ディック・ブルーナさんの仕事

オランダのユトレヒトにアトリエをかまえる
ディック・ブルーナさん(現在83才)が生み出した
あの超有名なミッフィーは、なんと今年55才になったそうだ。

春の銀座で見逃していた「ゴーゴー・ミッフィー」展を見に
横浜そごう美術館へひとっ走り行ってきた。
忙しいのはやまやまだけど、これを逃すと次はいつ見られるかわからない。

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私にとってミッフィーは、好きとか嫌いとかいうものではなく、
(お皿とかのグッズはあるけど、本は一冊も持ってないし・・・)
気がついたときには、もう身近に存在していたキャラクターだから、
ミッフィーの原画を見られるというのはとても嬉しいことだった。
でも、それ以上に私が見たかったのは
ブルーナさんの作品の “作り方“ や “描き方” だ。

どこで手に入れたのかもまったく忘れてしまったのだが、
私の本棚には、一冊だけブルーナさんの本がある。
これはブルーナさんが1950年代から手がけてきた膨大な量の仕事のひとつ、
ペーパーバックの表紙デザイン集だ。
(写真左はデザイン集、右は今回の展覧会の図録)

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近年流行りの北欧のデザインにも云えるコトだけど、
長くて寒い冬がある欧州北部の、いったいどこから
こんな鮮やかな色の組み合わせが生まれるのだろう?

ブルーナさんのデザインは端的で、空間の取り方に無駄がない。
デザインによっては、欧州ならではといったような暗さも表現している。
が、それでいて温かみがある。
鋭く冴えている作品でさえ、肌を切るような冷たさは感じない。

それはミッフィーの線を描く作業にも共通して感じられることだ。
ミッフィーの体と線の太さ、目の位置や大きさは、
コンマ数ミリ違っても、もう別のものになってしまうように、
妥協せず、慎重に心をこめてゆっくりと、
コマをつなぐようにして描く線でミッフィーは生まれるのだった。

私の頭は、この展覧会で強い刺激を受けたようだ。
夢の中で何度も何度もくりかえしミッフィーの色彩が現れていたから。
でも、そんな刺激に思った。・・・私が学ぶべきポイントはどこだろう?
いつまでたっても片付かない宿題のように、答えはハッキリ出てはこない。
by team-osubachi2 | 2010-09-14 21:23 | 出かける・見る | Comments(0)