アラン島のセーター

先日、テレビで糸井重里さんが
アラン島のセーターを訪ねる旅をしているのを見た。
糸井さんはいま、自分のところのプロジェクトで
気仙沼のおばちゃんたちと一緒に編みものに取り組もうとしているらしい。

糸井さんが訪ね歩いたアラン島の編みものの現状を見てちょっと驚いた。
羊一頭を手で刈った原毛がわずか3ユーロだとか、
手編みで売ろうとしても、島の外から大量に入ってくる
廉価な衣服に負けて採算がとれない現実や、
地元で編んでお店に卸しているのは島の中でもたったの6人だとか、
そんなアラン島で成功しているところは、最初から戦略的に編み機を使い、
生産体制を組んだ上でのプロダクツだったりして、
手編みのアランセーターの世界を見たくて訪れた糸井さんは失望する。

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でも、番組の最後に、糸井さんは
「編みものがあったから自分が自分らしくいられた」という女性に出会い、
お話をし、そして一冊のアルバムを見せてもらっていた。
そこには、かつて彼女のセーターを買い求めた人たちから送られてきた写真、
・・・彼女のセーターを着て笑顔で映っている写真がまとめてあった。
それらを編んだ女性にとって大切な宝物であるアルバムを見て、
糸井さんは編みものが持つしあわせのチカラを
あらためて実感することが出来たみたいだった。

もともと家族のために毛を紡ぎ、手で編まれたセーターには
模様にも家それぞれの特徴や祈りがこめられていて、
「大事にされているという感じ」があるって糸井さん。
・・・ああ、それって、日本の昔の女性が
家族のために織ったり縫ったりした着物と同じかも。
私自身は織りも縫いも編みも出来ないけれど、そう思った。

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まあしかし、いい加減暑いのにも飽きてきた・・・。
早く秋ものが着たいな♬・・・と、そんなワケで、
自分も手編みのセーターが欲しくなっちゃった。
ネットでちょっと探してみたけれど、まあ〜これが高くて(そりゃそうよね)
レディースのアランセーターなんてあるものではなかった。

で、やっと見つけた used のフィッシャーニットはメンズのXS。
届いた品物には「 Loch Garman 」という、
調べてみたらアイルランド南東部にある町の(お店の?)タグがついていて、
アラン島のものではなさそうだけど、
手編みのセーターとしてはそう悪くない感じ ♬
ただ、used の宿命で、ごく小さなシミが二カ所。
それから編み目のヌケ(っていうのかな?)が一カ所。
・・・はて、どうしよう?
『ほぼ日』にも登場している横尾香央留さんの“お直し”みたいに
私も何かちがうもので手当てしてみようかな。

フェルトを小花のカタチにカットしていくつか縫いつけてみようか、
それとも、セーターについてるボタンと同じような
二つ穴のごく小さなボタンビーズをちりばめてみようか・・・♬
これを着られるようになるにはまだ時間もあるコトだし、
自分なりのお直しを考えてみようかと思う。
Commented by at 2012-08-30 10:00 x
いいセーターだね〜〜。一目一目しっかり編まれたって感じが伝わってきます。きっとTOMOKOさん、すっごく似合うね!
NHKのこの番組ね、オンデマンドにはなってないようだよ。探したけど存在せず。残念だ〜〜
でもこの記事のおかげで、何となく分かった。書いてくれてありがとう!
Commented by team-osubachi2 at 2012-08-30 11:26
山さ〜ん
これ、いいセーターだよね〜?!(って自分でいう)。下にシャツ着て、落ちのない濃いデニムはいて、靴はこの秋流行りそうなメンズライクな黒の紐靴(持ってないけど・・・)合わせたいの〜♬
ありゃ、オンデマンド、まだあがってなかったですか。もうね、日本の織りものの縮図見てるみたいだった。番組の中で、3人手編みの女性のもとを訪ねることができたんだけど(一人は故人)、詳しく説明されなくても、3人の女性それぞれの生き方っていうか生き様まで感じられるのね、編みものを通して。時間をおいて今後もチェックしてみて。これぜひ山さんに見てもらいたいなあ。ネットで見られるようになりますように!
by team-osubachi2 | 2012-08-30 08:12 | これが好き | Comments(2)