『母譲りのきもの』

私の母親は身長150cmに満たない小柄・小太りの人で、
私が自分で着物を着るようになって、
昔の着物をいくつか箪笥からひっぱり出してもらったものの、
どれも小さすぎたり劣化が進んでいたりして
私の寸法に直して着るには不向きなものばかりでした。
(そのうち何枚かの着物は、友だちのお母さんの手をお借りして
座布団や巾着やお手玉に姿を変えました)

その中で唯一、母の縁談が決まったときに
おじいちゃんが母のために買ったという手描きの付け下げを救い出し、
悉皆屋さんで直してもらって、いまでも私のよそゆき着として現役でいます。
思えばそれはもう50年以上もたっている着物ということになります。
ものにもよりますが、着物や帯って本当に息が長いですね。

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世界文化社さんから『母譲りのきもの』
ーー絆のきものを私らしく、お手入れとお直しのお洒落ーー
が出ました。
これまで雑誌に登場されたさまざまな着物好きさん方が
お母さんやお祖母さんから譲られた着物や帯を
それぞれに活かした着こなしを紹介しています。

私はおしまいの方で、手作りの小物や帯の作り方紹介で
お手伝いをさせていただいています。
世界文化社から好評発売中!

母譲りの着物/世界文化社
http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/11415.html
Commented by 惠漣 at 2011-09-24 13:10 x
ああ、なんて羨ましい!
うちの母も祖母も誰一人着物を着なかったんです。なので、譲られたもの一枚もありません。
本当に珍しい家だなぁと思います。
Commented by team-osubachi2 at 2011-09-24 17:42
恵漣さん
いえ〜そんな羨まれるよ〜なものでは到底ありませんで・・・。母うちの母親も数枚持ってはいましたが自分ではもう着なくなっていました。帯結びを忘れてしまったんですね。
趣味で着付けを教えるようになって知りましたが、おうちによってやはりお母さんのもおばあちゃんのも一枚もないという人たちも結構いらっしゃいます。
また我が家もそうでしたが、母親から娘へ、実際に着るための「知恵」が受け継がれることなく、私の親の世代あたりで途切れてしまっているようです。私はそちらの方が残念に思うことが多いです。
Commented by ルリ子 at 2011-09-29 07:00 x
Tomokoさん、

お母様の着物、 良いですね。
私も着物を着るようになってから以前大昔に母がよく着物を着ていたことを思い出しおもむろに実家に帰ったときに見せてもらいました。 母も誰も着てくれないよりはやはり誰かが着てくれる方が嬉しい様子で何枚か今でも着られそうなものをくれました。

お召しと泥大島、と ぼかしの江戸小紋(鮫)をもらい、サイズを自分に合わせて少しお直しをしました。 こどもの頃祖母も着物をきており よく庭で洗い張り、伸子張りをしていた光景を思い出しました。  今では家庭では見なくなった光景ですよね。
Commented by team-osubachi2 at 2011-09-29 15:20
ルリ子さん
それは何よりですね〜!お母さんの喜ばれる様子が想像できるようです。いろいろともらえてよかったですね。
ルリ子さんは上背がありそうですが、お直しはやはりはぎを入れたのですか?丈にしろ裄にしろ、お直しできる範囲も限られていたりしますが、気に入ったり似合うのを譲り受けると、嬉しさも増しますよね。いつかブログに登場するのを楽しみにしています〜。
by team-osubachi2 | 2011-09-23 23:32 | 着物のこと | Comments(4)