映画「ひまわり」

この前、NHKハイビジョンで放送していた映画「ひまわり」を録画して、
後日あらためてゆっくりと観賞した。
小さいころ、テレビで見たことがあるかもしれないが
実はどんなお話なのか、ほとんど知らなかった。

そうか・・・こんなお話だったのか。
男と、女と、そして戦争と・・・。
ああ〜、大人になるってホントにいいなあ〜。
こういう映画に心が動くようになるんだもの。

若かりし頃のM・マストロヤンニの男ぶりも悪くはないけれど、
なんといっても、女主人公を演じているソフィア・ローレンの
この輝くばかりの美しさはどうだろう!?
豊かで逞しくて、烈しいけれども情に厚くて、そして優しい・・・。
同じ女ながら、ほれぼれしてしまった。
それから幾度となく再生させて、何枚かスケッチをとった。
(あいかわらず、似ないけど・・・)

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いくつか好きなシーンがある。
たとえば、新婚の二人が夜中に卵焼きを作るところ。
アントニオが24個もの卵を白い大きな容れ物で溶き、
そこへオリーブ油(?)を注しいれるジョバンナ。
新婚所帯は決して裕福ではないが、台所はこざっぱりとしていて、
テーブルの上には、大きなパンとワインとカゴ・・・。
ただそれだけなのに、なんでこうサマ(絵)になるんだろう?

イタリア人の構図の取り方やレイアウトのセンスはもはや遺伝だろう。
映画のどこを切り取っても絵になっている。

*画像の無断複写および転載を禁じます
Commented by sogno at 2011-01-21 08:08 x
おはようございます。
うーん、この絵いいですねええ!似てますよ、どちらも。私、DVDで観たのですが、後半はティッシュ離せませんでした。良い映画でしたね~。特にソフィア・ローレンの女っぷりが見事で、これぞ「イタリアの女性」って感じがしました。Tomokoさんの映画シリーズ、続きが楽しみです。↓山芋のバター焼き、私も居酒屋で
食べたことがありますが、意外な美味しさでした!
Commented by arakansin at 2011-01-21 09:22 x
おはようございます。
まだまだ若かった私は、リュドミラ・サベリーエワという舌を噛みそうな名前を何度も呪文のように唱えて覚えました(笑)。
天使のような美しさだと思いました(その時は..)。
ソフィア・ローレンが何故大女優ともて囃されているのかが解らなかったのが、一挙に氷解した映画でした。
あのひまわり畑の連続と音楽は忘れることは出来ません。
それにしても、芸術に関して、神はイタリア人にちょっと多めのセンスを与えているようですね(笑)。
Commented by はつき at 2011-01-21 14:06 x
「ひまわり」見たのは10年ぐらい前ですが、思い出しただけで涙が出てきます。
イタリア人の美的感覚は素晴らしいですが、イタリア映画御の人間の描き方ったら!「道」や「ニューシネマパラダイス」。私の大好きな「イル・ポスティーノ」。心が心から揺さぶられる外国映画ってイタリアに多い気がします。
文明が古くから拓けた国は、人間の捉え方も進んでいるんでしょうか…。
Commented by team-osubachi2 at 2011-01-21 16:56
sognoさん
わ〜い、ありがとうございます〜。sognoさんにいただいてる刺激を、少しづつ自分のカタチにつなげていけるとい〜な〜って思ってるんですよ〜。
息長くこれからもっと挿し絵をやりたいんですけど、なにも小説だけでなく、歌や詩や映画の挿し絵っていう遊びも楽しそうに思えてきて・・・。これからもお互いにいい刺激を持ち続けていきましょうね〜!
>特にソフィア・ローレンの女っぷりが見事で、これぞ「イタリアの女性」って感じ
まったく同感でした。「女っぷり」っていい言葉ですねえ。しびれます。自分に無いからそう感じるのかもしれませんけど(笑)。
Commented by team-osubachi2 at 2011-01-21 17:07
arakansinさん
こんにちは。私はよくは知らないんですが、V・デ・シーカ監督って女性をあがめるタイプの方だったんでしょうか?リュドミラ・サベリーエワもホント天使みたいなビジュアルですね〜。役としてもなかなかいい役で、アガペーの象徴みたいでしたね。
私はまだイタリア未体験ですが、中東で古代ローマ時代の遺跡を見たときに、そっか、こんな時代からすでに美術的センスがあるワケだから、こりゃもう血といいますか、遺伝子レベルで違ってあたりまえかもって思いました。
イタリア、もっと年齢を重ねてから行けるといいかもな〜って思ってます。
Commented by team-osubachi2 at 2011-01-21 17:22
はつきさん
たしかに・・・。イタリアって、やっぱり古代から哲学や自然科学への造詣も深い国ですから、人間学も早くに培われて、それが人々に浸透してるってコトあるかもしれませんね。
はつきさんのお好きなラインナップ、私も好きですよ!「道」もこないだやってましたね、しっかり録ってあるんです。でもって、描きたいと思ってるんです〜。って、怠けグセがあるので、いったいいつになるかわかりませんけども〜。(笑)
Commented by 神奈川絵美 at 2011-01-21 23:22 x
こんにちは! 「ひまわり」ぜーったい過去に観た覚えがあるのに、ひまわり畑のシーンは脳裏に焼きついているのに、ストーリーが思い出せません。DVD観ようかなあ。
はつきさんが書いていらっしゃる「ニューシネマパラダイス」は大学生のころ観て、よく覚えています。イタリア映画って、さりげない1シーンにも哀愁がただよっているようでいいですよね。やはり遺伝なんでしょうかね。
Commented by team-osubachi2 at 2011-01-22 01:02
絵美さん
映画でも小説でも、通りいっぺんでわかったつもりだったのに、いつの間にかすっかり忘れてしまったなんてコトありますよね~。
逆を言えば、本質のところで自分の中に深く入り込んでくるには、時期とかタイミングってあるのかもしれませんね。
私もテレビで見た「イル ポスティーノ」、なかなか好きだと思ったのに、話がほとんどスッとんでしまってます。やっぱりDVDで見ますかね?(笑)
Commented by すいれん at 2011-01-22 10:38 x
tomokoさま
いや~、懐かしい。マストロヤンン二もローレンも輝いてましたね。
あの曲を聴くと今でも涙が出るのは、曲調のせいでしょうか?それとも、あの頃に重なるからでしょうか?
ジョバンナがアントニオを探しに行った時のあの、ひまわり畑、忘れられません。また、見たくなっちゃった。
Commented by team-osubachi2 at 2011-01-22 12:02
すいれんさん
あの音楽もあの映画に欠くべからざるものなんですね。物語と映像と音楽とが一つになって人の心に残って・・・。名画とか傑作って言われる映画ってそうなんですね。
本編でジョバンナがソ連の奥地に入るくだりで、あえて車窓からガタガタ激しく揺れるひまわりの黄色い風景画像と、一転して固定画面でひまわり畑を歩く主人公の映像がまたひときわ効果的ですね。DVD買っちゃおうかな~と思ってます。
by team-osubachi2 | 2011-01-21 00:16 | 人を描く | Comments(10)