島津家と毛利家のお雑煮

押し入れの仕事棚を整理していて、
こんなお仕事もあったなあ〜と懐かしく引っ張り出してみました。

f0229926_2384318.jpg

イラストレーターは、雑誌のお仕事でもなかなか現地取材をする機会がなく、
もっぱら資料写真などを参考に絵を描き起こすことが多いのですが、
数年前のこの企画のときは、担当の編集者さんと、
武家の旧家などへもよく取材をされているベテランのライターさんと3人で
鹿児島と山口へそれぞれ日帰りで取材に同行させていただいたのでありました。

f0229926_2382265.jpg

もちろんお殿様へのインタビューは別の機会にライターさんがしておいて、
この取材はもっぱら昔のお殿様の召し上がりものを
女中らの日記から探ったりしました。
学芸員の方達から見せていただいた資料の中に
江戸の初期、島津家が徳川家から拝領した鶴をお披露目した膳の記録
(寛文十一年亥正月十九日)などはことに面白かったです。

f0229926_2395219.jpg

ウワサには聞いてましたが、本当に鶴を食していたのだなあ〜、
でもやっぱり霊鳥だから、庶民が手を出すものではなく
こういう公方さまと大大名家でのみ
やりとりされた生きものだったのだなあ〜と興味深く資料を拝見しました。

f0229926_23101584.jpg

毛利家の旧お屋敷へ行くのもはじめてなら
鹿児島の桜島も、それを見下ろす島津家の旧お屋敷もはじめて。
それぞれ日帰りの強行取材は大変でしたけど、たまにはこういうのもいいなあ〜と、
歴史好きには嬉し楽しい美味しいお仕事でした。
Commented by sogno at 2014-01-15 06:28 x
今日もまた興味深く読ませていただきました。
お殿様ってどんなお雑煮食べていたんだろ、って
思いますもんね~出汁とか具が微妙に違うのが
面白いです。旧家もだけど、友人の家のおせちも興味
があって毎年写真を送ってもらって「へえ~」って
見て楽しんでいます(笑)
いや~、取材って楽しそう。Tomokoさん、いっそ
企画&取材&絵をおやりになったら!?売り込み売り込み~
Commented by セージグリーン at 2014-01-15 08:26 x
取材にいらしたのですね。島津家のロケーションは素晴らしいでしょう。西日本なのに、ご両家ともお雑煮の餅が丸餅でないのが意外ですよね、、、。
酒寿司は、旧島津藩にある(宮崎県都城市)わが親戚でも作っていました。
鮎の甘露煮は、祖母が時々作っていたのを覚えています。生の鮎の他に、干した鮎をほうじ茶でゆっくり戻したのを煮たりもしていました。
それをヒントに、私はほうじ茶で鮎ご飯を炊きます。
Commented by 朋百香 at 2014-01-15 09:39 x
tomokoさま
日帰りでは大変でしょうが、なかなか興味深い取材
でしたね。旧お屋敷・・・んー、心惹かれるなぁ。
鶴を食べていた、というのはちょっとショックでした。
あんな綺麗な鳥を、なぜ食べようと思ったのかしら?
鮎の甘露煮は昔、食べた記憶が・・・
最近ではあんまり作りませんよね。
あ〜、お雑煮、また食べたくなっちゃった。
Commented by 香子 at 2014-01-15 10:02 x
昨年お会いした時にお話伺いましたね。
ほほぉ、こういう感じだったんですね♪
や、でも一度でいいから食べてみたい (^-^)b
Commented by team-osubachi2 at 2014-01-15 12:40
sognoさん
このとき同行されたライターさんは、それこそ高級なKG誌で、日本中の旧大名家から旧家のお正月やら祭事やらをグラビア写真つきでバンバン載せてたページを手がけてこられた方で、この方とのお仕事はとってもいい勉強になりましたデス、はい。
お屋敷の奥向き女中らの日記、面白かったですよ、何を召し上がられたか記してあるだけなのに、我ら下々の人間にもその日の奥の様子がなんとなく浮かんできて、へえ〜、でした。笑 。私もよそ様のお宅のお雑煮やおせちとか気になります。
>いっそ企画&取材&絵をおやりになったら!?
いやあ〜、この営業が大の苦手人間にそれが出来るなら、たぶん今頃イラストレーターやってないですよ、ハハハ ♫
Commented by team-osubachi2 at 2014-01-15 12:46
セージグリーンさん
酒寿司は島津藩の文化圏のものですかね、やはり。ウワサには聞いてましたけど、まあたいそうな量のお酒ですね!好きだけど弱い私には小皿ひとつ分で真っ赤になります。薩摩オゴジョはさすがです。
干した鮎をなるほどほうじ茶で、ですか。そういえば川魚の魚飯、やったことがないんですけど、美味しいそうですね〜♫
Commented by team-osubachi2 at 2014-01-15 12:56
朋百香さん
むかし私も初めて鶴を食してたと聞いたときはかなりビックリしましたが、でも、たいがいは畏れ多くて庶民には眺めて愛でるだけだったのではないでしょうか。諸国大大名クラスの人間でも畏れていたとは思います。将軍家はご大層ですね。そのわりに、島津藩からの献上品として贈られた豚の塩漬け肉はお好きたった将軍さまもおられたようです。これもへえーでした。どうやって食べてたのかな?
鮎の甘露煮、私もとんとご無沙汰です。食べ物の話をしてると、ノドがゴクッと鳴りまする〜。笑
Commented by team-osubachi2 at 2014-01-15 15:30
香子さん
そうです、これこれ、この時のお話でした。
この切抜き、どこへやったかも定かでなかったのが、ひょいと挟まってまして。。。
って、長いこと整理整頓しなさすぎて反省。笑
Commented at 2014-01-16 11:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by team-osubachi2 at 2014-01-16 12:58
鍵コメントさん
はじめまして。コメント嬉しく拝読しました。
一応連日お昼前あたりから会場に行く予定でおりますので、ご都合よろしければどうぞお出かけください。会場にてお会いできますのを楽しみにしています。
また、お時間のありますときにブログへもどうぞ覗きにいらしてください。
これからもよろしくお願いいたします ♫
Commented by cello87 at 2014-02-05 21:37 x
この琉球塗りの桶は叔母の家にあります。
祖母が昔々に作っていたようで 叔母が何度か挑戦していました。
叔母も高齢でケアハウスにいるので 今度帰省した時に いとこと作ってみます。南九州ではお酒といえば 焼酎をさしますが 酒寿司は日本酒なのが不思議です。
Commented by team-osubachi2 at 2014-02-05 21:55
cello87さん
あ、いいお話ですねえ。琉球塗り、おおらかで好きな塗りです。
雪国の私から見ると、その風合いが南国方面の気候にマッチしていて
好ましいのでした。
>焼酎をさしますが 酒寿司は日本酒なのが不思議です。
これは想像ですが、蒸留酒の焼酎よりも醸造酒の日本酒の方が炊いたご飯との相性が良さそうに思いましたが、実際はどうなのでしょうね???
Commented by cello87 at 2014-02-06 14:04 x
宮崎県に飫肥という城下町があります。
もともと厚焼き卵の美味しいお店があって 近年 町おこしで 焼酎やさんが焼酎を使って焼き始めましたが 少し無理がありました。
桶の裏にはナントカ衛門と書いてありました。母が亡くなる前に食べたがったので 叔母が作って桶ごと持ってきてくれました。もう25年前ですが、あれから桶の出番はないようです。
一度鹿児島に行って本場のを食べてみたいものです。叔母の記憶も蕗が入っていたというだけですから。
Commented by team-osubachi2 at 2014-02-06 14:45
cello87さん
鹿児島の本場もの、いつか食せるといいですね〜♪
by team-osubachi2 | 2012-01-14 23:41 | 仕事をする | Comments(14)