夏の帰省日記3

*7月26日(日)富山/晴れ

昨夜は、黒部川向こうの生地(いくじ)で花火大会があったので
弟、相方と私、名古屋から到着の兄貴とで
村の港の防波堤のところでちょっと見物した。

ちょうど一年前、この花火がドンドンとあがっているときに
うちのおふくろさまは彼岸へ渡っていったので、
今年はゆうべの花火がちょうど一周忌の迎え火ってことだな
にぎにぎしくていいぢゃん!・・・な〜んて思ったりした。

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そんなワケで、この日はおふくろさまの一周忌と
それより7ヶ月ほど前に身罷ったおやじさまの三回忌とを一緒に法事した。

わずか一年の間に両親をいっぺんに送り出したものの
その後の一年なんてホントあっという間だったなあ。
でも、いなくなってからも親であった二人から教わったことがあるような気がする。
そういうのってやっぱりありがたいことだ。

御坊さまの説教もうなづくことたくさんあった。
もっとも話が長すぎて、もう30分短かったらもっと良かったんだろうけど。w

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法事にきてくれたおふくろさまの兄おじさんと弟おじさんは
いよいよ祖父ちゃんにそっくりになってきた。
うちの兄貴と弟もだんだんおやじさまに似てきた。
どうやら私もとうとうおふくろさまに似てきたらしい。
(顔はともかく、体型だけは似ないように努力したいものだが・・・w)

遺伝子って黙ったまんまでスゴイものだなあ〜と感心する。


*7月27日(月)富山・新潟/晴れ

午前中、お隣新潟県の糸魚川で個展をやっている知り合いの会場へと
今日も弟の車で下道を通って向かう。

途中有名な親不知のあたりでちょっといっぷく。

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この眺めは今の私には去年までダイビングのお稽古で通った
「真鶴半島とたいしてかわんない」とも思うのだけど
何が違うって、北アルプスから切れ込む険しい崖地だものだから
近年までこの海岸線を通るしか道がなかった。
なにせ冬場はすさまじい荒波に襲われるこの道なので
古人の苦労は想像に余る。

思えば、古くは奥州へ落ちてゆく義経主従もここを通り、
そしてまた越後や佐渡に流された親鸞や順徳上皇、
そしてかの芭蕉さんも通った道と思うと感慨深いものがあるなあ。

糸魚川で知り合いの個展をのぞき、
近くのフォッサマグナミュージアムを見学してから
その糸魚川駅から北陸新幹線に乗って帰った。
なんだかんだ充実した帰省旅だったなあ〜。

かつて自分が学生時代に東京までかかった時間から思うと
夢のような早さで帰ってこられる。
帰宅したのは夕刻とはいえ、丘の上の暑さは
田舎の暑さよりも数段上増しの暑さだった。うへえ〜〜。
くたびれて夏休みがいっぺんに終わってしまったかのような気がした。


Commented by 朋百香 at 2015-07-30 07:14 x
tomokoさま
帰る故郷があるって幸せですね〜。私にはもうどこもありません。故郷の思い出って永遠ですもの、ないのは寂しいです。
素敵な夏休み、羨ましいです。
黒部渓谷、景色の良い所ですね、宇奈月温泉も行ってみたいな〜。

変な言い方ですが親のこと、何にも分かってなかった。てことが、亡くなってから分かることですね、未だに生きているうちに聞いておけば良かった、と思うことがあります。
いつでも聞けると思っていたのが、間違いでした。
Commented by cello87 at 2015-07-30 12:19 x
退院したら急に元気になってきました。
着ていた夏結城とお気に入りのすくいの帯。気づいた時にはゴミ袋に丸められて入れられてました。どうなったやら。怖くて家族に聞けません。
脳に損傷がなかったことをよしとしましょう。
里って響きいいですよね。
94歳の可愛いお婆ちゃんの患者さんから 季節ごとに 里から送ってきたから!と言って果物をいただきます。
94歳になっても里があるっていいなあ。といつもうらやましく思います。
Commented by team-osubachi2 at 2015-07-30 13:14
朋百香さん
私にはいままだ故郷に家はありますし、自然もたんまり残っています。
でも、ものは考えようかもしれませんですよ。
名古屋の兄に娘が一人いるだけで(偶然にも来春から黒部の牧場でカウガールとして働きます!?)、私にも弟にも子供はいませんから、弟が消えればここで私のお里はおしまいになります。
ですが、朋百香さんには、いまの朋百香さんのお家が故郷として心に深く思ってくれる子供たちやお孫さんがいるではありませんか。自分の居場所が未来の故郷になるのですよ〜。なんと素晴らしい!子孫を残すって本当にすごいことと今はそう思います。
ま、それでいうと、絶家目前の我が家は、亡くなった両親にもご先祖さまにも「すんません!」といったところです。いやはや。笑
亡くなってなお教えられ、悟らされる、、、大切なことですよねえ。
Commented by team-osubachi2 at 2015-07-30 13:24
cello87さん
退院なさいましたか。それは何よりです。
が、この暑さですから、どうぞゆっくり養生なさってください。
着物でもなんでも、救急で運ばれて意識がない場合は、まず殆んど例外なく着ているものにハサミを入れるらしいですね。命あってのモノダネ。自分の生命と引き換えにお蚕さんが厄落としを引き受けてくれたのですね、きっと。

ご入院のおばあさまのはなしから急に頭をよぎったのは、認知症に罹って、故郷の家へと帰ろうとするご年配の方々のこころの内です。故郷は心が帰りたい憧憬の地なのかもしれないですね。
by team-osubachi2 | 2015-07-29 21:11 | 旅をする | Comments(4)