2013年 08月 30日
『生誕90年・池波正太郎展』へ
また暑い日が戻ってきたものの、
(湿度さえウンと低ければ、35度もそう心配しないんだけど)
さすがに日差しはもう違うなあ〜と感じた一日。
二ヶ月ぶりに美容院へ行ったその足で銀座に出て
ちょいと“油を売って”きた。
松屋銀座で開催中の「生誕90年 池波正太郎展」。
平成2年、その訃報はちょうど大型連休中に帰っていた実家で聞いた。
うろ覚えだけれど、池波さんは気学を勉強されていて、
確かエッセイに、五黄殺、暗剣殺、本命殺の位置から
ご自分でその年を含む2年ほどは要注意だ、
それを乗り切ればまだしばらくはいける
・・・というようなことを書いていらして、
ああ、ご自分で心配していらした星の通りになってしまった!と
ビックリした記憶がある。
そうか、もしもまだご健在であれば90歳だった、ということか。
若いときから好きで読み耽った池波正太郎作品の数々。
ことに好きな鬼平や梅安や真田ものやエッセイを
何度も何度もくり返し読んでは、物語の主人公たちの生き方や、
この方の死生観、うまい物の食べ方など
おおいに学びもし、影響も受けたなあ〜と思う。
もっとも、二十歳そこそこのコムスメに
果たしてどこまで分かっていたかは疑問だけれど、
“カブレ”ても悪いコトはない作家の一人ではないだろうか。
会場には、池波さんの生原稿のほか、
趣味で描いていらした直筆の絵も展示してあって
ああ、本当に絵を描くのがお好きだったんだなあ〜と感じた。
また、尊敬する挿し絵画家二人の原画も展示されていて
思わず見入ってしまった。
池波作品ではおなじみの中一弥さんは御歳102。いまだ現役でいらっしゃる。
そして風間完さんのくだけすぎずどこか洒脱な『真田太平記』の挿画。
うう〜ん、上手いなあ〜!!
長年連れ添った豊子夫人も昨年亡くなられたそうで、
今ごろはお二人でこの展覧会の有り様を
草葉の陰からご覧になっているかもしれないなあ〜。
・・・・・・なんてネ。
20年ぶりに買い直した我がいやしんぼ的愛読書(バイブル)。
字が大きくなって、ローガンに優しいのであ〜る ♪
『生誕90年 池波正太郎展』/松屋銀座にて9月9日(水)まで
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20130828_ikenami.html
(湿度さえウンと低ければ、35度もそう心配しないんだけど)
さすがに日差しはもう違うなあ〜と感じた一日。
二ヶ月ぶりに美容院へ行ったその足で銀座に出て
ちょいと“油を売って”きた。
松屋銀座で開催中の「生誕90年 池波正太郎展」。
平成2年、その訃報はちょうど大型連休中に帰っていた実家で聞いた。
うろ覚えだけれど、池波さんは気学を勉強されていて、
確かエッセイに、五黄殺、暗剣殺、本命殺の位置から
ご自分でその年を含む2年ほどは要注意だ、
それを乗り切ればまだしばらくはいける
・・・というようなことを書いていらして、
ああ、ご自分で心配していらした星の通りになってしまった!と
ビックリした記憶がある。
そうか、もしもまだご健在であれば90歳だった、ということか。
若いときから好きで読み耽った池波正太郎作品の数々。
ことに好きな鬼平や梅安や真田ものやエッセイを
何度も何度もくり返し読んでは、物語の主人公たちの生き方や、
この方の死生観、うまい物の食べ方など
おおいに学びもし、影響も受けたなあ〜と思う。
もっとも、二十歳そこそこのコムスメに
果たしてどこまで分かっていたかは疑問だけれど、
“カブレ”ても悪いコトはない作家の一人ではないだろうか。
会場には、池波さんの生原稿のほか、
趣味で描いていらした直筆の絵も展示してあって
ああ、本当に絵を描くのがお好きだったんだなあ〜と感じた。
また、尊敬する挿し絵画家二人の原画も展示されていて
思わず見入ってしまった。
池波作品ではおなじみの中一弥さんは御歳102。いまだ現役でいらっしゃる。
そして風間完さんのくだけすぎずどこか洒脱な『真田太平記』の挿画。
うう〜ん、上手いなあ〜!!
長年連れ添った豊子夫人も昨年亡くなられたそうで、
今ごろはお二人でこの展覧会の有り様を
草葉の陰からご覧になっているかもしれないなあ〜。
・・・・・・なんてネ。
20年ぶりに買い直した我がいやしんぼ的愛読書(バイブル)。
字が大きくなって、ローガンに優しいのであ〜る ♪
『生誕90年 池波正太郎展』/松屋銀座にて9月9日(水)まで
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20130828_ikenami.html
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神奈川絵美
at 2013-08-30 22:47
x
おお、偶然なんですが、先日awaiで買い物したら、
こちらの招待券をいただきました。観に行きたいなぁ。
春先に、信州に桜を観に行ったとき、同氏が通っていたという
古くて狭いお蕎麦屋さんに行きました。昭和の香りがたちこめていました(笑)
こちらの招待券をいただきました。観に行きたいなぁ。
春先に、信州に桜を観に行ったとき、同氏が通っていたという
古くて狭いお蕎麦屋さんに行きました。昭和の香りがたちこめていました(笑)
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team-osubachi2 at 2013-08-31 10:19
絵美さん
信州のお蕎麦屋さん、K屋さんですね?
ああ〜、いやしんぼには痛恨の蕎麦アレルギー。残念無念です。
まだ日にちがありますので、お時間ありましたら。
でも、絵画や写真と違って、こういう文筆世界の展覧会を見て思うのは
作家の作品の魅力は、やっぱり本の中にこそあるのだなあ〜というコトでした。って、あたり前ですかね(笑)
信州のお蕎麦屋さん、K屋さんですね?
ああ〜、いやしんぼには痛恨の蕎麦アレルギー。残念無念です。
まだ日にちがありますので、お時間ありましたら。
でも、絵画や写真と違って、こういう文筆世界の展覧会を見て思うのは
作家の作品の魅力は、やっぱり本の中にこそあるのだなあ〜というコトでした。って、あたり前ですかね(笑)
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りら
at 2013-09-01 04:55
x
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sakurako_h at 2013-09-01 10:57
西浅草の記念文庫に行ったことがあるんですけど、
書斎の様子などが再現してあって、そちらもいいですよー。
先日話していた吉原界隈で不機嫌になった事件の時、
その前に寄った待乳山聖天に先生の生誕地碑があり、
おぉぉぉっ!と写真を撮った覚えが…(笑)
書斎の様子などが再現してあって、そちらもいいですよー。
先日話していた吉原界隈で不機嫌になった事件の時、
その前に寄った待乳山聖天に先生の生誕地碑があり、
おぉぉぉっ!と写真を撮った覚えが…(笑)
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team-osubachi2 at 2013-09-01 12:02
りらさん
梱包済みですからしょうがありませんですよね〜(笑)
私は読み返したくなっても、昔のちいさな活字で萎えそうになってきました。同じ厚さで字が大きいって助かる、な〜〜〜〜んて感じる年頃になっちゃいましたが、でもだから池波さんの40代の感性と今の自分の感性、合わせ鏡にして見ることが出来るようになったかもです。歳をとるのも悪くないや、って(身体はだんだん油が切れてきました、いよいよ/苦笑)
梱包済みですからしょうがありませんですよね〜(笑)
私は読み返したくなっても、昔のちいさな活字で萎えそうになってきました。同じ厚さで字が大きいって助かる、な〜〜〜〜んて感じる年頃になっちゃいましたが、でもだから池波さんの40代の感性と今の自分の感性、合わせ鏡にして見ることが出来るようになったかもです。歳をとるのも悪くないや、って(身体はだんだん油が切れてきました、いよいよ/苦笑)
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team-osubachi2 at 2013-09-01 12:06
sakurakoさん
私も行きました。合羽橋の先の、ね。
あそこ上手い事こしらえてありますよね〜。
>待乳山聖天に先生の生誕地碑があり
はい、私もそこも下町取材のおり、寄りました。
秋風が吹くころにでも、ぜひ今戸神社から吉原大門・中江コースってのをオススメします〜♪
私も行きました。合羽橋の先の、ね。
あそこ上手い事こしらえてありますよね〜。
>待乳山聖天に先生の生誕地碑があり
はい、私もそこも下町取材のおり、寄りました。
秋風が吹くころにでも、ぜひ今戸神社から吉原大門・中江コースってのをオススメします〜♪
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sogno
at 2013-09-02 08:52
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team-osubachi2 at 2013-09-02 13:32
sognoさん
池波さんの絵、ご自身の本の表紙にも使われてますけど、
技量の上手さではなく、好きものの上手だな〜って思います。
味があるんですよねえ。無味無臭とよく言われる私の絵にはない「味」が、ね。うう〜・・・憧れです。(苦笑)
入場料高すぎる気もしましたが(笑)お時間がありましたらぜひ ♪
池波さんの絵、ご自身の本の表紙にも使われてますけど、
技量の上手さではなく、好きものの上手だな〜って思います。
味があるんですよねえ。無味無臭とよく言われる私の絵にはない「味」が、ね。うう〜・・・憧れです。(苦笑)
入場料高すぎる気もしましたが(笑)お時間がありましたらぜひ ♪
by team-osubachi2
| 2013-08-30 22:20
| 出かける・見る
|
Comments(8)