個展「カフェの人たち」から−3

喫茶店内の古さや内装や値段、清潔感とか
そういったものに関係なく、店員の対応が素早いお店では、
ときどき空いたカップやお皿が
早々と片付けられてしまうことがある。

たしかにテーブルの上はスッキリとキレイになるけれど、
度がすぎると、なんだかせき立てられているようで
ゆっくり過ごしたいキモチを削がれてしまうコトもたまにあったりする。


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私は、個人的には、すでに自分の席でゆったりしていて、
ふと人が動く気配がして、隣や向こうの席のお客が立ち去った直後の
テーブルのあたりを見るのが好きだったりする。
そこにいたのは、若い男女だったり、
仕立てのいいスーツを着たおじさん二人だったり、
にぎやかなおばさんグループだったり、外国人だったり・・・。

お客が席を立った直後は、まだお皿が残っているほうが、
そこで時間を過ごした人たちの
そこはかとない余韻のようなものが感じられて好きだ。


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でも、こちらも勝手なもので、込み合っているお店などで
先のお客のカップやお皿がまだ残ったままのテーブルに
いそいそと案内されるのはイヤなんである。

そんな自分をはじめ、お客って勝手でわがままだな〜と思う。
なにも喫茶店ばかりじゃないけれど、
お店をやっていくのって、やっぱり大変なコトだ。


*イラストタイトル(上より)/(C)Tomoko Okada
「お茶のあと Ⅲ」
「お茶のあと Ⅰ」
by team-osubachi2 | 2010-10-20 08:17 | 人を描く | Comments(0)