赤ちゃんがこの世に生まてくるときは

子供のころ、母方の祖父の家に遊びに行って
夜、祖父が枕元で話してくれるたわいもないお話を聞くのが好きだった。

「赤ちゃんがこの世に生まれてくるときはの、
まず一人ずつ神様の前に呼ばれて、
『お前は本当に地上に生まれたいのか?
いついつ、これこれ、このようにしてお前は死ぬことになるけれども
それでもお前は承知して生まれたいか?』ときかれて
赤ちゃんは『それでもいいですから、生まれたいです』と言って
この世に生まれてくるそうな」

・・・と、そんなお話を聞かせてくれたこともあった。

幼いながらに、神様が白い衣をまとわれて
赤ちゃんに問答する場面を思い浮かべたものだろうか、
このお話が記憶に残ったのはその想像のせいかもしれない。

以来、人や動物がこの世をおさらばするとき、
ときどき祖父のこのお話を思い出して
そういう約束(覚悟)でもって、
この世に生まれてきたのだなあ〜と思うことがある。
臨終をむかえる当人はきっと忘れているのだろうけど・・・?

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今週の朝ドラは(土曜を覗いて)見ていてとても切なかったけれど、
おかげで久しぶりに祖父のお話を思い出した。
花子の息子の歩くんも、きっと神様の前でそう約束して生まれてきたのだろう。
・・・って、ドラマのお話だけどネ。

今夜は旧盆の送り火。
鬼籍に入った人たちを送り出して、明日からまた普段の暮らしに戻る。
Commented by セージグリーン at 2014-08-18 14:16 x
人の寿命は、生まれてくる時に予め決まっていると聞きますが、神様とのお約束ゆえだったのですね、納得です。
偶然ですが、実は私も3歳の時に疫痢で生死の境を彷徨い、歩君と同じように、大きな目を見開いて涙を浮かべていたので、両親はもうダメだと思ったそうです。
歩君は天に帰って行き、まだこの世でお務めのある私は、、、と思うと、何とも言えない感慨に浸りました。
お二人が虹を見上げるこのシーン、魂の救済の象徴なのですね。
Commented by team-osubachi2 at 2014-08-18 15:17
セージグリーンさん
そうでしたか。
昔は本当にちょっとしたことで子供も大人も亡くなられていましたよね。
もしかして、幾度となく命の境を経験なさっておいでなのでしょうか。
きっとセージグリーンさんならではのお務めがあって生かされていらっしゃるのだろうなあと想像しています。
by team-osubachi2 | 2014-08-16 22:51 | 日々いろいろ | Comments(2)