グラビア集『浦野理一現代日本のきもの」

先日、銀座の「灯屋2」さんへお邪魔したさい、
書棚にある資料を見せていただいた中に
大きくて分厚い浦野理一さんのグラビア本があった。
ひと目見るなり「これ欲し〜〜いっ!」

きけば古本で買えるということだったので、
ちょっと高かったけど、「これも資料だし」ということで購入した。
『浦野理一 現代日本のきもの』(文化出版局)
表紙は、ああ、若かりしころのあの夏目雅子さん・・・!

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ご多聞に洩れず、私も若かりし頃に
小津作品の映画で知った浦野理一さんの着物や帯の数々。

ただ好きなだけで、何度も小津作品をくり返し見るうちに、
当時まだ着物ビギナーだったこのコムスメのおつむに
それらの色彩や織りの具合や組み合わせが刷り込まれていったようで、
織りの着物に無地の帯合わせが好きなのはそのせいではなかろうか?

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ああ〜、素敵な色や柄との組み合わせ♡
会社の重役さんとかネ、いわゆる“いいとこ”の奥さん方が家の中で着る着物、
小粋な飲み屋や旅館の女将の着こなし、
結婚前の娘の着物と新妻が着る着物・・・等々
昭和の着物暮らしを、いくつもの“絵”として勉強させてもらった気がする。

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灯屋2の店長Sさんとお話しながら、ずっと以前
この浦野さんの無地の帯がほんの*万円で出ていた時代を思い出し
「あの頃に買っておけばよかったなあ〜って思って」・・・と。
ホント!今の高値を思うと、あの時にちょっとだけつま先立つような、
少しだけ背伸びするキモチで買っておけばよかった!
今の私にはもう手が出ない・・・。ご縁がなかったんだなと思う。

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でも、もういいんだ。
自分は着られなくても、この本で、名だたる女優さんや梨園の夫人方、
古民家の風情に似合うモデルさんや洋館に映えるモデルさんらに着せた
浦野サンの着物や帯の数々を眺めては、
私だったらこの人にこれを着せてみたい、この着物にはこっちの帯を合わせよう、
小物はこういう色にしてみよう・・・などなど
おつむの中での着せ替え人形ごっこを愉しんでいる ♪

Commented by 香子 at 2014-11-07 23:45 x
夏目雅子さん、同い年だったのよね〜。
ホント、美人薄命だわ…と思ったのでした。
そしてまあ、三崎千恵子さん!
いい本をお求めになりましたね〜 (^-^)v
Commented by team-osubachi2 at 2014-11-08 12:20
香子さん
そうでしたか、同い年でしたか。人々の心に響くものがありましたよね。私もデザイン事務所でカネボウの仕事をしていたので、いろんなお話が流れてきて、若いなりに残念なキモチでいっぱいになりました。
三崎千恵子さん、いいですよね〜。着付け教室やってらしたんですよね?テレビで紹介されていたとき、白地黒のスッキリした縞をお召しで、あれは浦野さんのだったのかな?トラさんのおばちゃんよりも、本当は垢抜けて小粋な女優さんだったのでは?と思いました。
Commented by セージグリーン at 2014-11-08 17:14 x
何とも貴重はご本を手にされたのですね。
織りの着物に無地の帯、、、私も大好きなのですが、なかなかこれという出会いがなく、無地風の、無地に近い、、、で妥協しております。
夏目雅子さん、きれいだわー。もしお元気でいらしたら、きっと美しく歳を重ねられたことだろうと、改めて思います。
高校生の頃聴いていた、深夜ラジオでのタモリの今や伝説となった密室芸が「クッキー・フェイス」でも発揮されたのでした。
出だしは「えー、化粧庁発表によりますと、、、」とかなんとか、、、。
三崎千恵子さんも懐かしいー、です。さすが着物を着慣れた方の着こなしですね。
Commented by 朋百香 at 2014-11-08 21:31 x
tomokoさま
夏目雅子さん、可愛い。
こういう方を本当の美人って言うんですよね。
私も歳を重ねた彼女を見てみたかったと思いました。

こうして見ると、無地の荒い織りの帯もいいですねぇ。


Commented by team-osubachi2 at 2014-11-09 00:19
セージグリーンさん
無地の帯はいいですよ。この浦野さんのはご縁がなかったですけども、それぞれ織りや素材違いで持っている帯はどれも活躍してくれています。機会があれば、塩瀬を好きな色に染めたのも一本あるといいかなあ〜と思いつつ、いまだ実現させていません。生意気を言わせていただくなら、大島紬なんかには、浦野さんのよりも塩瀬のテクスチャーが合うと思っていまして。
タモリの密室芸ですか、懐かしいな。兄貴が深夜に聴いていて、私も録音なんかで聞きました。ひとつだけ覚えてるのは、浜辺で武蔵を待つ小次郎、、、寄せては返す波の音、、、「遅い!遅いぞ、武蔵っ、、、」ザザッザザ〜ッザッパーンッ!、、、と、なぜか水洗トイレで小次郎が流されてゆく音が、、、。笑
Commented by team-osubachi2 at 2014-11-09 00:29
朋百香さん
ねえー、本当に綺麗でしたね夏目雅子さん。
彼女が亡くなった年齢をとうに越してまた見てみると、可愛かったんだなあ〜って思います。
無地の帯は素材がいのち、ですよね。浦野さんの紬無地もいいですが、伊兵衛やざざ、鬼ちりめん、塩瀬、しな布、など、素材感があれば無地は本当に融通が効いて使いやすいのでした。帯留めが映えますしネ、いいですよ〜。
Commented by セーグリーン at 2014-11-09 08:28 x
大島には塩瀬の帯、、、生成りに手描き更紗の塩瀬があり、
幾何学模様の墨藍の大島や銀鼠の結城とのお気に入りの組み合わせです。いつかお目にかかるときに締めて行きますね、「赤」入りですから。
それが、、、塩瀬さえ重く感じるようになりました。
ちょっと織り柄のある着物に合わせる、軽い無地の八寸がほしいなぁと、憧れます。
お返事不要ですよ。
Commented by team-osubachi2 at 2014-11-09 11:33
セージグリーンさん
無地の八寸もいいですよね。私も八寸も大好き。
セージグリーンさん、六寸帯とか半幅もぜひ活用なさってください。半幅は本当に楽チンです。もっとも、人様に会う、お招きに預かる、といった席には不向きですが。私たちのような小柄には半幅帯はバランス取りやすく活かさない手はないです、、、と、半幅推進派は思っているのであります。
by team-osubachi2 | 2014-11-07 10:01 | 着物のこと | Comments(8)