我看々世博会了(上海の旅ー1)

先週末の6月4日(金)から三泊四日の上海旅行に行ってきた。
旅行とはいっても、主な目的は上海万博の日本産業館に参加の
日本郵政さんにお納めしたアニメーションの上映を見るための視察旅行である。

今回のように、納品したあとに現地へ視察、しかも海外へ行けるなどというコトは
イラストレーターになってこの方、まったく初めてのことだったので、
ナンテオイシイ仕事ナノッ!と、決まった当初は喜びもしたけど、
報道で見たような長蛇の列や割込みの混乱にウンザリしそうな不安もあった。

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6月5日(土)の朝、今回のアニメーションを制作した「ロボット」の
野村監督ほか5名のスタッフと、2台のタクシーに乗って
市街地の南東、黄浦江という河をはさんで
広大な敷地につくられている万博会場へ向かうも、
ことさらな下調べをしなかった私たちは
どうやって入場するのかもよくわからないままに行ってみて驚いた。

私たちが乗った一般タクシーが行ける7番門にはすでに相当な人がむらがっており、
土曜日ということもあったのだろうけど、
そこはまるで大型連休中の東京ディズニーランドの開門前のような騒ぎだ。
セキュリティー・チェックもあり
入場するだけで1時間はかかるという有り様だった。

運営側は、ただでさえ行列をつくらない国民性のお客のために、
開催直後の大混乱からその後一工夫したらしい。
鉄柵をつづら折り状に囲んでおいて、
一人ひとりそこを通って門に向かうようにしてあった。
巨大なテントの下、鉄柵をくねくねと進む人々の騒がしい様子に、
なんだか巨大市場で家畜の牛や豚の出荷光景を見ているような気がしてきた・・・。

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1時間ちかくかかって7番門を入って無事、郵政の担当さんとお会いできた。
混雑の中を抜けてきたせいか、それだけでなんだかホッとする。
7番門から対岸の日本産業館のあるエリアまで、河の下に通した連絡地下鉄線で移動。
なんとか予定時間に指定の場所にたどり着き、脇の入り口から入れていただく。

日本の今を紹介するイメージ映像や、参加企業の各ブースを順番に見てまわり
ようやく郵政さんのブースで、完成したアニメーションの上映を見る。
他企業の最新技術と近未来をうたう
「これでもか、これでもか」なドカンドカ〜ンとした展示や映像の中で、
私たちの手がけたアニメーションは、ふんわりとぬくもり感のある映像で
いい意味で、ちょうど箸休めみたいにホッとするものとして感じられた。

が、3分間の上映は、それこそアッという間で、
ついつい仕事としての出来具合を見てしまう。
ま、それはそれでいいのだけれど、今にして思えば、
一般の人々がどんな風に見ているのか、どんな反応をするのか、
担当さんから反響の話はうかがいはしても、
自分の目でまわりの人々の様子をうかがう余裕はまったくなかった。
それからも、案内にしたがって館内をざっと見てまわり、
正午ごろ担当さんにお別れして日本産業館をあとにした。

その後、乗るもひと苦労、降りるのにもひと苦労する巡回バスで移動し
ゼネラル・モータースのパビリオンの列に並んでみた。
最後尾あたりにいた係の人は「(ここから)20分」と言っていたとかで
一瞬期待して並んでみたものの、そんなにうまくコトが運ぶはずがない。
炎天下に持参した携帯イス(万博には必携デス!)と水分補給で
ちょいちょい休みながら待つこと2時間半。
ようやく入場したGM館での、上映映画やショーといった見せ物は
お金がかかっていた。

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GM館の行列待ちで体力を消耗し、遅い昼食をすませたころはすでに夕方に近く、
ここから閉館まで可能なかぎり見て歩くという野村監督を残し、他の6名は離脱。
土産ものを物色したり、写真を撮ったりお茶したりしながら
ゆっくりと出口にむかい、タクシーをひろってホテルに戻った。

上海万博一番の人気は、もちろん中国館(入場は要予約)。
次いで、建物だけで136億円かけたというサウジアラビア館だそうだ。
その待ち時間はなんと8時間だとか!うへぇ〜・・・聞いただけで気が萎える。
そのサウジ館だけを目指すリピーターは多いそうだが、
これから雨期や真夏を迎えてますます厳しくなる環境の中、
上海万博に行くなら、帽子や日傘、水や補給食、
そして折りたたみ式の携帯イスは必携だ!

(閑話休題:万博会場は全体的に清掃が行き届いていて、
トイレもこまめに掃除されていて問題なかったけど、
入館待ちの行列の足元は、現地の人々の補給食・・・キュウリやプチトマトのへた、
ピスタチオや落花生の殻、スナックの袋ゴミなどが散乱していて汚い)

私たちを空港からホテルまで送迎してくれたガイド嬢は
「私は一回行きました。でも、もう行きません」と言っていたけれど、
個人的にはまったく同感だ〜。
でも、仕事とはいえ、現地に連れていっていただいたコトや
海外の万博を見聞するという経験をさせてもらって、本当にありがたいことだと思った。
このたびのお仕事に、非常感謝!

中国2010年上海万博
http://jp.expo2010.cn/
by team-osubachi2 | 2010-06-08 14:19 | 旅をする | Comments(0)