寛ぎの茶会

*11月15日(日)小雨のち晴れ

一昨年だったか、表千家不白流のS先生が催されるお茶会に
はじめてご縁をいただいてから
年に一度出席させていただいているけれど、
今年は自由が丘の大塚文庫で開かれた会もまた楽しみにして出かけてきた♪

f0229926_8545492.jpg寄付にて

大塚文庫へ足を踏み入れるのは、20年くらい前に
当時ここをよく使っていらした長艸刺繍さんが展示会を開くときに
お茶子でお手伝いして以来かも・・・だ。

大塚文庫
http://www2.odn.ne.jp/intermedia/

f0229926_8541384.jpg榎本百香さん ♪

まずはご趣向、榎本百香さんの薩摩琵琶演奏会。
平家物語の序と、「東風」、
そしてふたたび平家物語から那須与一を聴かせてもらった。

うん、二階の広間の大きさで聴く薩摩琵琶、
弦の細やかな響きも聴こえてきてとても良かったなあ〜♡
琵琶の音色って、与一が南無八幡大菩薩としずかに駒を海に進ませるときの
波打ち際の様子も表現できるのだなあとあらためて感じる。

*ご参考までに。榎本百香さんの「東風」


それから地下のホールで催事していた
組紐工房 偕可園さんのお品を見たりしてから
身支度を整えて寄付で席入りを待った。

f0229926_859276.jpg着物友達の
絵美さんの装い

四畳半の小間。お床には「喫茶去」。香合は志野。
花は西王母と色付いた満天星・・・と、柔らかな雰囲気の床の間は
やっぱりS先生のお人柄の反映なのかなあ〜と思う。

f0229926_8551658.jpg小間

今回は薩摩琵琶のご趣向にあわせて
お菓子はツヤツヤと黒光りする鹿児島の栗黒丸。
茶碗も唐津に黒薩摩、白薩摩。

懐が大きくて明るく快活なS先生と
お正客の大先生(どなたかはもちろん知る由もないですけども)の
やりとりを楽しくうかがいながら頂戴した一服は
分量も温度の加減もすこぶるよろしくて
思わず「ふわあ〜、美味し♡」とつぶやいてしまったほど。

f0229926_901150.jpg社中の
Tさんの装い

お点前が終わって、お道具など拝見し、お床の写真を撮ろうとして
ふと傍らにお正客の大先生がいらしたのを横目に思わず
「大先生(お譲りもせず写真を撮ったままで)申し訳ありません」と
断りをいれたら、ちょこんとお座りになられた大先生は
「(写真は)ゆっくりと撮るのがいいですよ」とおっしゃられて、
そのなんでもないような言葉でいながらなんとものどかな響きに
この日イチバンの寛ぎを頂戴したようで、キモチがほわわ〜んとなった。

f0229926_905060.jpgお会記

芝居の台詞じゃないけど、どこのどなたかは存じませぬが
この大先生はどのように生きて来られたのかしら・・・と思った。
ああ、日々ただ忙しなく暮らしてる自分も、いったいどうしたら
たったひと言でそんな寛ぎを人に与えられるような人間になれるかしら?
いや、なれるどころか、一生なれない・・・かもしれないけれど、
この大先生のおっしゃられたひと言、このときの様子を
今日の土産に胸に大切にしまっておこうと思う。

f0229926_10231959.jpg野路の菊を
たっぷりと...

今年も愉しい美味しい寛ぎのお茶を
どうもありがとうございました ♪

f0229926_91983.jpg



Commented by at 2015-11-17 08:26 x
今年もお越しいただきまして
ありがとうございました。
大塚文庫はアットホームな感じがします。
寛ぎ過ぎてしまった私の気持ちが
グチャグチャおはしょりに出ています??
岡田さんのキリッたした着姿を見て
江戸小紋はこう着たいなぁと思いました。
来年も是非お越し下さいませ。



Commented by 香子 at 2015-11-17 13:27 x
大塚文庫って以前一衣屋さんも展示会されてましたよね。
その時お邪魔した記憶が有ります。
一見地味かも…な江戸小紋をパっとした色の帯で
キリっと演出されててTomokoさんらしいです〜♪
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-17 16:10
環さん
こちらこそ〜!
おかげさまでとてもいいお席に入れていただくことも出来ました。ありがとうございました。

>寛ぎ過ぎてしまった私の気持ちが
グチャグチャおはしょりに出ています??
いえ、ぜんぜん気がつきませんでしたよ。
それよりも、いつも環さんの帯合わせは個人的にツボで、
今回もおたいこ撮らせてもらいながらジーーーーっと見入っちゃいました。袋帯がしんどいときは、袋帯を詰めて袋名古屋にするってのも手ですよね。
またどこかでばったり遭遇できるといいですね!ゆっくり着物談義いたしませう〜♪笑
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-17 16:16
香子さん
この江戸小紋、畳紙から出すたびに、記憶より地味な色目だな〜て思います。しかもね、帯、写真に色がどうしても出ないんですけど、こんな赤茶寄りじゃなくてもっと薄い焦げ茶に近い地味色なんですよ〜。でも、どうしてだか私に似合うという・・・(そのかわり、黒は似合わないんですけど/笑)
久しぶりの大塚文庫、そうそう一衣舎さん、以前展示会なさってたようですね。あらためて建築も堪能してきました。
Commented by 神奈川絵美 at 2015-11-18 21:00 x
こんにちは! 楽しいひとときでしたねぇ。薩摩琵琶の音色は、倍音というのでしょうか、音と音との響きあいもまた興味深いものでした。
富士見の間みたいなお部屋があったらなあ、なんて(笑)素敵な間取りでしたね。
また機会があれば、ご一緒しましょう。
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-19 10:38
絵美さん
ねえ ♪いつも思いますが、S先生のお茶会は愉しいですよね。
堅苦しくもなく、初心者にもベテランさんにも「お茶をいかがですか?」な精神、伝わってくるものですよねえ。
またご縁がありましたらぜひご一緒に♪
Commented by fuko346 at 2015-11-19 23:51
今回は残念でした。
来年はぜひって もう 鬼がからから 笑うでしょうか。
琵琶も聞けるお茶会なんてそう あるものではありません、毎年 会場を変えるのも 趣向を考えるのも、おもてなしの心、でしょうか。先生のこころばえを感じます。

おきもの いかにもtomokoさんらしくて それでいて
お茶会に似つかわしくとても素敵です。
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-20 23:48
fukoさん
はい、今回は残念でした。
琵琶の音色、いつ以来か思い出せないほど久しぶりでしたが、本当、こういうお茶会もめずらしいかもしれないですね。
また機会がありましたら、ご一緒できるといいですね〜。
by team-osubachi2 | 2015-11-16 10:30 | 着物のこと | Comments(8)