天花粉の匂い

歩みののろい台風6号のおかげで、
久しぶりに雨の恵み・・・といいたいところだが
南から吹き込むものすごい湿気で、不快指数がめちゃめちゃ高い。
梅雨があけて一気に暑くなったのを合図に、
今年も、肘の内側にあせもをこしらえてしまった。あ〜あ・・・。
放っておくと悪化してかゆみも起こるし、見栄えもすこぶる悪い。

ふと、子供のころ、しょっちゅう天花粉の
お世話になっていたコトを思い出した。
天花粉というコトバとともに思い出すあの匂い・・・。
ついでに、寝間着として着せられていた
クレープだのサッカーだのといった夏の綿布の手触りまで思い出す。
お風呂や行水をつかったあと、真っ黒に日焼けた首まわりを、
まるで衿おしろいみたいに白くして寝るのが常だった。
クーラーなんてものがなかった昭和40年代の田舎のことだ。
きっとどこのおうちでも、みんなそうしていただろう。
今も子供がいる家庭ではそうなのだろうか・・・?



f0229926_22553065.jpg



何十年ぶりかで天花粉を買った。
お風呂あがりに、まず馬油をあせもに塗り込んでおいて
天花粉を薄くはたいてから寝る。
ついでに首まわりもサラサラと粉をはたいてから寝る。
ほわんと匂うたびに、むかしの記憶が淡くよみがえる。

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます
Commented by すいれん at 2011-07-20 10:13 x
tomokoさま
きゃ~、懐かしい天花粉。 そーです、おっしゃる通り、花魁みたいに首真っ白にして寝ました(笑) 私が小学校の頃は、このtomokoさんの絵みたいな女の子ばかりでした。サッカ―のワンピースも懐かしいな~。 むかしの記憶、蘇りましたぁ~。
Commented by ake at 2011-07-20 10:47 x
天花粉と癒し系の繪と文章をありがとうございます。
夏の昔の暮らしが蘇り,愛おしいです。

これを、
夏の思い出の絵本としてもぜひお仕事になさってほしいものです。
Commented by team-osubachi2 at 2011-07-20 16:54
すいれんさん
昭和のどのくらいまで、こんな時代だったんでしょうね?ちなみに、私は中学、高校に入ったくらいから、資生堂だのの違う香りの天花粉なんか使いたがった記憶がありまして・・・。男の子みたいな女子でしたから、色気づくってほどじゃなく、なんかそれが(フルーツカルピスと同じで)なんとなく「夏のぜいたく品」みたいに思ってましたっけ。思い出すほどに懐かしみが増します。年、でしょうか〜?(笑)
Commented by team-osubachi2 at 2011-07-20 17:05
akeさん
こんにちは。コメントをいただき、ありがとうございます。
京都の夏もお暑いことですね。
高度経済成長以前の田舎をかろうじて知っておいてよかったと思うことがたびたびあります。仕事でも役にたってくれたりします。
こんならくがきも何か仕事になるといいなあ〜と思いつつ、自分の企画力のなさとか営業下手とか、どうにかしないと、ですね(笑)。お恥ずかしい限りです〜。
by team-osubachi2 | 2011-07-19 23:40 | 人を描く | Comments(4)