足袋を繕う

以前青木玉さんの本で、幸田文さんの履いていらした足袋の、
たしか・・・正座をしたときにイヤでも汚れて傷んでしまうつま先の
親指の爪が畳にあたる箇所をキレ〜イに繕ってあったのを写真で見たが、
なんと律儀にも、縫い糸一本一本をタテタテヨコヨコ交互に縫い渡して、
まるで糸を織るように、小さな真四角のカタチに
繕ってあるのを見て感心したことがあった。

私の場合、お茶もやめてしまっている今は正座をすることもなくなり、
足袋の傷みはもっぱら履き物の花緒のツボがあたる箇所にばかりでる。
一度幸田文さんを見習って、幸田流に繕ってみようとしたのだが、
すぐにそんな細かい作業は「私にはムリ!」とわかった。

f0229926_23103293.jpg

そして思案の末に、履き古しを一足とっておき、
その生地をちょこっと切り取って、当て布として利用するようになった。
とはいえ、補修した箇所はお世辞にもキレイとは言い難い。
なので、こういう繕い足袋は
普段着で外を出歩くだけのときに履いている。
ま、人さまの前で履き物を脱がない限り問題はないのである。

でも、なんだってここばかり傷むんだろう?
消耗品とはいえ、なるべくやりくり上手に始末したいものだ。
by team-osubachi2 | 2011-10-23 00:09 | 着物のこと | Comments(0)