経験と思い出

一昨日のこと、とある夫妻がお正月の旅行から帰宅してみたらば
二階の箪笥から4500万円が盗まれていたというニュースを見た。

いったいどうすればそんな大金を箪笥に預金できるのかということと
泥棒のすごい嗅覚以外には、窃盗事件としては
ことさらな関心もなかったのだけれど、
箪笥の中に鎮座していたであろう4500万円という「数字(金高)」を
ぼんやりとイメージしていたら、
ふと、ある感慨のようなものがむくむくと涌きあがってきた。

振り返ってみれば、デザイン学校へ通っていたころに始めたアルバイトから
卒業して二十歳そこそこで社会人となった自分も、
たとえカツカツで余剰のない暮らしではあっても、
これまでを合計すれば、おそらくこの被害金額以上を稼ぎ出し、
そしてそれだけのお金を廻して(使って)きた・・・
という事実に突然気がついた。

嗚呼、私には4500万円以上の「経験と思い出」があるんだわ!!
それってなんて素晴らしい事なんだろう?!

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もちろん時間やお金はそう単純に比較したり
計算できるものではないけれど、それでも私の胸の中は
急に福々としてきて、しばし手をとめてその感慨に耽ったほどだった。

年明け早々被害に遭われたお宅には気の毒ではあるけれど、
おかげでこちらはいいコトに気付かせて貰ったなと思った。
もっとも被害者の方と泥棒には「与り知った事じゃあない」んだろうけどネ。w


Commented by 朋百香 at 2016-01-06 22:29 x
tomokoさま
ひえー、4500万円簞笥に入れたまま旅行出来るかなぁ?私には出来ないな〜、きっと。

時間とお金の関係、考えてみると面白いですね。
お金をいっぱい持ってるより、時間がいっぱいある方が豊かな感じがする。「時間がいっぱいある」って時間は平等なんですけどね、感じ方の問題かな。
今まで生きてきた経験や思い出は、お金では買えませんものね。そうは言ってもお金は必要だし。あ、そうかお金は使い方でその価値が決まるのかも。
どっちもキーワードは使い方ですね。
Commented by team-osubachi2 at 2016-01-07 09:19
朋百香さん
本当にお金と時間って不思議なところがありますよね。そしてそのどちらも「有限」なんですよね。使い方・・・でいえばいいエピソードがありますよ。

去年見たテレビ番組で知ったことなのですが、ハッブル宇宙望遠鏡はご存知ですよね?そのハッブル望遠鏡を20年かけて開発したオデール教授は、望遠鏡が完成して打ち上げられ、いよいよ運用となったとき、ご自分は観測希望者の選考委員のメンバーだったため、自分の観測(オリオン大星雲の観測)は悔し涙をのんで諦めたそうです。
するとある日、ハッブルでの観測が叶った研究者50人からサプライズがありました。なんと50人の研究者らがみんなして自分の持ち時間を少しずつ削って、望遠鏡を実現してくれたオデールさんのために20時間の観測時間をプレゼントしたのでした!
テレビで見ていて、時間を贈るだなんて、なんて素敵なんだろ〜!!って思いました。
その20時間の観測をもとに、オデールさんはあのオリオン大星雲の宇宙地図を作成されました。CG画像で見たオリオン大星雲の地図は想像の外な美しさと面白さでした。

お金も時間も使い方ですね、ホント。
by team-osubachi2 | 2016-01-06 13:45 | 日々いろいろ | Comments(2)