2015年 03月 02日
ふたたび、GLOBE「着物に明日はあるか?」
昨日の朝日新聞・日曜版GLOBEのお題は「着物に明日はあるか?」
結局、Web版では無料で読める範囲が限定されているので
消化不良気味だったせいか、スーパーへ買い物に行きがてら
コンビニで新聞を一部150円で買ってきちゃった。
うう〜む、これだけページをさいただけあってよく取材されていて
いま現在の状況を俯瞰するにはわかりやすいかもしれない。
でもね〜、この問題は時代背景こそ変われど
もう何十年も前から言われ続けてるコトなのよね。
たとえば、着物の価格の高さについていえば、
絹物の着物が高嶺の花なのは今にはじまったことではなく、
庶民にとって手が出ないのはもう江戸時代よりずっとはるか以前からの話だし、
(むしろ現代だからこれだけ絹物を買えるようになったと言えるのかも。
江戸時代でも、庶民にとって絹物は
古着でしか袖を通すことができない代物だったそうだし・・・)
着付けの問題も、うちのおばあちゃんは着物暮らしだったけど、
私の母世代ですらもう帯結びは忘れてしまってたんだものね〜。
私一個人がゆる趣味程度に友人・知人に着付けを教えたところで
着物世界全体から見れば風前の灯なのは私自身よくわかっているし、
自分が着物とかかわったこの四半世紀ほどを眺めてみても、
途中ブームは何度かあったし、たぶん今後も何度か起こるだろうけど、
全体的には着物を着る人は減っている気がするものね。
(とくに、以前は町中で見かけていた
普段着物を着てらしたおばあちゃん達の姿がなくなって久しい・・・)
業界の試みも努力も、ある意味“このていたらく”も含め、
着物自体がこの先どこへゆくのか私などにはわからない。
残るものは残るだろうし、消えるものは消えてゆくんだろう。
あれこれ言いたいことはまだまだあるけれど、少なくとも自分は、
一人でも多く着物を着てくれたら嬉しい、有り難いと思う。
そして、着物を着る人の喜びを応援する側でいたい。そう思う。
何にしても、私にとっての着物は、明日も明後日も、
これからもずっと続くさ〜♪・・・と思った特集だった。
結局、Web版では無料で読める範囲が限定されているので
消化不良気味だったせいか、スーパーへ買い物に行きがてら
コンビニで新聞を一部150円で買ってきちゃった。
うう〜む、これだけページをさいただけあってよく取材されていて
いま現在の状況を俯瞰するにはわかりやすいかもしれない。
でもね〜、この問題は時代背景こそ変われど
もう何十年も前から言われ続けてるコトなのよね。
たとえば、着物の価格の高さについていえば、
絹物の着物が高嶺の花なのは今にはじまったことではなく、
庶民にとって手が出ないのはもう江戸時代よりずっとはるか以前からの話だし、
(むしろ現代だからこれだけ絹物を買えるようになったと言えるのかも。
江戸時代でも、庶民にとって絹物は
古着でしか袖を通すことができない代物だったそうだし・・・)
着付けの問題も、うちのおばあちゃんは着物暮らしだったけど、
私の母世代ですらもう帯結びは忘れてしまってたんだものね〜。
私一個人がゆる趣味程度に友人・知人に着付けを教えたところで
着物世界全体から見れば風前の灯なのは私自身よくわかっているし、
自分が着物とかかわったこの四半世紀ほどを眺めてみても、
途中ブームは何度かあったし、たぶん今後も何度か起こるだろうけど、
全体的には着物を着る人は減っている気がするものね。
(とくに、以前は町中で見かけていた
普段着物を着てらしたおばあちゃん達の姿がなくなって久しい・・・)
業界の試みも努力も、ある意味“このていたらく”も含め、
着物自体がこの先どこへゆくのか私などにはわからない。
残るものは残るだろうし、消えるものは消えてゆくんだろう。
あれこれ言いたいことはまだまだあるけれど、少なくとも自分は、
一人でも多く着物を着てくれたら嬉しい、有り難いと思う。
そして、着物を着る人の喜びを応援する側でいたい。そう思う。
何にしても、私にとっての着物は、明日も明後日も、
これからもずっと続くさ〜♪・・・と思った特集だった。
Commented
at 2016-01-20 14:36
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
team-osubachi2 at 2016-01-20 16:05
鍵コメントさん
コメントありがとうございました。
そうですねえ。昔の時代を肌で知っているワケではありませんが、もしかしたらこの国民性もいまに始まったことではないのかもしれません。もっともっとはるかに長い人類の歴史から衣服の形の変遷を見れば、日本だけでなく、西洋もまたしかり、と言えなくもない気がします。
おそらくこれまでもだったでしょうし、そしてこの先も、この着物に否定も肯定もなく、残るなら残る、消えるなら消えるにまかせるしかないのかもしれません。
今を生きてる自分はただただ好きなこの衣服を楽しみながら着る、触って撫でて、布と形状の魅力を記憶と躯に染み込ませておきたいなあといった心持ちです。
コメントありがとうございました。
そうですねえ。昔の時代を肌で知っているワケではありませんが、もしかしたらこの国民性もいまに始まったことではないのかもしれません。もっともっとはるかに長い人類の歴史から衣服の形の変遷を見れば、日本だけでなく、西洋もまたしかり、と言えなくもない気がします。
おそらくこれまでもだったでしょうし、そしてこの先も、この着物に否定も肯定もなく、残るなら残る、消えるなら消えるにまかせるしかないのかもしれません。
今を生きてる自分はただただ好きなこの衣服を楽しみながら着る、触って撫でて、布と形状の魅力を記憶と躯に染み込ませておきたいなあといった心持ちです。
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by team-osubachi2
| 2015-03-02 07:04
| 着物のこと
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Comments(2)