映画『レ・ミゼラブル』

今年の大型連休はなんやかや仕事に追われてしまい
二子玉の高島屋へ深海魚展を見に行ったほかはとくに遠出もせずおしまい。

なので、夜更かしを満喫できる昨日の夜は久しぶりで“お家deシアター”をやった。
今回のお題は『レ・ミゼラブル』

映画『レ・ミゼラブル』_f0229926_100388.jpg

三谷幸喜さんの『オケピ!』という音楽劇以外は
本格的なミュージカルは舞台ではいまだちゃんと観たことはないくせに
映画やDVDは好きで何本か持っていて、これも新しく加わった一本。

ジャン・バルジャンって人はパンを盗んで銀食器も盗んだってことと
長い間投獄されてたけどやがて改心するっていうことと
それからこの作品の有名なミュージカル曲以外は
な〜んにも知らなかったんだけど、いざ見てみたらば、
いやあ〜!泣いた泣いた。

ことに、真の宗教家ってこういう人のことを云うんだろう
と思うような慈悲深い司教さまによって
ジャン・バルジャンが改心するあたりや
人生の務めを終えようとする彼のエンディングはことに泣けてしょうがなかった。

しかし、自分が若かったなら、
警部ジャベールのジャン・バルジャンに対する執拗さは
ワケがわかんなかったかもしれないけど、
この自分の正義だけに頼って行きてきた警部には
ジャン・バルジャンの持って生まれた不屈で走光性の魂は
(きっと警部が渇望し羨望しても手に入れられない)
もう理屈じゃなくて、眩しくて妬ましくて
しょうがなかったんだろうなあ〜という気がしたな。

それにしてもヘレナ・ボナム=カーター、
貴族のお嬢さまだの王妃さまだのからこんな場末の宿屋の守銭奴女将まで
毎度達者な芝居ぶりに感心しちゃった。

映画『レ・ミゼラブル』_f0229926_1027443.jpg←テレビ前にデ〜ン!と小卓を
祭壇みたいにして・・・♬

いつもだったら出前のピザなんかをとるんだけど
昨日は春キャベツとアンチョビーのパスタやなんかをお供にして愉しんだ♬

衣装や美術その他、とってもいい資料だからくり返しまた見るだろうけど
しかし原作の『ああ無情』を読むことだけはないだろうなあ、きっと・・・。
by team-osubachi2 | 2014-05-06 10:43 | 出かける・見る | Comments(0)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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