丘の上の吹き寄せ

若いころにくり返し読んだ有吉佐和子さんの『和宮様御留』で
忘れられないシーンがある。

うろ覚えだけども、たしか橋本実麗と観行院(和宮の生母)兄妹の会話に
時雨どきの道で紅葉が散り敷かれた様子を外で見てきた実麗だったかが
「とんと憲法小紋のようでありましたなあ」という場面。
雨に濡れて地面にツヤツヤと色鮮やかな散り紅葉の様子が目に浮かぶようで
すっかり頭に焼き付いてしまった。

吉川英治の『宮本武蔵』で読んだあの吉岡一門の流れから
なんとこんな憲法染めなんぞが登場し繋がっていることにも驚いたことだった。

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昨日、南からの強い風が吹いて少しむうっとする空気でいっぱいだったけど
ちょいとひとっ走り、お昼前に牛乳を買おうと長屋を出たらば
玄関先の足元にみつけたきれいな色いろいろ・・・。

思わず口をついて出た。
「とんと憲法小紋のようですねえ〜♡」

京風の繊細な散り紅葉とはだいぶ趣きも違うけどネ。w


Commented by 香子 at 2015-11-10 10:58 x
そして憲法黒で吉宗を連想するワタシ(笑)
はい、マンガ脳ですわね(爆)
Commented by 朋百香 at 2015-11-10 11:16 x
tomokoさま
本当にこの季節、ハッと足を止めるちょっとした紅葉の(落ち葉も含めて)美しさ。都会でも都会なりの紅葉が楽しめるものですねぇ。
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-10 13:24
香子さん
そりは、、、あの『大奥』でせうか〜?
実は読んだことないんですよ〜。友だちが一人ハマりまくってましたけども。
小袖展なんかで見る黒、当時の色目はどんな黒だったか見てみたいですよねえ〜。ああ、透明人間になってどんな時代でも覗き見できたらなあ〜と思います!
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-10 13:28
朋百香さん
私たち(たち?って/笑)が若いころはたとえば京都の紅葉シーズンは11月後半の連休のころじゃありませんでしたっけ?京都通いだしたころはそのあたりでしたのに、あれよあれよで12月に食い込むようになりましたけど、去年以上に今年は秋が順当に訪れている感じがしますね。
冬に向かうまでの色の変化を楽しみたいですよね〜♡
Commented by れいうさ at 2015-11-10 19:41 x
以前はそれほど秋という季節が好きではなかったんですよ。
どちらかというと、花や緑の生まれ出てくる明るい春が好きでした。
3月生まれだし。
でも、ここ最近秋が大好きになりまた。
高い空、色づく木々、日に日に増える赤や黄色の葉っぱの絨毯、ほんのり冷えた空気、
冬になる一歩手前のうっすらさみしい感じが堪りません。
これって、人生の秋に差し掛かったという証拠なのかしら。
Commented by team-osubachi2 at 2015-11-11 10:21
れいうささん
私も春の生まれなので春はいつだって格別ですが、長の独身時代、秋は好きでしたねえ、もうしみじみひしひしと孤独を噛み締める感じで。笑
むしろ夏が苦手で辟易してましたが、着物を着るようになってから夏は夏の楽しみがあることを知ったという感じです。とはいえ、猛暑には参りますよねえ。
若い頃よりも時の流れに敏感になり季節のひとときひとときを愛おしむようになれるのは寄る年波のおかげかもですね。加齢にも良い事あれこれありますですね。(^ ^)b
by team-osubachi2 | 2015-11-10 09:04 | 日々いろいろ | Comments(6)