の道具もいまや過去の遺物、廃品もいいところですよねえ。
写植屋さんが消えることになるなんて夢にも思わなかったですし。
が、あっと言う間に技術は変わりました。
でも、時間の余裕はまったくないですよねえ。不思議です。
Commented by abe-mayu at 2016-06-29 12:27
たまに昔ながらの編集さんに会うと嬉しくなる、昭和生まれです。花森さんがもっと登場するのを楽しみにしています。
今は戦争中だから見ていて辛いなあ。
Commented by team-osubachi2 at 2016-06-29 20:26
abeさん
はい、私も、ことに自分よりも業界の先輩方で
定年退職くらいまでの編集者さんらとお話していて、
あれやこれや昭和なころの編集や仕事の話を聞くのが面白くてね。
今週は戦争ですね。年をとるごとに、戦争の時代が描かれていると
ああだったのか、こうだったのかと想像して胸が痛むようになりました。
戦況以上に身近な戦争傲慢人間の態度に暗澹たるキモチになららますです。。。
by team-osubachi2 | 2016-06-27 09:57 | これが好き | Comments(4)