十五夜の初もの

22日の宵の口、日もすっかり暮れたころ、
ベランダから見える東むこうの陰影深い竹林の丘から、
十五夜の月が、まさに「はなやかにさしのぼって」きた。
ホントならうっとりとしずかに眺めていたいところだが
今夜はそうそうに引っ込んで台所へむかい、しみじみご飯の支度をした。

週一回届けてもらう野菜箱に今日入っていたのは、わが家では初ものの栗だ。
なので、十三夜にはまだひと月あるけれど、今夜は栗ご飯を炊くことにした。
この栗は無くん蒸のため、すぐに下処理をしないといけないらしい。
ひい〜、この忙しいときに手間のかかるう〜・・・。
生栗をむくのに手指を傷つけないか、それも心配だ。

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でも、ちゃんと楽にむく方法が紙に記して添えてある。
なになに?鍋に入れた栗がかぶるくらいの水で、沸騰後15分ほど中火で茹で、
水で粗熱をとって、お尻からむくといいらしい。
そうして荒皮渋皮、ほぼきれいにむけた栗で、
たっぷりとした栗ご飯が炊きあがった。むふふ、おいし〜っ!

一人暮らしのときは、わざわざ栗ご飯なんて炊かなかった。
こうして少しずつ献立の幅がひろがってゆく。
食べてくれる相手がいるというのは、とてもありがたいことだ。
手間はかかるけれど、結局は自分でも食べたいものを作るので、
いやしん坊根性も、献立とともに満たされ肥えてゆくようである。
ああ〜、秋だなあ〜。
by team-osubachi2 | 2010-09-23 01:05 | しみじみご飯 | Comments(0)