職人の仕事

寒いさむいと言っているうちに
今年の桜ももうおしまいになってしまった。
そして、日ごとに色あせていく淡いピンク色に取って代わって、
今度は初々しい緑色が目につくようになってきている。

以前ネットで買った新古品の紬は、絣の様子が気に入ったものの、
ついている裾まわしの色がどうにも気に入らなかった。地味すぎ・・・。
で、いつもお世話になっている青山ゑり華さんへ洗い張りに出すついでに、
裾まわしの色を染め替えてもらうことにした。

着物の絣糸の色を参考に、今の自分の年齢や気分にマッチする色を
あらかじめ私なりに水彩絵の具で紙の上に描いて
その紙片のいくつかを添えて、ゑり華さんへ出張に来ていた
悉皆の専門である橋村幸商店の若旦那にお伝えしてみた。
紙と絹では素材も発色もまったく違うものなのに、
若旦那はふたつみっつ私の云うことをきいて
すぐにのみ込んでくださったようだ。

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その仕上がりは私の想像以上で、
思わず「おいしそ〜な色!」と言ってしまうほどの出来だった。
これからの新緑の季節、これを着て颯爽と出かけてみたいゾ〜!

お客の勝手を聞きつつも、長年の技術と勘どころで
職人の仕事がきっちりとなされていると思う。
見ていて、とても気持ちがいい。
そういう職人さんの仕事が、私は大好きだ。

橋村幸商店
http://www.hashimurakou.com/company/
by team-osubachi2 | 2010-04-12 08:33 | 着物のこと | Comments(0)