Rehabilitation-1『冬の終わり』

ようやく待ちかねた立春を迎えました。
年回りでいえば、今日から新しい丙申(ひのえさる)年のはじまりです。

個人的なおはなしですが、この二年ちょっとの間、
自分の身にいろいろなコトが起きました。
(これまでも起きなかったわけではありませんが・・・w)

例えて言えば、ちょうど冬の大雪に見舞われてしまい
山小屋に閉じ込めらたまま春が来るまでは
どうにも山を降りられないといった様子に似ているでしょうか。
時おり小屋を出て、はるかに見おろす遠くの人里は、
ところによって春爛漫で花が咲き、
またところによっては夏真っ盛りで、人が溌剌と動き回っているのに、
ここに閉じ込められている自分はいったいどうしたことかと戸惑うばかり。
たまに晴れ間があれば、それっ!と山を降りようとしても、
たちまち吹雪に見舞われて、すぐにまた山小屋に戻らざるを得ない
・・・といった具合でした。

けれども、その冬山にいた間、だれもが経験する人生の荒波や、
また、人生における休閑といったことについて学び得たことがたくさんあり、
ありがたさ、かたじけなさといった感謝の気持ちで今はいっぱいです。
時期が来たのでしょう、山小屋の外は雪融けがすすみ、
雪雲も遠退いて日差しも戻ってきている様子がうかがえるようになりました。

ああ、春が来たのだなあ・・・と感じます ♪

実のところ、この数年は体力も気力も大きく落ちこみ、
さらに追い打ちをかけるように両手足の大きなトラブルに見舞われ、
いっときは筆も箸も持てずに一年半ほどずっと手袋のお世話になっていました。
けれども、昨年の秋ごろ、自分の中に回復の兆しを感じ始める
その少し前からでしょうか、ちょっとずつちょっとずつ、
日をおきながら鉛筆や絵筆を持って紙に向かえるようになりました。

二年ほど冬ごもりをしていた山を下りるにあたり、
(実際にはもっと長い間だった気もしますが・・・)
しばらく絵筆を持てなかった私がリバビリテーションとして描いた
“自分の中に在ったもの”を少し日干ししようかと思っています。
ついでに、このさいブログのスキンもちょっと変えてみることにしました。

どうぞこれからも「丘の上から通信」をよろしくお願いいたします。

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「冬の終わり」©Tomoko Okada


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by team-osubachi2 | 2016-02-04 00:34 | らくがき帖