うちくい展

風は乾いてキモチはいいけれど、
寒気が入ってきて少し肌寒かった昨日。
所用で出かけたついでに、新宿の内藤町にある
ラ ミュゼdeケヤキというところで開催中の「うちくい展」へ
はじめて行ってみた。

新宿御苑に面した場所とはいえ、都心のど真ん中に
こんなに緑の豊かな場所があったとは!?である。
門をくぐると、庭には大きなケヤキの大樹が鎮座ましていて、
こちらの名前の由来は人に訊かなくても、このケヤキ自身が教えてくれた。

「ぬぬぬバナバナ」という団体主宰の
沖縄をはじめ、手で布を織る人たちによる布の展覧会。
ぬぬぬパナパナとは、布の端々という意味らしい。
建物の中には、丹精して生み出されたさまざまな布や
着尺や帯が展示されていて、見ていると
ドキドキわくわく、アドレナリンが放出されて
体温があがってくるようだった。

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会場には幾人か作家さんが来ていて、その布の制作話やエピソードなど、
いろんなお話をうかがうと、もちろん見る面白さは増すのだけれど、
ジッと見て感じとろうとすると、布そのものの存在感は、
パッと見ただけではわからない作家さん達ひとりひとりの、
目には見えないハートの部分というか、
なにか人物の奥底にあるものが布には現れているようだった。

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一枚の布が出来上がるまでというのは、
本当に根気のいるしんどい作業の連続なのだろう。
でも、その分だけ、布には美しいとかなんとか言葉で言い表す以上の
強い生命力が宿るのかもしれない。

自分の財布とよぉ〜く相談してから、白井 仁さんという人の
草木の色あいがとってもキレイな格子の風呂敷を一枚いただいてきた。
「うちくい」というのは、沖縄の言葉で「風呂敷」にあたる意味らしい。
大事に物だけを包もうとは思っていない。
旅にアウトドアに、いたるところへ同行させて
いろんな用途でガシガシ使うんだ。
でもって、布の寿命をまっとうさせるまでつきあいたいと思っている。

ぬぬぬパナパナ・うちくい展(17日まで)
http://nunupana.com/uchikui/future/#000223
by team-osubachi2 | 2010-05-15 15:50 | 着物のこと | Comments(0)