『萩尾望都SF原画展』へ

とくにこれといった予定も組んでいない我が家の
ゴールデンウィーク中のお楽しみはぐうたら寝くらい。
そんな連休の合間にはお出かけもちょっとするわネ。

昨日は相方とともに吉祥寺のビル中にある美術館へ
『萩尾望都SF原画展』を観にいってきた♡

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なんと入場料わずかに100円という全体のスペースとしては
とってもちいさな美術館だけれど、展示されていた原画は私には見応え充分。
のっけからひと目見るなり小学生・中学生時代の私に一気にタイムスリップ ♪

昨日、移動する電車の中で読み返した『11人いる!』。
う〜むむむ、やっぱりうまいなあ〜〜!絵もお話も・・・。
先生の原画を見るのはこれがやっと2回目だけど、
大人になって見ると、あらためて先生が当時まだ20代のうちから
あんな作品こんな作品を描いて世に出すという凄さを
(今さらだけど)どしーーん!と感じるのだった。

『萩尾望都SF原画展』へ_f0229926_11331119.jpg

萩尾望都先生は私にとっては人生で最初の絵の先生である!
・・・と自分勝手にそう思ってるだけなんだけど、
はじめて『ビアンカ』に出会ったそのときから、
顔の描き方はもとより、とくに注目したのは手や足の描き方を
チラシの裏やノートにむかって一所懸命練習したっけね。
おかげでデザイン学校に進んだのち、
ヌードデッサンなどで手や足を描くときあまり苦労しなかった。

『萩尾望都SF原画展』へ_f0229926_1149591.jpg

3月に浦沢直樹さんの「漫勉」でも登場されていた萩尾望都先生。
ますますお元気に原稿用紙にむかっていらっしゃるお姿やペン先に
ジーッと見入ってしまったけれど
来月はなんと40年ぶりに『ポーの一族』を発表なさるという。
そういえば、自分がとうとうエドガーの年齢を越してしまうというとき、
胸に痛みをおぼえたくらい傾倒していた時期もありましたねえ。

もはや形状記憶のように「萩尾望都」という姓名漢字を目にしただけで、
自分の中の子どものような絵心がイキイキと動き出すのを感じさせてくれるお方は
もうとうの昔から“少女漫画の神さま”なんであ〜る。
ファンとしては、これからもお元気にますますのご活躍を祈るばかりである♪

『萩尾望都SF原画展』/武蔵野市立吉祥寺美術館にて5月29日(日)まで
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/index.html

ポーの一族「春の夢」予告/月刊フラワーズ(小学館コミック)
http://flowers.shogakukan.co.jp/news/news_anniversary_2.html
Commented by 朋百香 at 2016-05-03 17:13 x
tomokoさま
はい、おっしゃるとおり! 少女漫画の神様でしたー。私、中学生の頃、漫画研究会に入っていたことがあるのよ。アハハ。それで交流会みたいので、初めて出来たボーイフレンドが漫画研究会の人だったな〜、って。あの頃の漫画見ると、そんなことまで思いだしました。青春だぁー(笑)
Commented by 香子 at 2016-05-04 10:03 x
あの眉間のほくろが神々しくて萩尾先生のご尊顔を拝すると
拝みたくなってしまいます。
もっともナマで拝見したのは一回だけですが (^-^;;
今度「11人いる!」貸して下さ〜い、懐かし〜い!
Commented by team-osubachi2 at 2016-05-04 10:32
朋百香さん
あら、ま、なんと漫研にそんな思い出話まであるのですね〜!(^ ^)
想像するだに甘酸っぱ〜〜い♪
それもこれも含めて、若い時に浴びた漫画の薫陶は
今も私たちの中で馥郁として在るのですよねえ。
そっか、それが「青春」なのですね〜♪

Commented by team-osubachi2 at 2016-05-04 10:49
香子さん
ホントになぜあそこにホクロがひとつ、、、って思います。
もしもご本人にお会いしたら拝んでしまうかもです。(^^;;
「11人いる!」了解しましたー。今度お会いするときにでも。
by team-osubachi2 | 2016-05-03 12:15 | 出かける・見る | Comments(4)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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